孝行娘
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2010/05/01 09:35 投稿番号: [3658 / 4504]
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ
沈清伝説の荒海
2010.5.1 03:13
韓国で誰もが知っている物語といえば「春香伝」「沈清伝」「興夫伝」だろうか。それぞれ男女の愛と貞節、親孝行、勧善懲悪をテーマに、伝統的な“教え”が語られている。
そのうち「沈清伝」は、目の見えない父を助けるため身を売る孝行娘・沈清(シムチョン)の話だが、売られた沈清は船乗りたちによって航海途中の荒海を鎮めるため生(い)け贄(にえ)として海に投じられる。その海がソウルの北西、黄海の白●島(ペンニョンド)沖となっている。
島にはこの伝説を基にした観光公園があって、海の見える丘に「沈清閣」と名付けられた建物もある。海を越えて北朝鮮領の長山串(岬)が望める。今、韓国を揺るがせているナゾの哨戒艦沈没事件の現場も白●島沖だ。
このあたりは伝説通りの“荒海”である。水深はそれほど深くはないのに干満の差が大きく潮流が速い。そのため今回、生存者救出や遺体捜索、沈没艦引き揚げなど大変だった。原因究明のカギになる残骸(ざんがい)や破片の収集、引き揚げも困難をきわめている。
事件を機に韓国では“愛国ムード”が高まっている。犠牲者を「戦死」とし、国家的英雄として官民挙げた各種の追悼行事が展開されている。国民は昨年の2人の前・元大統領の死に次いで今年も死者に心を動員されている。
物語の沈清は後に生き返り、父の目も開いてハッピーエンドで終わる。今回の事件はまず「北の仕業」とみていいが、このままでは犠牲将兵は浮かばれないだろう。(黒田勝弘) ●=領の頁を羽に
お国柄だなあ。
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