輸入禁止図書
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/03/06 12:34 投稿番号: [2103 / 4504]
ちょい(というか、かなり)トピずれだけど
【産経抄】3月6日
2008.3.6 03:50
ご承知の通り、ではないかもしれないが、中国当局と小紙との間では歴史上何回か、軋轢(あつれき)が生じている。中でも最大だったのは昭和42(1967)年、北京の柴田穂特派員が追放された事件である。当時の文化大革命報道をめぐってだった。
▼追放されたのは産経など3社の特派員である。理由のひとつに「文化大革命を中傷し…」とあり、文革を比較的熱心に報道した記者を追い出したのだ。中国の内情をこれ以上「ありのまま」に報道させないよう、日本のマスコミを押さえる意味が込められていたのだった。
▼ところが、柴田記者は帰国した3日後から「わたしは追放された」という大連載を始める。文革がそんな体のいいものではなく、醜悪で冷酷な権力闘争であることを初めて日本人に知らしめたといってもいい。中国当局もこの「逆効果」に地団駄(じだんだ)を踏んだことだろう。
▼それからもう40年以上たつのに、こんどは産経紙上での連載をまとめた『トウ小平秘録』が中国で「輸入禁止図書」に指定されたという。産経新聞が取材協力者への寄贈用に中国に郵送した50冊が日本に突き返されたのだ。久しぶりに聞くような「禁書」である。
▼税関では天安門事件の記述が問題、としているようだ。しかしこの部分についても連載中には、中国側からの圧力はなかった。それを今「禁書」とするのは、冷凍ギョーザ中毒事件などで強まっている日本のマスコミの中国批判を牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。
▼だが、おあいにくというか「禁書」となって日本や中国での『トウ小平秘録』への関心は逆に高まりそうだ。むろん中国批判もそうである。外交の手練手管では定評のある中国だが、民主主義国の報道への対応だけは、いまだに学習効果が見られない。
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