シンドローム
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2010/04/17 10:33 投稿番号: [2124 / 2701]
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘
独島シンドローム拡散
2010.4.17 07:41
韓国で先ごろ不思議な訴訟があった。日本の読売新聞の記事をめぐって韓国の市民グループが訂正報道と名誉棄損による損害賠償請求の民事訴訟を起こし、結局は「却下」となった。
記事というのは一昨年7月、北海道での「洞爺湖サミット」の際、当時の福田康夫首相と李明博大統領が会談したときの話。日本の中学社会科の新しい学習指導要領解説書で、竹島(韓国名・独島)のことを書かざるを得ないと述べた福田首相に対し、李大統領が「今は困る。待ってほしい」と言ったというのだ。
これに対し反政府派は、「待ってほしい」とは「OK」のことだとし、李大統領は日本に譲歩、屈服したと騒ぎ出した。
双方の政府は「そういう話はなかった」と公式に否定。外交的には問題にはならなかったが、反政府派は「市民訴訟団」(約1900人)を結成し、からめ手で読売新聞相手に訴訟を起こした。
読売がことさら訂正記事を出さなかったからだが、それにしても日本で「待ってほしい」は決して「OK」という意味ではない。むしろ「ちょっと待って」とか「待て、待て」というのは「ダメ」に近い。
したがって、言った言わなかったは別にし、「待ってほしい」を「OK」と解釈し、政権批判に利用しようというのはもともと無理な話だったのだ。
しかし問題は、「独島」問題が今なお政権揺さぶりの有力な材料になっているということだ。だから政府は「独島」で攻められると防戦に懸命になり、自らの反日・愛国ぶりを強調せざるを得なくなる。
今回の訴訟事件でも李政権は「日本語の“待って”は“NO”と同じ」と泰然としておればいいのに大いに気にした。こういうのを「独島シンドローム(症候群)」というのだろう。
3月末、日本で竹島を日本の領土に入れた小学校教科書の検定本が新たに出たときも大騒ぎとなった。
マスコミは「歴史歪曲(わいきょく)を小学生に洗脳教育」「日本の“友愛”は洗脳教育か」などと興奮し、大統領は「(島への)支配強化策を検討」といい、首相は「日本は小学生にウソを教えている」と公言し「独島訪問も検討」という。政府機関の「東北アジア歴史財団」は“緊急学術会議”を開き日本を非難した。
従来通り日本の領有権を主張した「外交青書」にも非難の合唱が上がった。
興味深いのは、「独島」で野党・反政府勢力に足をすくわれたくない与党がかえって強硬ぶりを誇示していることだ。与党のハンナラ党は日本への“報復”として「対馬は韓国の領土」と学校で教えようとか、島に飛行場も建設すべきだなどと意気盛んだ。
最も新しいところでは、幹事長時代に訪韓した鳩山由紀夫首相に「独島は韓国領」と説明したという、韓国に帰化している保坂祐二・世宗大教授の寄稿文がある(15日付、中央日報)。彼の話に1時間半も耳を傾けた鳩山首相は「独島は歴史的には韓国領と考えているようだった」という。
保坂教授は近年、韓国における「独島」をめぐる反日・愛国キャンペーンでは最も重宝がられている。
韓国は今や経済、スポーツ、文化をはじめ国勢隆々だ。日本では「韓国に学べ」の声さえ聞かれる。日本と領有権を争っているあの島も“実力支配”して以来、すでに半世紀以上になる。日本としては実態はお手上げに近い。
だから韓国はもはや日本に被害者意識やコンプレックス、警戒心など感じなくてもいいはずなのに、「独島」では反日熱気はむしろ強くなっている。
韓国人にとって「独島」という領土問題は民族的元気付け、つまりナショナリズムの象徴というわけだが、韓国の最近の「元気」ぶりは当然これとつながりがある。とすると日本にとってはこうした韓国人の愛国主義も「韓国に学べ」の対象になるというわけか。
