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田中宏・一橋大名誉教授

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/05/14 15:51 投稿番号: [3113 / 4504]
在日外国人と半世紀「最後の授業」   17日に朝鮮学校で
2009年5月14日15時0分

  就職差別撤廃や指紋押捺(おうなつ)廃止など、国籍で差別されない社会を目指して在日外国人を支え続けてきた田中宏・一橋大名誉教授(72)がこの春、大学の教壇を去った。田中さんが歩んだ半世紀を振り返る「最後の授業」が17日、改築で取り壊される東京の朝鮮学校で開かれる。

  アジアとの出会いは、大学生の時。台湾や香港からの留学生と寮にいた。ある日、1人の留学生が戻らなかった。外国人登録証を携帯していなかったため、逮捕されたと分かった。外国籍者を区別する外登証の存在を初めて知った。

  その後、愛知県立大、一橋大で日本とアジアの関係史などを教えながら、在日外国人の権利獲得運動にかかわってきた。

  国籍による就職差別撤廃を求める裁判の支援集会では、参加した在日朝鮮人のお年寄りに、別の差別の存在を教わった。「私たちが市営住宅に入れないことをみなさんはご存じでしょうか」

  田中さんは「日本人は知らないこと、気づかないことがあまりにも多い。わたしも、当事者が声をあげることで教わってきた」と振り返る。

  田中さんは3月で京都の龍谷大を退職。東京に戻り、外国人学校の支援などに奔走している。江東区の東京朝鮮第二初級学校(枝川朝鮮学校)もそのひとつ。同校の敷地所有をめぐる東京都との裁判では、民族教育の大切さを訴える意見書を出し、支援基金作りにもかかわった。裁判は2年前に和解したが、築40年をこす校舎は老朽化し、近く建て替えられることになった。今回、取り壊される古い校舎の講堂が「最後の授業」の場に決まった。

  地方参政権など取り組むべき問題は山積している。「だが、当事者の外国人が声をあげた時、日本社会のあり方が問われていると考え、ともに手を携える日本人の草の根の動きは着実に広がった」と田中さん。「最後の授業」は17日午後3時から江東区枝川1丁目の東京朝鮮第二初級学校で。資料代500円。問い合わせは支援基金の世話人を務める村田文雄さん(090・4364・7049)へ。(中野晃)


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