深夜電力が使えないニダ
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/05/19 04:51 投稿番号: [1998 / 4034]
記事入力 : 2008/05/18 13:58:24
3000億円投じた発電所がただの貯水池に?
今月1日午前10時30分、江原道麟蹄郡麒麟面の襄陽揚水発電所。深夜電力でモーターを回し、水を同道襄陽郡西面の下部ダムから上部ダムにくみ上げた後、それを落として発電する時間だ。この時間は上部ダムの水位が最も高くなっているはずだが、海抜932メートル地点に建設された上部ダムの人工湖は満水とは程遠い状態だった。
ダムの壁面に刻まれている目盛りで確認したところ、水位は23メートルだった。これでは最高水位34メートルに11メートルも足りない。水が少ないため、土や石も見える。この日、ここは深夜電力を利用した揚水発電所とは呼べない状況だった。深夜電力が不足し水を十分にくみ上げられず、翌日午前に1時間半ほど水をくみ上げただけだったからだ。
割安な深夜電力が使えなければ、揚水発電所の存在意義はなくなる。今、水をくみ上げるのに必要な電力は、揚水発電で生産した電力よりも約25%多くかかるという。稼動させるほど損なのだ。
2006年の完工当時、襄陽揚水発電所は1時間当たり電気100万キロワットを生産し、その能力は原子力発電所第1号機に匹敵するものだった。フル稼働なら江原道全域に電気が供給できる容量だ。
しかし、発電1年目は容量の6.05%、昨年は4.09%を使用した。1兆1000億ウォン(約1111億円)を投じ建設された揚水発電所は、昼には「開店休業中」、夜は「熟睡中」というわけだ。
◆揚水発電所はどこも開店休業中
「開店休業中」というのは襄陽揚水発電所だけの話ではない。京畿道加平郡清平面、全羅北道茂朱郡、慶尚南道山清郡など、全国6カ所の揚水発電所でもまったく同様のことが起きている。電力取引所の資料によると、この揚水発電所6カ所における昨年の発電施設利用率は平均3.99%に過ぎなかった。03年に9.29%だった利用率は毎年大幅に下がっている。
もちろん、揚水発電は機動性があり、出力調節も容易であることから、予備電力という機能も持ち合わせている。知識経済部(省庁の一つ)はこうした点を考慮し、揚水発電所の発電施設利用率が約20%に達すれば適正な水準だと見なしている。しかし、現在の揚水発電所の利用率は適性水準の5分の1にも達していない。
エネルギー経済研究院のノ・ドンソク博士は「最近の原油高傾向や電力需要形態などを考えると、当分の間は改善の余地がない」と話す。
こうした現象が起きているのは、政府が電力使用動向をきちんと予測しないまま、言われるままに揚水発電所の建設を許可しているからだ。揚水発電は電気の消費が少ない夜間に経済的な深夜電力を利用し、下部ダムにある水をくみ上げなければならないが、01年から深夜電力の需要が急増しているため、水をくみ上げるのに使う電力がほとんどなくなってしまった。
現在、揚水発電所は余っている電気を効率的に利用するダムではなく、電力不足やほかの発電所で事故があった場合に至急、電力を生産する「事故に備えるための発電所」へと、その性格が変わってしまった。市民団体「緑色連合」のユン・ギドン自然生態局長は「全国各地の揚水発電所には天文学的な金額の工事費が投じられたのにもかかわらず、ほとんどは電気の生産ができない巨大な貯水池に変わってしまい、予算ムダ使いの典型例になっている」と語った。
◆それでも新たに建設
襄陽を含め現在稼動中の揚水発電所6カ所に投じられた資金は2兆8017億ウォン(約2825億円)。事実、どの揚水発電所も「遊んでいる」状態の上、今後も状況が改善する気配はないのに、また新たな揚水発電所が作られている。
先月30日午後6時、慶尚北道醴泉郡下里面松月里のダム建設工事現場では、十数分おきに地響きのような爆発音が鳴り、ダンプカーが休みなく行き来していた。03年9月に着工し、11年12月に完工する醴泉揚水発電所の下部ダム建設現場だ。事業費として7470億ウォン(約753億円)ほど策定されており、工事は現在50%程度進んでいる。着工時すでに揚水発電所の経済性には大きな疑問符が付けられていたが、事業はストップがかかることなく進められている。
揚水発電所を所有するのは「韓国南東発電」や「韓国西部発電」といった韓国電力の発電子会社5社だ。よって、国民が払う税金とは一見関係はなさそうだ。
ところが、各家庭が毎月支払う電気料金には電力産業基盤負担金が3.7%ずつ付加されており、これはさまざまな形で韓国電力や発電子会社を支えるのに使われている。匿名希望の電力専門家は「電気料金も、こうした公企業が損をしないよう策定されていると考えられる。公企業の経営姿勢が収益よりも規模拡大の方に関心を持っていたり、最もいい電力需給システムに基づき発電施設を調節する機能がなかったりするためだ」と語った。
3000億円投じた発電所がただの貯水池に?
