朝日新聞に汚名そそぐ責任
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/06/20 10:21 投稿番号: [251 / 1291]
【緯度経度】北京・伊藤正
朝日新聞に汚名そそぐ責任
2009.6.20 05:57
朝鮮問題の権威である中国共産党中央学校の張●瑰教授(66)とは5年前に知り合った。中朝国境に近い吉林省延辺で開かれたシンポジウムで同席したことによる。そのシンポでもその後の接触でも、教授は一貫して、北朝鮮の核保有への決意は変わらず、核を放棄させるのに話し合いは無益との認識を示した。
これは6カ国協議で核問題を解決しようとの中国政府の基本路線に反するものだった。ところが意外なことに、教授は平和解決路線を推進する中国外務省主管の国際情報誌『世界知識』(隔週刊)の常連寄稿者であり、今月中旬刊行の最新号にも、2003年の6カ国協議開始後、23本目に当たる核問題関連論文が掲載されている。
この最新論文は7ページに及び、6カ国協議が破綻(はたん)した必然性として北の核開発への真意と決意を読み違えた点などを指摘。さらに06年10月の核実験に対する国連安保理の制裁決議が形骸(けいがい)化した背景を説明した上で、武力制裁条項を含む決議でなければ北は重視しないと主張している。
この論文に先立ち、張●瑰氏は韓国紙の取材に、6カ国協議は北朝鮮が核開発の時間と物資を獲得するペテンだったと断言。北に核を放棄させるには対話ではなく、国際的な圧力が不可欠と述べていた。教授の持論だが、重要なことは、それがいま、中国政府の共通認識になった点だ。
北朝鮮は、中国の自制要求を無視し、ミサイル発射(4月5日)に続き2回目の核実験(5月25日)を強行、それに対し中国は国連安保理の議長声明、制裁決議にそれぞれ賛成した。これは事実上、6カ国協議を放棄したに等しい。
北朝鮮はこれに反発、6カ国協議からの離脱や核全面開発を宣言、中国を「米国の追従勢力」と呼ぶなど中朝関係は険悪化した。ある中国当局者は「事態打開に中国側からは動かない」とし、仮に北側が妥協を求めて来た場合も「核開発の停止」が条件と話した。
過去、中朝間には何度も危機があったが、今回ほど深刻ではなかった。それは北が核をバックに中国の国益や安全を脅かし、政治的要求を拡大していることによる。張●瑰教授はかつて「北の脅威は、独裁者の一存や狂気で核使用も辞さないからだ」と話した。
北朝鮮が対決姿勢を強める中で、朝日新聞の16日付朝刊1面トップ記事には目を見張った。北の金正日総書記の後継者とされる三男、金正雲氏が10日前後に総書記の特使として訪中し、胡錦濤国家主席と会談したというのだ。
その日の中国外務省定例会見で秦剛報道官は「その件は承知していない」と間接的に否定した。中国共産党機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」英文ネット版は、北京の北朝鮮大使館が「報道は事実無根」と述べたと伝えた。
これに対抗するように朝日は18日付朝刊で、1面と国際面に続報を掲載、胡主席との会談には金正日氏長男の正男氏も同席したことや、正雲氏が訪問したとされる広東省や大連市での行動を詳しく報道した。
秦剛報道官が同日の会見で、朝日報道を明確に否定し、「007の小説のようだ」と皮肉ったのは朝日を除く各紙が報道した通りだ。中国側はこの種の記事については事前に関係部門に確認作業をするのが常で、報道官の言明は政府を代表する重さがある。
要は事実関係の有無にあり、いずれ白黒ははっきりする。一連の記事は「両国を往来する金総書記に近い筋」などが情報源とされる。朝日新聞が中国側の否定を無視、自信を示しているのは、情報源を信用してのことだろうが、このような極秘情報に落とし穴は付きものだ。
19日付の「環球時報」は「007式物語が朝鮮を取り囲む」との見出しで、日韓の報道を批判した。報道を「007」と侮辱されて黙っている手はない。朝日新聞は、世界中に流れた虚報の汚名をそそぐ責任があると思うが。
