Re: 「母国は日本祖国は台湾:柯徳三著」
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/10/04 20:46 投稿番号: [621 / 735]
同級生との苦い再会
台北一中の同級生で、高等商業に進学した内地人がいました。
向こうは高等商業を三年で卒業して、予備幹部で台北の山砲隊の少尉、
小隊長になっていました。
私が大学二年の時、その同級生と偶然再会したのです。
私は、連合演習(学生と軍隊の合同練習)という野外演習をしていました。
大学生も鉄砲を担いで連合演習をさせられたのです。
見ると、その同窓生が、現役の少尉として立派に一小隊の山砲を
引き連れて一緒に演習に来ているではありませんか。
行軍している途中で、懐かしく、思わず「おいおい、○○君」と声をかけました。
向こうはバリバリの軍服を着た勇ましい軍人です。
ああ、いいなあと思って見ていたのです。
すると、彼はつかつかと寄って来て、ピシャッと私のほっぺたを
一つ殴ったのです。何のために殴ったのか、分かりませんでした。
後で考えてみると、自分は戦場でいつ死ぬか分からないけれど、
お前は台湾人だから兵隊にもならなくていい(台湾人に対しては、
終戦間際まで徴兵制度がありませんでした)、
のうのうと医学部で勉強していることが癪に障ったのでしょう。
そう解釈する以外、自分を慰める術がありませんでした。
哀しい思い出です。
その人は、まだ存命です。台北一中の同窓会で何回も台湾に
招待していますが、まだ一回も見えていません。
恐らく当時の思い出が苦く残っているのではないでしょうか。
そういう時代だったとしか言いようがありません。
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★軍隊というところは、上下関係のきびしいところです。
いくら元同級生でも親友でも、公でしかも部下の面前で、
「○○君」はないと思います。
演習が終って、個人対個人のときであれば、またべつの対応があったのでは
ないでしょうか。
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これは メッセージ 620 (ajisai110701 さん)への返信です.
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