今月1日午前10時30分、江原道麟蹄郡麒麟面の襄陽揚水発電所。深夜電力でモーターを回し、水を同道襄陽郡西面の下部ダムから上部ダムにくみ上げた後、それを落として発電する時間だ。この時間は上部ダムの水位が最も高くなっているはずだが、海抜932メートル地点に建設された上部ダムの人工湖は満水とは程遠い状態だった。
ダムの壁面に刻まれている目盛りで確認したところ、水位は23メートルだった。これでは最高水位34メートルに11メートルも足りない。水が少ないため、土や石も見える。この日、ここは深夜電力を利用した揚水発電所とは呼べない状況だった。深夜電力が不足し水を十分にくみ上げられず、翌日午前に1時間半ほど水をくみ上げただけだったからだ。
割安な深夜電力が使えなければ、揚水発電所の存在意義はなくなる。今、水をくみ上げるのに必要な電力は、揚水発電で生産した電力よりも約25%多くかかるという。稼動させるほど損なのだ。
2006年の完工当時、襄陽揚水発電所は1時間当たり電気100万キロワットを生産し、その能力は原子力発電所第1号機に匹敵するものだった。フル稼働なら江原道全域に電気が供給できる容量だ。
しかし、発電1年目は容量の6.05%、昨年は4.09%を使用した。1兆1000億ウォン(約1111億円)を投じ建設された揚水発電所は、昼には「開店休業中」、夜は「熟睡中」というわけだ。
◆揚水発電所はどこも開店休業中
「開店休業中」というのは襄陽揚水発電所だけの話ではない。京畿道加平郡清平面、全羅北道茂朱郡、慶尚南道山清郡など、全国6カ所の揚水発電所でもまったく同様のことが起きている。電力取引所の資料によると、この揚水発電所6カ所における昨年の発電施設利用率は平均3.99%に過ぎなかった。03年に9.29%だった利用率は毎年大幅に下がっている。
もちろん、揚水発電は機動性があり、出力調節も容易であることから、予備電力という機能も持ち合わせている。知識経済部(省庁の一つ)はこうした点を考慮し、揚水発電所の発電施設利用率が約20%に達すれば適正な水準だと見なしている。しかし、現在の揚水発電所の利用率は適性水準の5分の1にも達していない。
エネルギー経済研究院のノ・ドンソク博士は「最近の原油高傾向や電力需要形態などを考えると、当分の間は改善の余地がない」と話す。
こうした現象が起きているのは、政府が電力使用動向をきちんと予測しないまま、言われるままに揚水発電所の建設を許可しているからだ。揚水発電は電気の消費が少ない夜間に経済的な深夜電力を利用し、下部ダムにある水をくみ上げなければならないが、01年から深夜電力の需要が急増しているため、水をくみ上げるのに使う電力がほとんどなくなってしまった。
現在、揚水発電所は余っている電気を効率的に利用するダムではなく、電力不足やほかの発電所で事故があった場合に至急、電力を生産する「事故に備えるための発電所」へと、その性格が変わってしまった。市民団体「緑色連合」のユン・ギドン自然生態局長は「全国各地の揚水発電所には天文学的な金額の工事費が投じられたのにもかかわらず、ほとんどは電気の生産ができない巨大な貯水池に変わってしまい、予算ムダ使いの典型例になっている」と語った。
◆それでも新たに建設
襄陽を含め現在稼動中の揚水発電所6カ所に投じられた資金は2兆8017億ウォン(約2825億円)。事実、どの揚水発電所も「遊んでいる」状態の上、今後も状況が改善する気配はないのに、また新たな揚水発電所が作られている。
先月30日午後6時、慶尚北道醴泉郡下里面松月里のダム建設工事現場では、十数分おきに地響きのような爆発音が鳴り、ダンプカーが休みなく行き来していた。03年9月に着工し、11年12月に完工する醴泉揚水発電所の下部ダム建設現場だ。事業費として7470億ウォン(約753億円)ほど策定されており、工事は現在50%程度進んでいる。着工時すでに揚水発電所の経済性には大きな疑問符が付けられていたが、事業はストップがかかることなく進められている。
揚水発電所を所有するのは「韓国南東発電」や「韓国西部発電」といった韓国電力の発電子会社5社だ。よって、国民が払う税金とは一見関係はなさそうだ。
ところが、各家庭が毎月支払う電気料金には電力産業基盤負担金が3.7%ずつ付加されており、これはさまざまな形で韓国電力や発電子会社を支えるのに使われている。匿名希望の電力専門家は「電気料金も、こうした公企業が損をしないよう策定されていると考えられる。公企業の経営姿勢が収益よりも規模拡大の方に関心を持っていたり、最もいい電力需給システムに基づき発電施設を調節する機能がなかったりするためだ」と語った。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/fndabaafa1a1bcbagtbbvncbd8_1/1998.html