世界に逆行するディーゼル車対策
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/06/12 05:22 投稿番号: [2023 / 4034]
記事入力 : 2008/06/11 17:04:35
【コラム】世界に逆行する韓国のディーゼル車対策
つい10年前まで、大量の黒い煙を吐き出しながら峠道を越えるバスがあった。多くの人々が一度は、そのあまりの煙たさに、思わず鼻や口をふさいだ記憶があることだろう。このどす黒い煙の正体は、軽油を燃料とするディーゼルエンジンから排出される硫黄酸化物や粒子状物質などだった。このため、ディーゼルエンジンは大気汚染の代名詞と言われた。
だが、2000年代に入り、軽油は「環境にやさしい燃料」と言われるようになった。軽油が注目されるようになった最大の理由は、ガソリンに比べ20‐30%も燃費が良いからだ。LPG車に比べると50%以上も燃費が良いという。燃費が良ければ、同じ距離を走る際のエネルギー効率が高いだけでなく、二酸化炭素の排出量もそれだけ減るのだ。
悪臭の原因物質だった硫黄酸化物も、燃料の品質改善により、すっかり過去のものになった。2006年以降、韓国で販売されている軽油に含まれる硫黄の量は、ガソリンよりも少なくなっている。硫黄の含有量が減れば、当然ながら軽油を燃やした際に排出される硫黄酸化物の量も減るというわけだ。
一方、深刻な大気汚染を引き起こしていた粒子状物質も、排出量は大幅に減っている。欧州で適用されているディーゼル車の排気ガスの排出基準「ユーロ4」が、06年から韓国でも導入されたことにより、粒子状物質の排出量を減らすフィルター(DPF)を取り付けた車が急増したためだ。「ユーロ4」の基準を満たすディーゼル車から排出される粒子状物質の量は、ガソリン車とほぼ変わらないという。
光化学スモッグを引き起こす窒素酸化物の排出量こそ、ガソリン車よりもディーゼル車の方が多いものの、一酸化炭素や炭化水素(ばい煙)のような大気汚染物質の排出量は、ガソリン車よりもはるかに少ない。いかなる基準で見ても、軽油がガソリンよりも環境を汚染すると考える根拠は薄くなっているのだ。
1990年代後半、二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化への対策を検討してきた欧州諸国が、次世代の燃料として軽油を選んだのも、上記のような点で軽油が環境にやさしい燃料であることに着目したためだ。現在、乗用車を含め、欧州で販売される新車の2台に1台はディーゼル車だ。
過去10年間、環境問題に対する抜本的な対策として、ハイブリッドカーに固執してきた日本でも、2‐3年前からはディーゼル車を普及させる方向に転換している。二酸化炭素を減らすことが懸案になっているためだ。来年からは環境にやさしいディーゼル車を普及させるため、ディーゼル車を購入した人に10‐15万円の補助金を支給する案も検討中だという。また、ガソリン車の天国といわれる米国もディーゼル車に注目している。
先進国ではこのように、ディーゼル車の開発や普及に積極的な姿勢を見せているが、韓国では正反対の状況だ。ディーゼル車のユーザーに補助金を支給するどころか、年間10‐20万ウォン(約1万‐2万1000円)の「環境改善負担金」を科している。過去のディーゼル車に対するマイナスイメージを払拭できず、1年に数千億ウォンもの金を徴収しているのだ。
環境部は昨年7月、「ユーロ4」の基準を満たす、製造から3年未満の車のユーザーに対し、環境改善負担金を50%免除する政策を打ち出した。しかし、初めから大気汚染物質の排出量が少ないディーゼル車に対し、負担金を科すということ自体が荒唐無稽なことだ」と専門家たちは指摘している。
軽油の価格が高騰する中、ディーゼル車の販売台数が大幅に減ったのを受け、知識経済部は最近、「“ユーロ4”の基準を満たすディーゼル車に対しては、環境改善負担金の適用を廃止する」という案を打ち出し、環境部との協議に乗り出した。だが、カギを握っている環境部は相変わらず、消極的な態度を示している。この事実が最近、メディアに報じられたことに対し、環境部は不快な反応を示し、知識経済部は戦々恐々とした状態だという。
ディーゼル車ユーザーから得られる環境改善負担金の額が減るのが嫌だからなのか、それとも世界的な流れを見る目がないからなのだろうか。環境部の対応は非常に見苦しい。
崔有植(チェ・ユシク)記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
欧州のメ−カが、南朝鮮のガソリンは質が悪いと言っていたが、軽油も同様では?
