1月7日の中日春秋
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/01/07 17:02 投稿番号: [1598 / 4034]
中日春秋
2008年1月7日
ことしは何の年か。こう聞かれて、まず出てくるのは子(ね)年、あるいは五輪の年ぐらいだろうけれど、世界的には、さまざまな「年」として決められているようだ
▼たとえば、国際衛生年であり、国際言語年であり、国際惑星地球年であり、かつ、国際ポテト年でもあるらしい。そしていまひとつ。各国がその保護などに協力して取り組む「国際サンゴ礁年」だという
▼格調高い上田敏訳の『海潮音』には、神々しいまでの曙光(しょこう)が波の底の<珊瑚(さんご)の森>に、ほの紅(あか)く差し込んだ様子をうたうエレディアの詩「珊瑚礁」が収められている。色などにかかる枕詞(まくらことば)を使い<さ丹(に)づらふ海の寶(たから)のもろもろ>は<華奢(かしゃ)のきはみの繪(え)模様>だと
▼そのさんご礁のほとんどが、今世紀末には消えうせてしまうかもしれない。先般、豪州の大学などの国際研究チームによる、そんなショッキングな予測が報道された。今のままのペースで温暖化が進むと二〇五〇年ごろには、現在さんご礁がある海の98%がサンゴの生育できない海になる可能性があるという
▼南山大の目崎茂和教授(環境学)が猛暑だった昨夏の終わりに、学生たちと潜った沖縄県石垣島の海での経験を書いていた。高海水温でサンゴの白化という現象が起きていた。青の中の白は初めてさんご礁を見る学生には声をあげるほど美しいのだが<私には「サンゴの死に装束」に見えた>と(朝日)
▼金子みすゞ『大漁』の有名な詩行を借りれば、「海のなかでは何萬(まん)のサンゴのとむらひするだらう」である。「浜」にいる人間が何とかするしかない。
改めて、そして、忘れないために・・・
「K.Y.って誰だ?」
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