NOBU
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/05/26 05:10 投稿番号: [2438 / 4504]
こんな店、本当に日本人の間で評判ですか?
私が知る限りは全然話題になりませんが。
テレビで2,3回見たことありますけど、行く気は起きないなあ。
記事入力 : 2008/05/25 16:03:03
刀を置き、花を手にしたサムライたち(1/6)
「21世紀ネオ・ジャパネスク」大解剖
日本の将来を心配する人がいるが、その必要はなさそうだ。日本人は「TOTOの便器」に徹底した清潔感を、「トヨタの車」に美しい日本刀のラインを取り入れる。品質ではこれ以上、競争が成り立たない時代に、日本は「品格」を売り始めた。「高級イメージ」「日本ならではの物」を売り、新しい日本に向かって疾走している。
日本経済のパワーは、全盛期を過ぎたと言ってもいいだろう。日本の製造業が世界経済を左右し、円が世界各国を引っかき回した1980年代のような時代はもう来ない。高齢化時代に入った日本経済は、ますます老いていく可能性が高い。
しかし、文化的なパワーは違う。日本は経済力の代わりにマンガ・アニメーション・ゲーム・ファッションなどに代表される大衆文化のパワーで世界を魅了している。清潔で、安全で、環境に優しいというイメージにより、ほかのどの国よりも強力な国家ブランドを確立した。世界はそんな日本を「エコノミック・アニマル」ではなく「クール・ジャパン(魅力的な日本)」と呼び始めた。また、「クール・ジャパン」は日本における21世紀の国家戦略でもある。日本政府・財界・学界は国の魅力とブランドの知名度を高め、これを生かして新たな豊かさを生み出すための戦略作りに熱を上げている。経済・技術に文化を融合させ、競争力を高めようと「魅力戦略」を展開している。
「クール・ジャパン」を取材するにはどこに行けばいいのか、と複数の日本人に聞いてみたところ、一番多かった答えは「NOBU」だった。「NOBU」は世界的に有名な日本料理店だ。ニューヨーク・ロンドン・ミラノ・香港など世界10都市以上に27店舗を展開しており、東京支店は都内の中心地・虎ノ門にある。
◆食でなく文化を売る
「NOBU TOKYO」の蒔田浩巳マネージャーは、客がいない閑散とした午後に取材に応じてくれた。海外進出の初期は生魚に対する抵抗感をなくすため軽く火を通したり、サラダにしたりと、いろいろ工夫してみたそうだ。だが、「今は欧米でも“すし”と“刺し身”は低カロリーの健康食として市民権を得ました」と話す。
「NOBU」は日本人シェフの松久信幸氏(59)がハリウッドの名優ロバート・デ・ニーロとコラボして立ち上げたレストランのブランドだ。もともと二人はシェフと常連客という関係だった。松久氏がロサンゼルスで経営していたすし店にデ・ニーロが通い詰め、意気投合しレストラン・チェーンを作った。ミラノ支店には有名デザイナーのジョルジオ・アルマーニも参加し、話題を集めた。
西洋社会において「NOBU」は高級なイメージを持っている。米ニューヨークのマンハッタン支店はセレブが集まる店として有名だ。レオナルド・ディカプリオ、グウィネス・パルトロウ、ブルース・ウィリス、アン・ハサウェイ、サラ・ジェシカ・パーカーといった人気俳優たちもよくやって来る。世界各地に27店舗を展開する「NOBU」のチェーン店は、どこもその国の上流層をターゲットにしている。
いろいろな話の中でも、特に蒔田マネージャーの「はし文化論」は興味深かった。
「海外店ではフォークとナイフも用意していますが、常連客はたいてい、はしを使います。米国社会では、はしで日本料理を楽しむのが上流層のシンボルのようになりました。米国のエリートたちは、はしの使い方が若い日本女性よりも上手ですよ」
つまり、「NOBU」は料理そのものではなく、日本文化を売っているのだ。「NOBU」だけではない。「すしレストラン」は世界のどの国でも高級なレストランとして知られている。すしや刺し身のような日本食には、「ウェルビーイング」(健康と美容にいいライフスタイル)のイメージもある。
「食」は文化の先兵だ。マクドナルドに象徴される米国の食文化が低価格で実用的というイメージを持つなら、日本の食文化はブランド価値のピラミッド構造で上層部を占めるというイメージがしっかりと定着している。醤油メーカー「キッコーマン」の2006年統計によると、世界に日本食レストランは2万4000店あり、毎年急増しているという。ブラジル・サンパウロにはシュラスコ(ブラジルのバーベキュー)の店よりも「すしレストラン」のほうが多いというデータもある。クモの巣のように張り巡らされた飲食店ネットワークを通じ、日本は文化やライフスタイル、そして国のイメージを売っている。
