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精神医療と法(私の視点6/30)

投稿者: Makakuu 投稿日時: 2001/07/02 12:29 投稿番号: [1217 / 28311]
社の見解を避け、両論併記で逃げたな。

最後に「編集部から」で「被害者感情と精神障害者の人権。相反する課題に、触法精神障害者の処遇をめぐる議論は長いこと立ち往生してきた。それが、また走り出す。政治主導もいいが、冷静さを欠いた性急な議論は、針路を見失う。(辰)」

↑「被害者感情」と「精神障害者の人権」は相反するものだろうか。私はそうは思わない。むしろ、「一般精神障害者」と「触法精神障害者」をいっしょくたに放置していたこれまでの制度の方が、おかしくはないか?。「一般精神障害者」の犯罪率は「一般健常者」よりも少ない。一方、「触法精神障害者」の犯罪率は高い。まず、この両者を同じ精神病院に入院させることの「危険」をどう考える?現に殺人まで院内で起きているんだぞ。また、その分け方をはっきりしない限り「精神障害者はすべて危険」というイメージは拭えないと思うが。今や「精神障害者」の方から「裁判を受ける権利」を主張する時代になっている。

また、ここに出ている「私の主張」で、「保安処分(治療処分)」の是非について、二つに分けられる。

1)保安処分賛成

犯罪被害者の会
日本精神病院協会
慶応大学教授(医事刑法)

2)保安処分反対

全国精神障害者家族会連合会
日弁連精神医療問題小委員会
(ここに日本精神神経学会が加わるということか。)

この中で日弁連の伊賀氏は「そもそも事件を起こした精神障害者と、一般精神障害者」との治療法が異なるという根拠はない。つまり保安処分施設と一般精神病院との違いは、警備の厳重な閉鎖病棟に閉じこめておくことだけになる。」

↑これは当たり前なことではないのか?健常犯罪者だって「警備の厳重な閉鎖施設」つまり「刑務所」に入っている。要はその施設の中で「犯罪と起こさないような治療を、人権に配慮して、行う」ことが重要だと思うのだが。

この各々の視点の中で一番胸を打った意見は犯罪被害者の会代表幹事であり、弁護士の岡村勲氏の次ぎの言葉だ。

「触法精神障害者の処遇についての議論は、国家による精神障害者の人権侵害をいかに防止するか、それ一本で長い間続いてきた。泣いている被害者には目もくれなかった。」

↑「保安処分」を導入していない先進国は日本だけと言っていい。宅間は「自分は精神障害者だから無罪になる」と知人に言ったという。これまで日本は「人権」という「あらゆる権力を沈黙させる権利」を行使しすぎていなかったか。「人権」を振りかざせば全てが許される特権を作っていなかったか。あの事件が江戸時代だったら、次ぎの日には「さらし首」だろう。乱暴な言い方をすれば「さらし首」にした方がこの後続けて起こった類似犯罪はなかったとも思う。被害者の家族からすれば、江戸時代の方が「至極当然の処置」のようにも思える。

「人が人を殺してはいけない、殺せば当然、罰を受ける。」これは常識だ。人権屋が声高に叫ぶ「人権」の「頂点」も「他者から殺されない権利」だと思うが。刑法39条も、この際見直すべきだと私は思う。
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