南朝鮮 失敗事例集

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さそり

投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/03/25 07:44 投稿番号: [275 / 4034]
記事入力 : 2007/03/25 07:01

二分法的歴史解釈を排した韓国近現代史の素描

【新刊】金源一(キム・ウォンイル)著『サソリ』(実践文学社)

  満洲の原野で抗日独立運動をした祖父に始まり、ヤクザに落ちぶれ社会の底辺を転々とする孫まで、3代にわたる傷だらけの家族史を描いたこの小説は、韓半島(朝鮮半島)と満洲で繰り広げられた韓国近現代史100年を振り返るスケールの大きな作品だ。

  韓国近現代史の重いテーマを取り上げ、作品を書いてきた作家・金源一氏は「最近、韓国社会を二分する進歩と保守の対立、過去史清算などのイシューについて、二分法的思考から脱皮しようと提案したかった」と創作の背景を説明した。

  この小説の主人公カン・ジェピルは、金をもらい暴力を振るった容疑で3年間刑務所に入れられたヤクザ。裏稼業から足を洗おうと決意して刑務所の門をくぐるが、かつての親分から再び組織に戻るよう勧誘される。社会の底辺を転々としながら暮らす彼は、結局鬱病を病んでしまう。そしてジェピルは、その鬱病の根が拒食症にかかり亡くなった母にあり、自分の暴力性が父から譲り受けたものであることに気づき、故郷の密陽に戻り祖先の足跡を訪ね歩く。

  ジェピルの祖父カン・チムは青山里戦闘に参加した独立闘士だったが、日帝に検挙された後、731部隊で10年以上日本軍の歩哨兼雑用係を務めた反逆者だ。歴史認識すらあいまいになったころに迎えた解放は彼をパルチザンに変えたが、李承晩(イ・スンマン)政権(韓国建国時の政権)が大々的な左翼討伐に乗り出すと、7年間死んだように身を潜めて過ごし、静かにその生を終える。

  ジェピルがつかんだ祖父の足跡は、植民地時代と韓国戦争(朝鮮戦争)の混乱の渦中を生き抜いた証拠だった。それゆえ、民族の闘士にも売国奴にも左翼にもなりきれなかったチムの人生は、軽々しく非難できるものではない。日本の警察の拷問を受けたチムが苦痛の末、変節する過程を小説はこのように描写している。



  「あらゆる困難にすべて打ち勝つことができてこそ、はじめて志士や義士、烈士として敬うことができると純潔主義者が注文するのももっともなことだ。しかし、その時代を生きたわけでもなく、無論当事者でもない後代の論客らのそうした注文こそ、余りに現実離れしたものと言うこともできる」

  蔚山の工場で勤務中に右腕を切断したジェピルの父チョンドンの一生も、ただ単に犠牲となった労働者の肖像ではない。チョンドンは工場労働者から悪徳廃棄物処理業者の行動隊員、そして煙突掃除夫へ転職するたびに体に傷を負い、障害が重くなっていく。機械で右腕を切断、煙突から落ちて脊椎(せきつい)を損傷した彼は、食べていくための最後の手段である「犬の捕獲人」になる。

  チョンドンは不運な自らの境遇を嘆き、社会に対する鬱憤(うっぷん)を叫ぶが、同時に妻や子供たちに残忍な暴力を振るう加害者でもあった。そのためジェピルは父に対する憎悪の感情を抱いて生きる。そして、ジェピルは成人した後も、家族史で繰り返される悲しみの環を絶つことはできなかった。祖父と父から恵まれた体格を受け継いだジェピルは悪党になり、自分の息子を祖母に預けたまま放置する。

  この小説で3人の男は、植民地時代と産業化時代、後期資本主義時代を生きてきたわれわれの影の部分をそれぞれ象徴している。著者は、彼らを傷だらけの被害者であると同時に加害者として描くことにより、人生がたった1つの断面だけで定義されるものではないことを示そうとした。困難の多い人生に耐え、生き抜いた彼ら3代の人生は、称賛も非難もできない韓国現代史の証人であるだけだ。

金泰勲(キム・テフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS


多分、
「梶芽衣子 」登場1シ−ンだけでぶっ飛ばされるような作品でしょう。
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