☆ 中国の脅威と日本の安全保障政策
投稿者: hannichi_to_aikoku 投稿日時: 2005/09/28 16:41 投稿番号: [20098 / 28311]
① 東南アジアの安全保障
.
東南アジアは日本の国益の上で極めて重要であり、我が国が戦後最もその発展に力を入れ
てきた地域である。この地域の安定に力を尽くすことがまた、「不安定の弧」の安定にも資
する。日本はASEANの形成と発展に力を尽くし、東南アジアに政府開発援助(ODA)を
最も多く注ぎ込み、日本の経済活動も活発であり、政治上も極めて重要なパートナーであ
る。環太平洋経済協力協議会(PECC)やアジア太平洋経済協力機構(APEC)でもASEA
Nの協力を重視して進めてきたが、このような土台の上にASEAN地域フォーラム(ARF)
が多国間の安全保障を討議する場として形成された。ASEAN諸国の卓越した外交力も
ありアジア諸国の相互の信頼醸成の役目を果たしている。この地域の安定は、しかし、イ
ンドネシアやミャンマーの状況に見られるように脆弱である。内乱や政情不安・難民流出
の危険がある。また、最近の津波の状況が示すように各国の災害対処・治安への協力も十
分ではない。
② シーレーンの安全確保
この地域の安定への貢献は、我が国のシーレーンの安定に直結する。そしてそれはさらに
西の中東へ至る道の安定にもつながる。この地域への米国の積極的な関与は、海洋の自由
な活用を確保する動きであるが、ここでも海洋に進出を図る中国の活動が活発化している
ことが注目される。我が国にとっても重要なシーレーンである西太平洋、東シナ海、南シ
ナ海、インド洋及び関連する海峡は、何れもチョークポイントであるが、海賊横行、麻薬
売買を始めとし、沿岸国の政治的・軍事的脆弱性も気になるところである。日本がこの地
域のシーレーンの安定を図ることは、日本のみならず他のアジア諸国の利益にもなる。シ
ーレーンの形成による海域の沿岸国および隣接国との関係緊密化は、「不安定の孤」の安定
に良い影響を与える。アフガンおよびイラク戦争に際しての海上自衛隊の艦隊派遣、さら
に、拡散に対する安全保障構想(PSI)は、核拡散防止という別の目的ながら海上保安の効
果がある。最近のアジアの津波を契機に自衛隊によるいわゆる「戦争以外の軍事作戦
(MOOTW)」の展開があった。東南アジアからインド洋での各国の協力の進展の結果、日本
のプレセンスは増大している。
今後も、アジア各国との海賊及び海上テロ防止のための情報交換・戦略会議の開催を強化
するとともに、自衛隊、警察、海上保安庁の役割を強化して、海上テロ、PSI 等の協同訓練
を拡大することである。日本はこれらの活動に資金、人材を出すほか、古い艦艇の売却・
貸与などの海上ルートの安定への協力が可能である(武器輸出禁止の緩和必要)。日本のイ
ニシアチブにはこの地域の軍事小国へ安心感を与えることにもなり、米国との補完関係を
形成できよう。
③ 日本と東南アジア地域の安全保障・軍事交流および保安協力の重要性
第2次大戦の後遺症は、自衛隊の度々の国際協力、練習艦隊等の実績が認められ、2003 年
12 月の日本・ASEAN東京宣言にも見られるように、完全に払拭されたと認められる。
今後は、各国軍人及び自衛官の教育交流並びに練習艦隊訪問の拡大が必要であるが、米軍
との協力が重要である。米軍はすでにアジア各国軍との情報交換、軍事研修、協同訓練な
どを行っており、その構造改善の情報もアジア諸国に流布されている。日本は米国の行う
これらの事業に参加するとともに、日本の国防の改革を進め、各国の軍事要員の交流を行
うことが必要である。また、国際テロ対策、大規模災害対策を議題とした軍事・保安要員
の国際協力・国際交流の強化も重要である。
