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もろ刃の剣

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/03/30 20:07 投稿番号: [2248 / 4504]
「三星電子の技術力はもろ刃の剣」   ITマーケティング巨匠マッケンナ氏

三星(サムスン)電子が28日の株主総会で、売上高10%増と07年水準の純利益達成を今年の目標に提示した。ソニーとのLCD合弁ライン転換、特検捜査など内外の悪材料に苦しんでいるが、成長路線を歩み続けるという意志を表明したのだ。
しかし米シリコンバレーでマーケティング巨匠と呼ばれるレジス・マッケンナ氏(66)は中央SANDAYとの電話インタビューで、「三星は攻撃的だが、外形の拡大よりも、どんな会社になるのかについて悩むほうがはるかに重要な時期」と指摘した。
マッケンナ氏は‘シリコンバレーボーイズ’と呼ばれる米国の先端技術専門家に1960年代から、市場を読みながらビジネスを展開する方法を教えてきた人物。
優れたアイデアを持ちながらも技術しか知らない専門家らに対し、企業を成功させる方法をコーチングしてきたのだ。インテルとアップル・マイクロソフト(MS)のマーケティング戦略は、マッケンナ氏のアイデアから生まれた。
マッケンナ氏は「三星の経営陣は危機の瞬間を迎え、根源的な問題について悩む必要がある」と強調した。「自分たちはどこへ向かうのか」と自問し、答えを出さなければならない時期、ということだ。
マッケンナ氏は「IBMとアップル・HP・デル・ソニーも危機を経験したし、答えを見いだすために苦しんだ。IBMとアップルは道を探すのに成功したが、ソニーは依然としてさまよっている」と語った。
IBMは93年、80億ドルの純損失を出し、最大の危機を迎えた。コンピューターと特に関係のないルイス・ガースナーが最高経営者(CEO)で選ばれた。ガースナー氏は、コンピューター自体ではなく、IBMが世界コンピューター産業を率いながら蓄積した知識と情報を土台にITサービス業を展開する道を見いだし、変化に成功した。
アップルもMSに押されて90年代半ばまで苦戦した。しかし社内の権力争いで追い出されたスティーブ・ジョブズ氏が90年代末に復帰し、アップルが進む道を全面的に修正した。コンピューター製造会社から‘デジタル消費財会社’に変身したのだ。
一方、ソニーは最先端デジタル消費財を開発しているが、アップルのiPodのような市場が熱狂する製品を出せずにいるのが実情だ。
  その理由は何か。「自分の会社内で開発された技術だけを重視する文化に浸っているため」というのがマッケンナ氏の診断だ。
「ソニーは社内で優れた技術力を保有しているが、これがむしろ足かせとなっている。自社の技術力にうぬぼれた結果、外部のアイデアや技術を無視することになる。また社内の各部門で開発された優れた技術を融合できずにいる」は指摘した。このスキを突いてソニーの市場である‘デジタル消費財市場’を蚕食しているのがアップル、という説明だ。
マッケンナ氏は「三星もソニーのように複合IT業者の性格を帯びながら、世界最高級の技術を保有している」とし「こういう会社は部門間の疎通に困難が生じやすいため、構成員のアイディアを融合するチャンネルを活性化しなければならない」と忠告した。
技術よりも市場がもっと重要だ、という指摘もした。「市場がどんな製品やサービスを求めているかを正確に知れば、必要な技術は世界のあちこちから調達できる。このため‘自分ですべてを解決すべき’という考え方は捨てなければいけない」と語った。  


2に続きます。
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