傾聴の力 追加
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/01/29 17:23 投稿番号: [1835 / 4504]
朝鮮日報も報じています。
「共同社説」か?
記事入力 : 2008/01/29 17:00:21
【萬物相】他人の話を聞くということ
17世紀から18世紀にかけてアメリカインディアンの部族連合だったイロコイ族にとって、「トーキング・スティック」は会議進行の絶対的な手段だった。「トーキング・スティック」とは、ハゲワシが精巧に刻まれた1.5メートルの杖のことだ。発言は杖を握った人物だけに許されており、誰かが発言をしている間は誰も口を挟んだりすることができず、ただひたすら聞いていなければならない。発言者は自らの考えを周りが正しく理解したかを何度も確認してから、初めて隣の人間に杖を渡す。
すべての参加者がこのように順番に意見を述べ、お互いが耳を傾けながらそれぞれが言いたいことを理解してくれたと感じた瞬間、否定的な感情や消耗的な論争は消え去ってしまう。誰もがお互いを尊重し、創造的な立場へと変わるのだ。アイディアも湧き出るだろうし代案も出てくるだろう。五つの部族が参加していたイロコイ連邦は、自らを「共同住宅に住む人間たち」と呼んだ。そのイロコイが200年にわたる激動の植民地時代を持ちこたえてきた秘訣が、この独特の会議文化だった。まさに聞くことの力だ。
パンソリ(伝統芸能)の格言に「耳の名唱となって初めて本当の名唱になる」という意味のものがある。声をしっかりと聞いて吟味し、相手のパンソリにおける境地を聞き分ける耳、つまりレベルの高い聴衆がいないと名唱を生み出すことはできないということだ。「一鼓手二名唱」という言葉もある。声を聞きながらうまく拍子を合わせる鼓手の力は、名唱の力よりも大きいということだ。しかし最近の世の中は、相手の話をしっかりと聞くことのできる耳の名唱や鼓手は見られず、ただ騒ぎ立てるだけの人間がいかに多いことか。
日本の高校入試に「国語のリスニング(聞き取り)」の評価を採用する学校が増えているというニュースが報じられた。教育の現場で「周りの話を聞かない学生が増えている」という危機感が広まり、日本政府が国語教育の目標として「聞く力の育成」を取り上げたというのだ。政府では、「重要なのは聞き逃さず興味を持って聞くこと」「相手の発言を注意深く聞いてから自分の考えを整理すること」を重要な課題として提示した。韓国の修学能力試験(日本のセンター試験に当たる)も言語領域の問題の10%は聞き取りだが、あまりにも簡単で受験生も父兄も特別な関心を払うことはないという。
他人の話を聞くということは、自分が話すことよりも大変なことだ。そのつらさに耐えながら、心や目までも総動員して真摯に耳を傾ければ、相手の心を掴むことができる。誰かを説得する最もいい方法は、その人の話に耳を傾けることだ。フランソワ・モーリアックが、「一人の友は一組の耳を意味する」と語ったように、素晴らしい友人とはつまり話を聞いてくれる友人だ。この騒がしい雑音ばかりの世の中では、話し方よりも聞き方を教えることの方がはるかに切実な問題だ。
呉太鎮(オ・テジン)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
「共同社説」か?
記事入力 : 2008/01/29 17:00:21
【萬物相】他人の話を聞くということ
17世紀から18世紀にかけてアメリカインディアンの部族連合だったイロコイ族にとって、「トーキング・スティック」は会議進行の絶対的な手段だった。「トーキング・スティック」とは、ハゲワシが精巧に刻まれた1.5メートルの杖のことだ。発言は杖を握った人物だけに許されており、誰かが発言をしている間は誰も口を挟んだりすることができず、ただひたすら聞いていなければならない。発言者は自らの考えを周りが正しく理解したかを何度も確認してから、初めて隣の人間に杖を渡す。
すべての参加者がこのように順番に意見を述べ、お互いが耳を傾けながらそれぞれが言いたいことを理解してくれたと感じた瞬間、否定的な感情や消耗的な論争は消え去ってしまう。誰もがお互いを尊重し、創造的な立場へと変わるのだ。アイディアも湧き出るだろうし代案も出てくるだろう。五つの部族が参加していたイロコイ連邦は、自らを「共同住宅に住む人間たち」と呼んだ。そのイロコイが200年にわたる激動の植民地時代を持ちこたえてきた秘訣が、この独特の会議文化だった。まさに聞くことの力だ。
パンソリ(伝統芸能)の格言に「耳の名唱となって初めて本当の名唱になる」という意味のものがある。声をしっかりと聞いて吟味し、相手のパンソリにおける境地を聞き分ける耳、つまりレベルの高い聴衆がいないと名唱を生み出すことはできないということだ。「一鼓手二名唱」という言葉もある。声を聞きながらうまく拍子を合わせる鼓手の力は、名唱の力よりも大きいということだ。しかし最近の世の中は、相手の話をしっかりと聞くことのできる耳の名唱や鼓手は見られず、ただ騒ぎ立てるだけの人間がいかに多いことか。
日本の高校入試に「国語のリスニング(聞き取り)」の評価を採用する学校が増えているというニュースが報じられた。教育の現場で「周りの話を聞かない学生が増えている」という危機感が広まり、日本政府が国語教育の目標として「聞く力の育成」を取り上げたというのだ。政府では、「重要なのは聞き逃さず興味を持って聞くこと」「相手の発言を注意深く聞いてから自分の考えを整理すること」を重要な課題として提示した。韓国の修学能力試験(日本のセンター試験に当たる)も言語領域の問題の10%は聞き取りだが、あまりにも簡単で受験生も父兄も特別な関心を払うことはないという。
他人の話を聞くということは、自分が話すことよりも大変なことだ。そのつらさに耐えながら、心や目までも総動員して真摯に耳を傾ければ、相手の心を掴むことができる。誰かを説得する最もいい方法は、その人の話に耳を傾けることだ。フランソワ・モーリアックが、「一人の友は一組の耳を意味する」と語ったように、素晴らしい友人とはつまり話を聞いてくれる友人だ。この騒がしい雑音ばかりの世の中では、話し方よりも聞き方を教えることの方がはるかに切実な問題だ。
呉太鎮(オ・テジン)論説委員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
これは メッセージ 1831 (jgeilsbandfreak さん)への返信です.
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