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強盛大国へ焦り

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/04/06 14:47 投稿番号: [1734 / 2701]
【北ミサイル発射】強盛大国へ焦り   ポスト金正日への布石
2009.4.5 21:03

  【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮は1998年8月末、初めて弾道ミサイル「テポドン」を発射した後、最高人民会議(国会)で憲法改正を発表した。これまでの「国家主席」を廃止し最高ポストとして「国防委員会委員長」を新設し「金正日国防委員長」が誕生した。これにより金正日軍事独裁体制が強化され、軍事優先に拍車がかかった。
  あの時のミサイルも「人工衛星だった」と主張したが、外部世界では「軍による金正日国防委員長誕生への祝砲であり忠誠のプレゼント」と解釈された。
  98年の最高人民会議は新しく選ばれた第10期の最初の大会だった。9日開催予定の最高人民委員会も新しくなった第12期第1回大会だ。新たな「ミサイル発射成功」という軍事的成果は今回、何を“祝賀”しようとしているのだろうか。
  北朝鮮はこのところ「2012年に上げる強盛大国勝利の祝砲」「目標は強盛大国−時間は4年」(3月30日付労働新聞)と、「2012年」をしきりと強調している。
  この年は故金日成誕生100周年であり、金正日総書記が満70歳になる年だ。「強盛大国」とは「先軍思想」で明らかなように「軍事強国」である。
  金総書記は肉体的に老いと衰えが目立つ。後継問題も当然、視野に入っている。4年の間に“次の時代”を準備しなければならない。残された時間は長くない。あせりもある。
  前回のミサイル発射から約10年の間に、国際社会をあざむき「核保有」を実現させた。「人工衛星」といっているが、あれは核弾頭の代わりである。
  金正日総書記は核兵器を小型化し米国に届く「核ミサイル」を急いでいる。人工衛星では見向きもされない。核ミサイルを持った軍事強国−強盛大国になってこそ米国と対等に交渉ができる。米国を引き込めば日韓はついてくると信じている。国民の暮らしなどその後のことだ。
  金総書記は先ごろ平壌製糸工場を視察し「良質の絹糸の大量生産、供給」を督励し、次のように語ったという。
  「わが人民が白米のご飯と肉のスープを食べ、絹の服を着、瓦屋根の家に住むようにさせようとあれほど心を砕いた父の生涯の願いを1日も早く解決しよう」(1月16日付労働新聞)
  国民の衣食住も解決できないのに、なぜ「核ミサイル開発」なのか。
  毛沢東時代の中国もそうだった。米国に対抗するため「貧者の核ミサイル」を開発した。貧しくても、国力を集中投資すればそれは可能なのだ。中国から「やめろ」といわれても、「おたくもそうだったじゃないか」と反論されれば中国に返す言葉はないだろう。
  ミサイルも核兵器も人工衛星も「他国がやっているのになぜ悪い」と居直られれば、国際社会はどうしようもない。金総書記の高笑いが聞こえそうだ。
  北朝鮮の軍事独裁体制は国際社会に対し聞く耳を持たない体制だ。それが変わるには体制変化しかない。これまでの無数の交渉や見返り支援では体制は変わらず、核開発もミサイル発射も防げなかった。
  今回の“ミサイル事件”は、中国を含む国際社会に対北朝鮮政策の根本的見直しを迫るものだ。北朝鮮に体制変化をどのようにもたらすのか。これまで一度もやれなかった「徹底した孤立化と圧力」をあらためて考えさせてくれる。

特アなんて、こんなモン。
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