アーロン収容所
投稿者: bosintang 投稿日時: 2000/12/18 00:23 投稿番号: [72 / 60270]
こっちは、もっとも過酷といわれたビルマ戦線から帰還した会田雄次の回想録(中公新書、1962)。
その中に、日本兵の金歯を抜き取るビルマ人の話が出てくる。
会田が「ギャッともウッともつかない押し殺したような悲鳴で」目をさますと、ビルマ人たち(そのなかには女も子どももいた)が日本兵の死体から何かをとっている。目をこらすと、死体の頭を岩の上に乗せ、大きい石をその上から落として顔をつぶしたり、金槌のようなもので、口の中から金歯を欠きとっている。中には、まだ死んでない兵士もいたようで、さっきの悲鳴は、同僚兵士のものだった……。
ようするに、人間は戦争のような極限状態ではなんでもするってことでしょう。
人も殺すし、強姦もするし、人肉も食う。生活のためには死体から金歯もとる。
今のぼくらにできるのは、極限状態の中で起こったことをいちいちあげつらうことじゃなくて、そんな極限状態に追いこまれずにすんだ幸せに感謝することぐらいじゃないのかな。
これは メッセージ 71 (bosintang さん)への返信です.
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