「国語」=共通語ではありません。
投稿者: usa_shiro 投稿日時: 2004/08/18 08:19 投稿番号: [1467 / 5305]
>共通語:一国のどこででも、互いの思想や感情を伝え合うことのできる言語。
「国語」(中国語)は、台湾のどこでも通じるわけではありません。「全くできない」人も一定割合いますし、「勉強はしたが、あまり得意ではない」人もかなりいます。
一般に、60代後半以上の台湾人は、国語教育を受けていないので、中国語はほとんどできません。彼らの世代間の「共通語」は台湾語と日本語です。(公園などでのお年寄りの会話を聞いていると、ごく自然に台湾語と日本語がミックスされていて、とても興味深いです)
また、先住民族はマレー・ポリネシア系で、彼らは中国語の音韻が苦手で、日本語のほうが学習しやすいので、戦後生まれの人を含めて、彼らのコミュニティの共通語として今なお日本語が使用されているところもあります。
>標準語は全国に共通して用いられるとともに人為的に整備された規範性の強いものであり、共通語は自然に存在して全国に用いられるものとして区別する考え方による
この定義で言えば、「国語」は台湾には全く自然に存在しないもの(母語として使用する人は本来皆無)であり、全く人為的に整備されたものなので、この定義だとむしろ「標準語」に近いと思います。
この辞書の定義では、日本語の標準語化のプロセスや、近年のマレー語やタガログ語の標準語化のプロセスを参考にしていると思われますが(ちなみに私、大学の専攻は言語学です)、この定義にあてはめると、「台湾において中国語は『国語』とされ、教育、法令などの公用語として標準語化の努力がなされた」という程度で、標準語として完成したものではないと思います。実際、音韻、語彙など標準化された「国語」を使用しているのは、アナウンサーですらほとんどいないのが現状で、かなり簡易化された「台湾国語」を使用しているのが現状です。
これは メッセージ 1465 (summer_1126jp さん)への返信です.
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