毎日の自爆コラム
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/12/14 07:44 投稿番号: [1450 / 4034]
余録:漢字の発明
漢字を発明したのは「蒼頡(そうけつ)」という人物ということになっている。鳥や獣の足跡を見れば、その鳥獣が分かることから文字の原理を思いついたという。蒼頡は漢民族の始祖とされる黄帝(こうてい)の記録官で、目が四つあったというから、むろんすべては伝説だ▲気になるのは漢代の「淮南子(えなんじ)」という書物に、蒼頡が漢字を作ると「天は粟(ぞく)(穀物)を降らせ、鬼は夜泣いた」とあることだ。人によっては天が祝福のために粟をまき、妖怪や霊魂は人間が文明化して居場所を失うのを悲しんだと解釈する▲だが別の解釈もある。高誘(こうゆう)という注釈家は、天が粟を降らせたのは人が飢餓に陥ると見たからだという。文字ができるとうそや偽りが生まれ、人は耕作を捨てて字を刻む刀研ぎに没頭したからだ(武田雅哉著「蒼頡たちの宴」筑摩書房)▲漢字誕生とともに生まれたとされる人のうそや偽りである。それから何千年がたったのか、ことは伝説の霧の向こうのことだから分からないが、西暦2007年の「今年の漢字」もまた「偽」になったという。日本漢字能力検定協会が公募で選んだ1年の世相を代表する漢字である▲老舗菓子店から一流料亭まで及んだ食品偽装をはじめ、年金問題や防衛省の汚職など外見と内実の無残な落差が人々をあきれさせた今年は確かにこの字しかない。表示ラベルから記録や証言まで、文字や言葉がうそや偽りのために用いられた場面にいったい何度出くわしただろう▲異説もあるが、人の行為は偽りが多いからだという「偽」の字源説も妙に説得力がある。情けないのは21世紀の日本人が、古代中国人が残した人間性への皮肉を見事に実証してみせたことだ。
毎日新聞
2007年12月13日
0時01分
「偽」という字で真っ先に浮かぶのは、
マスコミの捏造記事の方だということに、
彼らは本当に気づいていないらしい。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/fndabaafa1a1bcbagtbbvncbd8_1/1450.html