【コラム】世界に逆行する韓国のディーゼル車対策
つい10年前まで、大量の黒い煙を吐き出しながら峠道を越えるバスがあった。多くの人々が一度は、そのあまりの煙たさに、思わず鼻や口をふさいだ記憶があることだろう。このどす黒い煙の正体は、軽油を燃料とするディーゼルエンジンから排出される硫黄酸化物や粒子状物質などだった。このため、ディーゼルエンジンは大気汚染の代名詞と言われた。
だが、2000年代に入り、軽油は「環境にやさしい燃料」と言われるようになった。軽油が注目されるようになった最大の理由は、ガソリンに比べ20‐30%も燃費が良いからだ。LPG車に比べると50%以上も燃費が良いという。燃費が良ければ、同じ距離を走る際のエネルギー効率が高いだけでなく、二酸化炭素の排出量もそれだけ減るのだ。
悪臭の原因物質だった硫黄酸化物も、燃料の品質改善により、すっかり過去のものになった。2006年以降、韓国で販売されている軽油に含まれる硫黄の量は、ガソリンよりも少なくなっている。硫黄の含有量が減れば、当然ながら軽油を燃やした際に排出される硫黄酸化物の量も減るというわけだ。
一方、深刻な大気汚染を引き起こしていた粒子状物質も、排出量は大幅に減っている。欧州で適用されているディーゼル車の排気ガスの排出基準「ユーロ4」が、06年から韓国でも導入されたことにより、粒子状物質の排出量を減らすフィルター(DPF)を取り付けた車が急増したためだ。「ユーロ4」の基準を満たすディーゼル車から排出される粒子状物質の量は、ガソリン車とほぼ変わらないという。
光化学スモッグを引き起こす窒素酸化物の排出量こそ、ガソリン車よりもディーゼル車の方が多いものの、一酸化炭素や炭化水素(ばい煙)のような大気汚染物質の排出量は、ガソリン車よりもはるかに少ない。いかなる基準で見ても、軽油がガソリンよりも環境を汚染すると考える根拠は薄くなっているのだ。
1990年代後半、二酸化炭素などの温室効果ガスによる地球温暖化への対策を検討してきた欧州諸国が、次世代の燃料として軽油を選んだのも、上記のような点で軽油が環境にやさしい燃料であることに着目したためだ。現在、乗用車を含め、欧州で販売される新車の2台に1台はディーゼル車だ。
過去10年間、環境問題に対する抜本的な対策として、ハイブリッドカーに固執してきた日本でも、2‐3年前からはディーゼル車を普及させる方向に転換している。二酸化炭素を減らすことが懸案になっているためだ。来年からは環境にやさしいディーゼル車を普及させるため、ディーゼル車を購入した人に10‐15万円の補助金を支給する案も検討中だという。また、ガソリン車の天国といわれる米国もディーゼル車に注目している。
先進国ではこのように、ディーゼル車の開発や普及に積極的な姿勢を見せているが、韓国では正反対の状況だ。ディーゼル車のユーザーに補助金を支給するどころか、年間10‐20万ウォン(約1万‐2万1000円)の「環境改善負担金」を科している。過去のディーゼル車に対するマイナスイメージを払拭できず、1年に数千億ウォンもの金を徴収しているのだ。
環境部は昨年7月、「ユーロ4」の基準を満たす、製造から3年未満の車のユーザーに対し、環境改善負担金を50%免除する政策を打ち出した。しかし、初めから大気汚染物質の排出量が少ないディーゼル車に対し、負担金を科すということ自体が荒唐無稽なことだ」と専門家たちは指摘している。
軽油の価格が高騰する中、ディーゼル車の販売台数が大幅に減ったのを受け、知識経済部は最近、「“ユーロ4”の基準を満たすディーゼル車に対しては、環境改善負担金の適用を廃止する」という案を打ち出し、環境部との協議に乗り出した。だが、カギを握っている環境部は相変わらず、消極的な態度を示している。この事実が最近、メディアに報じられたことに対し、環境部は不快な反応を示し、知識経済部は戦々恐々とした状態だという。
ディーゼル車ユーザーから得られる環境改善負担金の額が減るのが嫌だからなのか、それとも世界的な流れを見る目がないからなのだろうか。環境部の対応は非常に見苦しい。
崔有植(チェ・ユシク)記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
欧州のメ−カが、南朝鮮のガソリンは質が悪いと言っていたが、軽油も同様では?
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