大学生のウリナラ観だそうで
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2010/04/19 08:08 投稿番号: [258 / 1030]
記事入力 : 2010/04/18 12:00:26
韓国人大学生の「韓国観」とは
独裁政権や財閥経済など「戦争のような論争」
柳錫春教授の現代史講義受講生のレポートが本に
韓国国内が牛海綿状脳症(BSE)をめぐるろうそくデモがで過熱していた2008年秋、延世大学の講義室では、教授と学生たちの間で熱い論争が繰り広げられていた。柳錫春(リュ・ソクチュン)社会学科教授の「発展社会学」を受講した学生43人は、一学期の間、韓国現代史と正面から向き合った。
講義の時間は、まさに「戦争」だった。学生たちは10人ずつ4組に分かれ、毎週日曜の夜から月曜の明け方まで、「サイバー討論」を行い、これを整理して火曜と水曜に講義室で発表し、討論を進めた。学生たちは、組別に毎週200本の論文を発表し、論争を展開した。リュ教授は学生たちが書いた論文をすべて読み、講義室では学生たちと向き合った。講義に用いられた主なテキストは、故・金一栄(キム・イルヨン)成均館大教授の『建国と富国』、キム・ヒョンア・オーストラリア国立大教授の『朴正煕の両刃の選択』、シン・ジャンソプ、張夏準(チャン・ハジュン)教授の『株式会社韓国の構造調整』など。
最初は、体制が違う北朝鮮と韓国をどのように比較するのか、と尋ねる学生もいた。すると、別の学生が「同じように植民地の経験を持つ韓国と北朝鮮がなぜ違う道を歩むようになったのか、比較することは意味がある」と反論した。リュ教授は、「自分の意見を発表するときは、“事実(fact)”に立脚し根拠を示すように」と指導した。
最近出版された『大学生、大韓民国を見直す』(ブックマーク)は、このようにして16週間にわたり繰り広げられた論争の結果をまとめた15人の学期末レポートを収集したもの。専門の研究者らによる理路整然とした論文ではないが、今日の大韓民国を生きる20代の大学生の「大韓民国観」を示した、忠実な報告書だ。
学生たちは、普段思っている自分の意見や、授業を通じて感じた感想などを書き記した。カン・ウィチョルさん(経営学科)は、「わたしは自分を左派だと思っていたが、これまで左派の理論だと思っていたことが、北朝鮮で主張されている内容だという事実に驚いた。インターネットにあふれる情報を信頼していたが、真実から目を背けた誤読と無視が、これまで自分が抱いていた歴史観の基盤になっていたという事実に、挫折するしかなかった」と記した。
大韓民国の土台を築いた李承晩(イ・スンマン)元大統領と、産業化を成し遂げた朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領に対する評価も、この授業を通じて大きく見直された。ハン・ヨンイクさん(国文学科)は「李承晩元大統領は、わたしたちが今生きている資本主義の秩序を最初に選んだという点で、韓国現代史に決定的な影響を及ぼした」と主張した。またパク・インヨンさん(国文学科)は、「維新体制(1972年10月、当時の朴正煕大統領が非常戒厳令を宣布して以降の体制を指す。後に憲法を改正し、軍事独裁体制を敷いた)の下で重化学工業と造船投資が成功したことにより、韓国は数十年間におよぶ経済成長を支える足掛かりを築くことができた」と記した。
財閥の功罪について、バランスの取れた視点を持つことが大切だという意見も提起された。キム・グンホンさん(社会学科)は、「財閥に対する国家の特恵は明らかに存在していたが、これは、特恵自体のためではなく、さらなる発展のためであって、財閥は国家の特恵を得るため、終わりなき競争に苦しむばかりだった」と記した。一方アン・スルギさん(教育学科)は、「社会の不平等の度合いを示すジニ係数を見ると、1960年代から90年代までは深刻ではなかった。社会の不平等はむしろ金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権下で深刻化した」と主張した。
柳錫春教授は、「大韓民国史を客観的に検証する講義を試みたが、学生たちが自分の意見を真剣かつ挑戦的に発表してくれて大いに成功した」という自己評価を下した。
李漢洙(イ・ハンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
