Re: 韓紙って?
投稿者: monjujz 投稿日時: 2008/09/03 11:59 投稿番号: [1234 / 1329]
韓紙について京城日報に詳しい記事がありましたのでご紹介します。
京城日報 1915.4.30-1915.5.1(大正4)
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朝鮮の製紙業 (一・二)
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http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00210841&TYPE=HTML_FILE&POS=1&TOP_METAID=00210841
>朝鮮紙製造業
鮮内各地楮の産出少からざるに依り楮皮を原料とする朝鮮紙の生産は頗る多額にして年額六十万円に達す、
然れども其製造方法は極めて幼稚単純にして何れも手漉法に依り晴天の日河岸に於て抄製したるものを河原又は温突内にて乾燥し、張板を用ゆることなく古来簡単なる設備と粗笨なる器具を以て単に手漉紙を製するの状況なりしなり、
然るに朝鮮紙は楮皮を原料とするが故に紙質の強靭なるは本紙固有の長所にして他に比類を見ず、
されば内地に於ても近時原料の楮皮潤沢ならざるより傘紙、提灯、油団等の製造材料として之れに嘱目するもの漸く多く
又支那に在りては古来高麗紙と称えて珍重し現時は窓張、衣服の中入用等に使用せられ年々十万円内外の輸出あり、
其販路は今や満洲及び露領西比利亜の一部に拡張さるるに至れり、最近三箇年間の輸移出高左の如し
[図表あり 省略]
二) 朝鮮紙の将来と製紙事業の概観
朝鮮紙は全土概ね生産せざるは無く就中慶尚南北道及全羅北道を其主産地とす、
之れ等各道中年額一万円以上に達する諸郡は慶尚南道にては咸陽、居昌、山清、陜川、河東、宜寧、慶尚北道にては慶州、盈徳、金泉、全羅北道にては鎮安、茂朱、任実、高敞の諸郡なり、
而して朝鮮紙は同一原料を使用するに拘らず産地を異にするに従い紙質、大小、厚簿等区々一定せざると共に其名称の多種多様なる殆んど枚挙に遑あらざるも之れ等の名称は畢竟無意味の類別に過ぎざるものの如し、
然れども大別して白紙 壮紙 角紙の三種となすを得可し、
白紙は質薄く白色紙の総称にして見様紙、油彩紙等之れに属し
壮紙は白紙に比し稍厚く大壮紙苔紙、壮紙を普通と為し
角紙は質最も厚く強靭にして小別紙、籠扇紙等の別あり、
今京城に於ける朝鮮紙に付き主なるもの二三を挙ぐれば
(一) 窓戸紙は見様又は三貼紙とも称して大小種々あり、巾一尺四寸より一尺八九寸、長さ四五寸より三尺八寸に至るものあり、
一枚の重量凡そ五匁内外にして主として窓戸、障子張用に供せらる
(二) 油彩紙は窓戸紙に比し稍厚く大形なるを普通とし一枚の重量十二匁以上二十匁内外にして油衿即ち鮮人の雨合羽を製するに用いたるより此名称あり、
然れども今日にては多く支那向として製産せられ内地用に供せらるるもの漸次減少の傾向あり、
支那にては専ら之れを窓張に使用し又柞蚕繭を附著せしめて発蛾、産卵の便に供し或は衣服に対する綿の代用として珍重するものの□
(三) 苔壮紙は海苔を灑ぎ入れたる為め一種の紋様あり紙質強靭にして古来手形紙等に供せられたるも現今にては白色なる大壮紙を使用するに至れり
(四) 籠扇紙は幅一二尺長さ四尺のものを普通とし一枚の重量十六七匁あり一に扇子、団扇の製造用に供せらる、
以下略
京城日報 1915.4.30-1915.5.1(大正4)
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朝鮮の製紙業 (一・二)
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http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00210841&TYPE=HTML_FILE&POS=1&TOP_METAID=00210841
>朝鮮紙製造業
鮮内各地楮の産出少からざるに依り楮皮を原料とする朝鮮紙の生産は頗る多額にして年額六十万円に達す、
然れども其製造方法は極めて幼稚単純にして何れも手漉法に依り晴天の日河岸に於て抄製したるものを河原又は温突内にて乾燥し、張板を用ゆることなく古来簡単なる設備と粗笨なる器具を以て単に手漉紙を製するの状況なりしなり、
然るに朝鮮紙は楮皮を原料とするが故に紙質の強靭なるは本紙固有の長所にして他に比類を見ず、
されば内地に於ても近時原料の楮皮潤沢ならざるより傘紙、提灯、油団等の製造材料として之れに嘱目するもの漸く多く
又支那に在りては古来高麗紙と称えて珍重し現時は窓張、衣服の中入用等に使用せられ年々十万円内外の輸出あり、
其販路は今や満洲及び露領西比利亜の一部に拡張さるるに至れり、最近三箇年間の輸移出高左の如し
[図表あり 省略]
二) 朝鮮紙の将来と製紙事業の概観
朝鮮紙は全土概ね生産せざるは無く就中慶尚南北道及全羅北道を其主産地とす、
之れ等各道中年額一万円以上に達する諸郡は慶尚南道にては咸陽、居昌、山清、陜川、河東、宜寧、慶尚北道にては慶州、盈徳、金泉、全羅北道にては鎮安、茂朱、任実、高敞の諸郡なり、
而して朝鮮紙は同一原料を使用するに拘らず産地を異にするに従い紙質、大小、厚簿等区々一定せざると共に其名称の多種多様なる殆んど枚挙に遑あらざるも之れ等の名称は畢竟無意味の類別に過ぎざるものの如し、
然れども大別して白紙 壮紙 角紙の三種となすを得可し、
白紙は質薄く白色紙の総称にして見様紙、油彩紙等之れに属し
壮紙は白紙に比し稍厚く大壮紙苔紙、壮紙を普通と為し
角紙は質最も厚く強靭にして小別紙、籠扇紙等の別あり、
今京城に於ける朝鮮紙に付き主なるもの二三を挙ぐれば
(一) 窓戸紙は見様又は三貼紙とも称して大小種々あり、巾一尺四寸より一尺八九寸、長さ四五寸より三尺八寸に至るものあり、
一枚の重量凡そ五匁内外にして主として窓戸、障子張用に供せらる
(二) 油彩紙は窓戸紙に比し稍厚く大形なるを普通とし一枚の重量十二匁以上二十匁内外にして油衿即ち鮮人の雨合羽を製するに用いたるより此名称あり、
然れども今日にては多く支那向として製産せられ内地用に供せらるるもの漸次減少の傾向あり、
支那にては専ら之れを窓張に使用し又柞蚕繭を附著せしめて発蛾、産卵の便に供し或は衣服に対する綿の代用として珍重するものの□
(三) 苔壮紙は海苔を灑ぎ入れたる為め一種の紋様あり紙質強靭にして古来手形紙等に供せられたるも現今にては白色なる大壮紙を使用するに至れり
(四) 籠扇紙は幅一二尺長さ四尺のものを普通とし一枚の重量十六七匁あり一に扇子、団扇の製造用に供せらる、
以下略
これは メッセージ 1233 (aki_kaze_u_ru_ru さん)への返信です.
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