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東南アジアは日本の国益の上で極めて重要であり、我が国が戦後最もその発展に力を入れ
てきた地域である。この地域の安定に力を尽くすことがまた、「不安定の弧」の安定にも資
する。日本はASEANの形成と発展に力を尽くし、東南アジアに政府開発援助(ODA)を
最も多く注ぎ込み、日本の経済活動も活発であり、政治上も極めて重要なパートナーであ
る。環太平洋経済協力協議会(PECC)やアジア太平洋経済協力機構(APEC)でもASEA
Nの協力を重視して進めてきたが、このような土台の上にASEAN地域フォーラム(ARF)
が多国間の安全保障を討議する場として形成された。ASEAN諸国の卓越した外交力も
ありアジア諸国の相互の信頼醸成の役目を果たしている。この地域の安定は、しかし、イ
ンドネシアやミャンマーの状況に見られるように脆弱である。内乱や政情不安・難民流出
の危険がある。また、最近の津波の状況が示すように各国の災害対処・治安への協力も十
分ではない。
② シーレーンの安全確保
この地域の安定への貢献は、我が国のシーレーンの安定に直結する。そしてそれはさらに
西の中東へ至る道の安定にもつながる。この地域への米国の積極的な関与は、海洋の自由
な活用を確保する動きであるが、ここでも海洋に進出を図る中国の活動が活発化している
ことが注目される。我が国にとっても重要なシーレーンである西太平洋、東シナ海、南シ
ナ海、インド洋及び関連する海峡は、何れもチョークポイントであるが、海賊横行、麻薬
売買を始めとし、沿岸国の政治的・軍事的脆弱性も気になるところである。日本がこの地
域のシーレーンの安定を図ることは、日本のみならず他のアジア諸国の利益にもなる。シ
ーレーンの形成による海域の沿岸国および隣接国との関係緊密化は、「不安定の孤」の安定
に良い影響を与える。アフガンおよびイラク戦争に際しての海上自衛隊の艦隊派遣、さら
に、拡散に対する安全保障構想(PSI)は、核拡散防止という別の目的ながら海上保安の効
果がある。最近のアジアの津波を契機に自衛隊によるいわゆる「戦争以外の軍事作戦
(MOOTW)」の展開があった。東南アジアからインド洋での各国の協力の進展の結果、日本
のプレセンスは増大している。
今後も、アジア各国との海賊及び海上テロ防止のための情報交換・戦略会議の開催を強化
するとともに、自衛隊、警察、海上保安庁の役割を強化して、海上テロ、PSI 等の協同訓練
を拡大することである。日本はこれらの活動に資金、人材を出すほか、古い艦艇の売却・
貸与などの海上ルートの安定への協力が可能である(武器輸出禁止の緩和必要)。日本のイ
ニシアチブにはこの地域の軍事小国へ安心感を与えることにもなり、米国との補完関係を
形成できよう。
③ 日本と東南アジア地域の安全保障・軍事交流および保安協力の重要性
第2次大戦の後遺症は、自衛隊の度々の国際協力、練習艦隊等の実績が認められ、2003 年
12 月の日本・ASEAN東京宣言にも見られるように、完全に払拭されたと認められる。
今後は、各国軍人及び自衛官の教育交流並びに練習艦隊訪問の拡大が必要であるが、米軍
との協力が重要である。米軍はすでにアジア各国軍との情報交換、軍事研修、協同訓練な
どを行っており、その構造改善の情報もアジア諸国に流布されている。日本は米国の行う
これらの事業に参加するとともに、日本の国防の改革を進め、各国の軍事要員の交流を行
うことが必要である。また、国際テロ対策、大規模災害対策を議題とした軍事・保安要員
の国際協力・国際交流の強化も重要である。
これは メッセージ 20092 (hannichi_to_aikoku さん)への返信です.