二人の「後継者」の共通点と相違点
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2010/10/21 10:20 投稿番号: [639 / 1181]
中国と北
二人の「後継者」の共通点と相違点
2010.10.20 00:59
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家副主席は18日閉幕した中国共産党中央総会で中国人民解放軍ナンバー2の中央軍事委員会副主席に選ばれ、2年後の党大会で胡錦濤総書記(国家主席)から最高指導者の地位を譲り受けることを事実上固めた。約1カ月前には、北朝鮮でも金正日総書記の三男の金正恩氏が中央軍事委員会副委員長に選ばれ、金総書記の後継者となることが確定した。近い将来、日本近隣にある2つの社会主義国家のかじ取りを任される2人を比較すると、いくつかの共通点が浮かび上がってきた。
2人の最大の共通点は、国民の意向と全く関係なく、現在の最高指導部の都合によって選ばれたことだ。その決定過程は国民が知らない密室の中で行われた。また、最高指導者になる前のステップとして、軍の指導部に入ったことも一緒で、「政権は軍権から生まれる」という一党独裁国家の権力のあり方を世界中に改めて見せつけた。
2人の今日の地位が、党の指導者の父親から発していることも共通している。習氏は大学卒業後、県、市、省の地方指導者を歴任、父親の友人や元部下の助けを受けて順調に出世してきた。中央入りしてポスト胡錦濤にまで上りつめたのも、父親の習仲勲氏の世話になった江沢民前国家主席ら党長老の強い押しがあったことが一因と指摘される。が、自身で数々の権力闘争をくぐりぬけてきたのも事実だ。
それゆえ、軍の下級将校の年齢に達したばかりの息子を、いきなり軍最高指揮官の一人の大将に任命した北朝鮮の「七光」の露骨さとは比べものにならない。
また、金正恩氏は、中国の代表団と会見したときほとんどしゃべらなかったと伝えられているが、習氏も公式の場で自分の意見を言うことは少ない。2人の人柄、性格、政策や主張は謎につつまれていることも共通している。
一党独裁の国家では、欧米や日本のように選挙を通じて個人の魅力や政策を国民に訴える必要はない。現在の最高権力者に気に入られ、政敵に揚げ足を取られないことが何より大事なので、後継者でいる間はなるべく自身を表現しないよう自制しているのだ。
一方、2人には大きな相違点もある。3代世襲となる北朝鮮と比べて、集団指導体制の中国の方が政権運営の方法は制度化されており、透明性は高い。少年時には父親の失脚で農村部で貧困生活を送った経験も持つ習氏は、苦労知らずの金氏よりはずっと安定感がありそうだ。
特アは皆同じ。
2010.10.20 00:59
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家副主席は18日閉幕した中国共産党中央総会で中国人民解放軍ナンバー2の中央軍事委員会副主席に選ばれ、2年後の党大会で胡錦濤総書記(国家主席)から最高指導者の地位を譲り受けることを事実上固めた。約1カ月前には、北朝鮮でも金正日総書記の三男の金正恩氏が中央軍事委員会副委員長に選ばれ、金総書記の後継者となることが確定した。近い将来、日本近隣にある2つの社会主義国家のかじ取りを任される2人を比較すると、いくつかの共通点が浮かび上がってきた。
2人の最大の共通点は、国民の意向と全く関係なく、現在の最高指導部の都合によって選ばれたことだ。その決定過程は国民が知らない密室の中で行われた。また、最高指導者になる前のステップとして、軍の指導部に入ったことも一緒で、「政権は軍権から生まれる」という一党独裁国家の権力のあり方を世界中に改めて見せつけた。
2人の今日の地位が、党の指導者の父親から発していることも共通している。習氏は大学卒業後、県、市、省の地方指導者を歴任、父親の友人や元部下の助けを受けて順調に出世してきた。中央入りしてポスト胡錦濤にまで上りつめたのも、父親の習仲勲氏の世話になった江沢民前国家主席ら党長老の強い押しがあったことが一因と指摘される。が、自身で数々の権力闘争をくぐりぬけてきたのも事実だ。
それゆえ、軍の下級将校の年齢に達したばかりの息子を、いきなり軍最高指揮官の一人の大将に任命した北朝鮮の「七光」の露骨さとは比べものにならない。
また、金正恩氏は、中国の代表団と会見したときほとんどしゃべらなかったと伝えられているが、習氏も公式の場で自分の意見を言うことは少ない。2人の人柄、性格、政策や主張は謎につつまれていることも共通している。
一党独裁の国家では、欧米や日本のように選挙を通じて個人の魅力や政策を国民に訴える必要はない。現在の最高権力者に気に入られ、政敵に揚げ足を取られないことが何より大事なので、後継者でいる間はなるべく自身を表現しないよう自制しているのだ。
一方、2人には大きな相違点もある。3代世襲となる北朝鮮と比べて、集団指導体制の中国の方が政権運営の方法は制度化されており、透明性は高い。少年時には父親の失脚で農村部で貧困生活を送った経験も持つ習氏は、苦労知らずの金氏よりはずっと安定感がありそうだ。
特アは皆同じ。
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