私が知る限りは全然話題になりませんが。
テレビで2,3回見たことありますけど、行く気は起きないなあ。
記事入力 : 2008/05/25 16:03:03
刀を置き、花を手にしたサムライたち(1/6)
「21世紀ネオ・ジャパネスク」大解剖
日本の将来を心配する人がいるが、その必要はなさそうだ。日本人は「TOTOの便器」に徹底した清潔感を、「トヨタの車」に美しい日本刀のラインを取り入れる。品質ではこれ以上、競争が成り立たない時代に、日本は「品格」を売り始めた。「高級イメージ」「日本ならではの物」を売り、新しい日本に向かって疾走している。
日本経済のパワーは、全盛期を過ぎたと言ってもいいだろう。日本の製造業が世界経済を左右し、円が世界各国を引っかき回した1980年代のような時代はもう来ない。高齢化時代に入った日本経済は、ますます老いていく可能性が高い。
しかし、文化的なパワーは違う。日本は経済力の代わりにマンガ・アニメーション・ゲーム・ファッションなどに代表される大衆文化のパワーで世界を魅了している。清潔で、安全で、環境に優しいというイメージにより、ほかのどの国よりも強力な国家ブランドを確立した。世界はそんな日本を「エコノミック・アニマル」ではなく「クール・ジャパン(魅力的な日本)」と呼び始めた。また、「クール・ジャパン」は日本における21世紀の国家戦略でもある。日本政府・財界・学界は国の魅力とブランドの知名度を高め、これを生かして新たな豊かさを生み出すための戦略作りに熱を上げている。経済・技術に文化を融合させ、競争力を高めようと「魅力戦略」を展開している。
「クール・ジャパン」を取材するにはどこに行けばいいのか、と複数の日本人に聞いてみたところ、一番多かった答えは「NOBU」だった。「NOBU」は世界的に有名な日本料理店だ。ニューヨーク・ロンドン・ミラノ・香港など世界10都市以上に27店舗を展開しており、東京支店は都内の中心地・虎ノ門にある。
◆食でなく文化を売る
「NOBU TOKYO」の蒔田浩巳マネージャーは、客がいない閑散とした午後に取材に応じてくれた。海外進出の初期は生魚に対する抵抗感をなくすため軽く火を通したり、サラダにしたりと、いろいろ工夫してみたそうだ。だが、「今は欧米でも“すし”と“刺し身”は低カロリーの健康食として市民権を得ました」と話す。
「NOBU」は日本人シェフの松久信幸氏(59)がハリウッドの名優ロバート・デ・ニーロとコラボして立ち上げたレストランのブランドだ。もともと二人はシェフと常連客という関係だった。松久氏がロサンゼルスで経営していたすし店にデ・ニーロが通い詰め、意気投合しレストラン・チェーンを作った。ミラノ支店には有名デザイナーのジョルジオ・アルマーニも参加し、話題を集めた。
西洋社会において「NOBU」は高級なイメージを持っている。米ニューヨークのマンハッタン支店はセレブが集まる店として有名だ。レオナルド・ディカプリオ、グウィネス・パルトロウ、ブルース・ウィリス、アン・ハサウェイ、サラ・ジェシカ・パーカーといった人気俳優たちもよくやって来る。世界各地に27店舗を展開する「NOBU」のチェーン店は、どこもその国の上流層をターゲットにしている。
いろいろな話の中でも、特に蒔田マネージャーの「はし文化論」は興味深かった。
「海外店ではフォークとナイフも用意していますが、常連客はたいてい、はしを使います。米国社会では、はしで日本料理を楽しむのが上流層のシンボルのようになりました。米国のエリートたちは、はしの使い方が若い日本女性よりも上手ですよ」
つまり、「NOBU」は料理そのものではなく、日本文化を売っているのだ。「NOBU」だけではない。「すしレストラン」は世界のどの国でも高級なレストランとして知られている。すしや刺し身のような日本食には、「ウェルビーイング」(健康と美容にいいライフスタイル)のイメージもある。
「食」は文化の先兵だ。マクドナルドに象徴される米国の食文化が低価格で実用的というイメージを持つなら、日本の食文化はブランド価値のピラミッド構造で上層部を占めるというイメージがしっかりと定着している。醤油メーカー「キッコーマン」の2006年統計によると、世界に日本食レストランは2万4000店あり、毎年急増しているという。ブラジル・サンパウロにはシュラスコ(ブラジルのバーベキュー)の店よりも「すしレストラン」のほうが多いというデータもある。クモの巣のように張り巡らされた飲食店ネットワークを通じ、日本は文化やライフスタイル、そして国のイメージを売っている。
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