保坂かあ・・・・
2010.4.17 07:41
韓国で先ごろ不思議な訴訟があった。日本の読売新聞の記事をめぐって韓国の市民グループが訂正報道と名誉棄損による損害賠償請求の民事訴訟を起こし、結局は「却下」となった。
記事というのは一昨年7月、北海道での「洞爺湖サミット」の際、当時の福田康夫首相と李明博大統領が会談したときの話。日本の中学社会科の新しい学習指導要領解説書で、竹島(韓国名・独島)のことを書かざるを得ないと述べた福田首相に対し、李大統領が「今は困る。待ってほしい」と言ったというのだ。
これに対し反政府派は、「待ってほしい」とは「OK」のことだとし、李大統領は日本に譲歩、屈服したと騒ぎ出した。
双方の政府は「そういう話はなかった」と公式に否定。外交的には問題にはならなかったが、反政府派は「市民訴訟団」(約1900人)を結成し、からめ手で読売新聞相手に訴訟を起こした。
読売がことさら訂正記事を出さなかったからだが、それにしても日本で「待ってほしい」は決して「OK」という意味ではない。むしろ「ちょっと待って」とか「待て、待て」というのは「ダメ」に近い。
したがって、言った言わなかったは別にし、「待ってほしい」を「OK」と解釈し、政権批判に利用しようというのはもともと無理な話だったのだ。
しかし問題は、「独島」問題が今なお政権揺さぶりの有力な材料になっているということだ。だから政府は「独島」で攻められると防戦に懸命になり、自らの反日・愛国ぶりを強調せざるを得なくなる。
今回の訴訟事件でも李政権は「日本語の“待って”は“NO”と同じ」と泰然としておればいいのに大いに気にした。こういうのを「独島シンドローム(症候群)」というのだろう。
3月末、日本で竹島を日本の領土に入れた小学校教科書の検定本が新たに出たときも大騒ぎとなった。
マスコミは「歴史歪曲(わいきょく)を小学生に洗脳教育」「日本の“友愛”は洗脳教育か」などと興奮し、大統領は「(島への)支配強化策を検討」といい、首相は「日本は小学生にウソを教えている」と公言し「独島訪問も検討」という。政府機関の「東北アジア歴史財団」は“緊急学術会議”を開き日本を非難した。
従来通り日本の領有権を主張した「外交青書」にも非難の合唱が上がった。
興味深いのは、「独島」で野党・反政府勢力に足をすくわれたくない与党がかえって強硬ぶりを誇示していることだ。与党のハンナラ党は日本への“報復”として「対馬は韓国の領土」と学校で教えようとか、島に飛行場も建設すべきだなどと意気盛んだ。
最も新しいところでは、幹事長時代に訪韓した鳩山由紀夫首相に「独島は韓国領」と説明したという、韓国に帰化している保坂祐二・世宗大教授の寄稿文がある(15日付、中央日報)。彼の話に1時間半も耳を傾けた鳩山首相は「独島は歴史的には韓国領と考えているようだった」という。
保坂教授は近年、韓国における「独島」をめぐる反日・愛国キャンペーンでは最も重宝がられている。
韓国は今や経済、スポーツ、文化をはじめ国勢隆々だ。日本では「韓国に学べ」の声さえ聞かれる。日本と領有権を争っているあの島も“実力支配”して以来、すでに半世紀以上になる。日本としては実態はお手上げに近い。
だから韓国はもはや日本に被害者意識やコンプレックス、警戒心など感じなくてもいいはずなのに、「独島」では反日熱気はむしろ強くなっている。
韓国人にとって「独島」という領土問題は民族的元気付け、つまりナショナリズムの象徴というわけだが、韓国の最近の「元気」ぶりは当然これとつながりがある。とすると日本にとってはこうした韓国人の愛国主義も「韓国に学べ」の対象になるというわけか。
保坂かあ・・・・
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