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悪の枢軸はブッシュ政権

投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2002/02/16 14:34 投稿番号: [3023 / 28311]
ブッシュ大統領の「悪の枢軸」発言を受けて両紙の論評は大きく異なってきています。

2月13日(朝刊14版3面ほぼ全面)
「強まる米圧力   協議再開にジレンマ   金総書記還暦   体制は危機」
「正男氏   正哲氏   『3代目選び』注目   『不法入国』影響も」

相も変わらず、北朝鮮のことについてタブーのない読売は好き勝手なことが書けます。正男君来日の時もそうでしたが、北朝鮮の分析記事については読売は朝日に圧倒的な差をつけることができます。記事中米国の言い分と北朝鮮の言い分をそのまま流していますが、読売が掲載した米国の言い分と、米国の受ける形で流した読売の解説は次の通りです。

「『北朝鮮はイラン、リビア、シリアなどに弾道ミサイルとその製造施設、部品、技術の輸出を続けている。』(テネット米中央情報局長官)」
「対テロの延長として核・ミサイルなどの大量破壊兵器の放棄を迫り、さらには通常戦力の脅威削減を求める米国に、北朝鮮が猛反発しているのが、基本構図だ。」

ブッシュ大統領の悪の枢軸発言に対して明確な賛意は表していませんが、実質追認しているのが読売のスタンスです。

・朝日(2月13日朝刊13版8面大きく)
「南北朝鮮の鉄道   鉄のシルクロード   発車ベルいつ」
「北朝鮮側工事『事実上ゼロ』」
「北朝鮮に強攻策をとるブッシュ米政権の発足を気に、北朝鮮は米国との協議だけでなく南北対話求めた。作業に当たっていた軍人らがいったん引き上げたことがわかっており『北の工事は実質的にほぼゼロに近い』(韓国政府筋)というのが現状だ。」
「ブッシュ大統領の『悪の枢軸』演説などで北朝鮮は一層態度を硬化させており、南北対話に応じてくれるかどうかは、なお不透明だ。」

北朝鮮との関係打開を繰り返し主張し、アフガン空爆で間接的なブッシュ政権批判をしてきた朝日。今回もそのような気持ちがにじみ出た論調となっています。冷静なひねくれ者はつい考えてしまうでしょう。ブッシュ政権が発足まで、工事をしていたのにどうしていまだ進捗が実質ゼロなのか。ブッシュ政権がどれほど南北朝鮮鉄道に影響があったのか、ブッシュ政権ぐらいでひっくり返るほど韓国と北朝鮮の信頼関係は薄かったのか。ブッシュ政権ができなければ工事は完了していたのか。「悪の枢軸」発言がなければ、南北対話の糸口はあったのか。

この記事の結論は読者に対して「ブッシュ政権こそ悪の枢軸」という印象を植えつけることであり、そのために起こった事実の原因をブッシュ大統領に、無理は承知だが読者に気づかれないよう巧妙に、結びつけているのです。

さすがです。朝日の読者は、北朝鮮がミサイルの部品を他国に送っていることも知らず、ただブッシユ政権が北朝鮮をいじめている、「悪の枢軸はブッシュ政権だ」と知らず知らずのうちに思い始めるでしょう。

今回の記事の総評です。今回も、分析では読売の勝ち、洗脳では朝日の勝ちでした。
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