朝Pは日本の恥。
2009.6.20 05:57
朝鮮問題の権威である中国共産党中央学校の張●瑰教授(66)とは5年前に知り合った。中朝国境に近い吉林省延辺で開かれたシンポジウムで同席したことによる。そのシンポでもその後の接触でも、教授は一貫して、北朝鮮の核保有への決意は変わらず、核を放棄させるのに話し合いは無益との認識を示した。
これは6カ国協議で核問題を解決しようとの中国政府の基本路線に反するものだった。ところが意外なことに、教授は平和解決路線を推進する中国外務省主管の国際情報誌『世界知識』(隔週刊)の常連寄稿者であり、今月中旬刊行の最新号にも、2003年の6カ国協議開始後、23本目に当たる核問題関連論文が掲載されている。
この最新論文は7ページに及び、6カ国協議が破綻(はたん)した必然性として北の核開発への真意と決意を読み違えた点などを指摘。さらに06年10月の核実験に対する国連安保理の制裁決議が形骸(けいがい)化した背景を説明した上で、武力制裁条項を含む決議でなければ北は重視しないと主張している。
この論文に先立ち、張●瑰氏は韓国紙の取材に、6カ国協議は北朝鮮が核開発の時間と物資を獲得するペテンだったと断言。北に核を放棄させるには対話ではなく、国際的な圧力が不可欠と述べていた。教授の持論だが、重要なことは、それがいま、中国政府の共通認識になった点だ。
北朝鮮は、中国の自制要求を無視し、ミサイル発射(4月5日)に続き2回目の核実験(5月25日)を強行、それに対し中国は国連安保理の議長声明、制裁決議にそれぞれ賛成した。これは事実上、6カ国協議を放棄したに等しい。
北朝鮮はこれに反発、6カ国協議からの離脱や核全面開発を宣言、中国を「米国の追従勢力」と呼ぶなど中朝関係は険悪化した。ある中国当局者は「事態打開に中国側からは動かない」とし、仮に北側が妥協を求めて来た場合も「核開発の停止」が条件と話した。
過去、中朝間には何度も危機があったが、今回ほど深刻ではなかった。それは北が核をバックに中国の国益や安全を脅かし、政治的要求を拡大していることによる。張●瑰教授はかつて「北の脅威は、独裁者の一存や狂気で核使用も辞さないからだ」と話した。
北朝鮮が対決姿勢を強める中で、朝日新聞の16日付朝刊1面トップ記事には目を見張った。北の金正日総書記の後継者とされる三男、金正雲氏が10日前後に総書記の特使として訪中し、胡錦濤国家主席と会談したというのだ。
その日の中国外務省定例会見で秦剛報道官は「その件は承知していない」と間接的に否定した。中国共産党機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」英文ネット版は、北京の北朝鮮大使館が「報道は事実無根」と述べたと伝えた。
これに対抗するように朝日は18日付朝刊で、1面と国際面に続報を掲載、胡主席との会談には金正日氏長男の正男氏も同席したことや、正雲氏が訪問したとされる広東省や大連市での行動を詳しく報道した。
秦剛報道官が同日の会見で、朝日報道を明確に否定し、「007の小説のようだ」と皮肉ったのは朝日を除く各紙が報道した通りだ。中国側はこの種の記事については事前に関係部門に確認作業をするのが常で、報道官の言明は政府を代表する重さがある。
要は事実関係の有無にあり、いずれ白黒ははっきりする。一連の記事は「両国を往来する金総書記に近い筋」などが情報源とされる。朝日新聞が中国側の否定を無視、自信を示しているのは、情報源を信用してのことだろうが、このような極秘情報に落とし穴は付きものだ。
19日付の「環球時報」は「007式物語が朝鮮を取り囲む」との見出しで、日韓の報道を批判した。報道を「007」と侮辱されて黙っている手はない。朝日新聞は、世界中に流れた虚報の汚名をそそぐ責任があると思うが。
朝Pは日本の恥。
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