下手の考え休むに似たり
韓国人大学生の「韓国観」とは
独裁政権や財閥経済など「戦争のような論争」
柳錫春教授の現代史講義受講生のレポートが本に
韓国国内が牛海綿状脳症(BSE)をめぐるろうそくデモがで過熱していた2008年秋、延世大学の講義室では、教授と学生たちの間で熱い論争が繰り広げられていた。柳錫春(リュ・ソクチュン)社会学科教授の「発展社会学」を受講した学生43人は、一学期の間、韓国現代史と正面から向き合った。
講義の時間は、まさに「戦争」だった。学生たちは10人ずつ4組に分かれ、毎週日曜の夜から月曜の明け方まで、「サイバー討論」を行い、これを整理して火曜と水曜に講義室で発表し、討論を進めた。学生たちは、組別に毎週200本の論文を発表し、論争を展開した。リュ教授は学生たちが書いた論文をすべて読み、講義室では学生たちと向き合った。講義に用いられた主なテキストは、故・金一栄(キム・イルヨン)成均館大教授の『建国と富国』、キム・ヒョンア・オーストラリア国立大教授の『朴正煕の両刃の選択』、シン・ジャンソプ、張夏準(チャン・ハジュン)教授の『株式会社韓国の構造調整』など。
最初は、体制が違う北朝鮮と韓国をどのように比較するのか、と尋ねる学生もいた。すると、別の学生が「同じように植民地の経験を持つ韓国と北朝鮮がなぜ違う道を歩むようになったのか、比較することは意味がある」と反論した。リュ教授は、「自分の意見を発表するときは、“事実(fact)”に立脚し根拠を示すように」と指導した。
最近出版された『大学生、大韓民国を見直す』(ブックマーク)は、このようにして16週間にわたり繰り広げられた論争の結果をまとめた15人の学期末レポートを収集したもの。専門の研究者らによる理路整然とした論文ではないが、今日の大韓民国を生きる20代の大学生の「大韓民国観」を示した、忠実な報告書だ。
学生たちは、普段思っている自分の意見や、授業を通じて感じた感想などを書き記した。カン・ウィチョルさん(経営学科)は、「わたしは自分を左派だと思っていたが、これまで左派の理論だと思っていたことが、北朝鮮で主張されている内容だという事実に驚いた。インターネットにあふれる情報を信頼していたが、真実から目を背けた誤読と無視が、これまで自分が抱いていた歴史観の基盤になっていたという事実に、挫折するしかなかった」と記した。
大韓民国の土台を築いた李承晩(イ・スンマン)元大統領と、産業化を成し遂げた朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領に対する評価も、この授業を通じて大きく見直された。ハン・ヨンイクさん(国文学科)は「李承晩元大統領は、わたしたちが今生きている資本主義の秩序を最初に選んだという点で、韓国現代史に決定的な影響を及ぼした」と主張した。またパク・インヨンさん(国文学科)は、「維新体制(1972年10月、当時の朴正煕大統領が非常戒厳令を宣布して以降の体制を指す。後に憲法を改正し、軍事独裁体制を敷いた)の下で重化学工業と造船投資が成功したことにより、韓国は数十年間におよぶ経済成長を支える足掛かりを築くことができた」と記した。
財閥の功罪について、バランスの取れた視点を持つことが大切だという意見も提起された。キム・グンホンさん(社会学科)は、「財閥に対する国家の特恵は明らかに存在していたが、これは、特恵自体のためではなく、さらなる発展のためであって、財閥は国家の特恵を得るため、終わりなき競争に苦しむばかりだった」と記した。一方アン・スルギさん(教育学科)は、「社会の不平等の度合いを示すジニ係数を見ると、1960年代から90年代までは深刻ではなかった。社会の不平等はむしろ金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権下で深刻化した」と主張した。
柳錫春教授は、「大韓民国史を客観的に検証する講義を試みたが、学生たちが自分の意見を真剣かつ挑戦的に発表してくれて大いに成功した」という自己評価を下した。
李漢洙(イ・ハンス)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
下手の考え休むに似たり
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