バグダッド・カフェ
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/02/17 06:55 投稿番号: [199 / 4034]
夫に捨てられた白人女性ヤスミンが、米国ラスベガス周辺の荒涼たる砂漠の町に現れる。太った体や黒のスーツ、ひきずるような大きなカバンがじれったく、ものさびしい。町といっても黒人女性「ブレンダ」が経営するカフェやモーテル、ガソリン・スタンドが全て。カフェに入ると、神経質的な性格で疲れ果てたブレンダが迎える。ヤスミンはモーテルに泊まる。ブレンダはカフェの一角でピアノに夢中になっている息子やイアーフォンを差し込んでボーイ・フレンドに熱をあげながら、遊んでばかりいる娘、無能な夫との生活に疲れ果てていた。
◆映画『バグダッド・カフェ』の中の状況だ。数多いトラックや旅人が行き来はするが、誰一人、彼らの日常には関心がない。コーヒーメーカーが壊れても直そうとしない「バグダッド・カフェ」も同じく客には無関心だ。心に染み込むテーマ曲「コーリング・ユー(calling you)」の心を焦がすような訴えが映画の全編に渡って流れる。ある日、ヤスミンがカフェを大掃除して、ブレンダの子どもに関心を見せて、初めて町では笑いを取り戻す。カフェの家族のための彼女の素人マジックは、口コミでここを「マジックの名所」に変身させる。
◆国内のある若い女性判事(37)が、この映画のメッセージを少年犯の裁判に適用して成果を上げたという。早くも父親を亡くした彼女は、生活に疲れた母親や親戚を家を転々した自分の幼い時代を思い浮かべながら、「暖かい関心だけでも世の中を変えることができること」を悟ったという。経歴10年にも満たない彼女の早い悟り(?)は、裁判官としては大きな財産だ。裁判所のニュースーレッター「裁判所の人々」に掲載された文章で、文芸大賞を受賞した光栄よりももっと大事な贈り物だ。
◆判決は心に響いてこそ信頼や権威が立つものだ。被告に怒鳴ったり、検事や弁護士の上に君臨しようとして得られるものではない。裁判事件が多いことにかこつけて、被告や証人の陳述を「はい」や「いいえ」だけに制限してもいけない。裁判の当事者たちは判事が自分の話しに注意を傾けてくれるだけでも判決を受け入れ、ありがたさを感じることが多い。司法部の公判中心主義も「真実発見」に「関心を傾けて」こそ、真の光を放つだろう。
陸貞洙(ユク・ジョンス)論説委員 sooya@donga.com
このユク某がバグダッド・カフェを観ていないことだけは解るコラムです。
◆映画『バグダッド・カフェ』の中の状況だ。数多いトラックや旅人が行き来はするが、誰一人、彼らの日常には関心がない。コーヒーメーカーが壊れても直そうとしない「バグダッド・カフェ」も同じく客には無関心だ。心に染み込むテーマ曲「コーリング・ユー(calling you)」の心を焦がすような訴えが映画の全編に渡って流れる。ある日、ヤスミンがカフェを大掃除して、ブレンダの子どもに関心を見せて、初めて町では笑いを取り戻す。カフェの家族のための彼女の素人マジックは、口コミでここを「マジックの名所」に変身させる。
◆国内のある若い女性判事(37)が、この映画のメッセージを少年犯の裁判に適用して成果を上げたという。早くも父親を亡くした彼女は、生活に疲れた母親や親戚を家を転々した自分の幼い時代を思い浮かべながら、「暖かい関心だけでも世の中を変えることができること」を悟ったという。経歴10年にも満たない彼女の早い悟り(?)は、裁判官としては大きな財産だ。裁判所のニュースーレッター「裁判所の人々」に掲載された文章で、文芸大賞を受賞した光栄よりももっと大事な贈り物だ。
◆判決は心に響いてこそ信頼や権威が立つものだ。被告に怒鳴ったり、検事や弁護士の上に君臨しようとして得られるものではない。裁判事件が多いことにかこつけて、被告や証人の陳述を「はい」や「いいえ」だけに制限してもいけない。裁判の当事者たちは判事が自分の話しに注意を傾けてくれるだけでも判決を受け入れ、ありがたさを感じることが多い。司法部の公判中心主義も「真実発見」に「関心を傾けて」こそ、真の光を放つだろう。
陸貞洙(ユク・ジョンス)論説委員 sooya@donga.com
このユク某がバグダッド・カフェを観ていないことだけは解るコラムです。
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