この国はどこへ行こうとしているのか
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/10/04 18:22 投稿番号: [60149 / 60270]
共産党前議長・不破哲三さん
<蟹工船の時代に>
◇社会のルール少なすぎる
◇「国際競争力」の言葉に惑わされ財界の言うなり
「蟹工船」ブームで共産党に熱視線が送られているという。40歳で党書記局長に就任、「共産党のプリンス」と言われ、論客としても名高い前議長の不破哲三さん(78)はどうみているのか。東京・代々木の党本部を訪ねた。
「今の若い人たちが蟹工船を読んで、実感をもって受け止めるというのは、日本の社会のとんでもない一面を表していると思うんですよ」
グレーのスーツに身を包み、さっそうと応接室に現れた不破さんは、滑らかに話し始めた。
「私も若いころに読みましたよ。戦後すぐですから、食べ物がなくて、生活は恐らく蟹工船のころより大変だったんじゃないかな。それでも民主主義のもと、選挙権や女性の権利、労働者の権利などが確立されて、戦争中の暗い時代から抜け出して、意気を持っていた。蟹工船を読んでも昔はひどかったなあという感想でしたよ。それから60年以上たった日本で、若者たちに、自分たちのことと受け止められているというのは、日本がとんでもないところに落ち込んでいるということです。まさに『この国はどこへ行こうとしているのか』ですよ」
日本のこのおかしさを感じたきっかけは毎日新聞の記事だった。「90年ごろかな。メキシコ特派員の記事で、確か見出しは『豊かな日本、なぜこんなに貧しいのか』。日本の特集をしたテレビ番組を現地の記者仲間と見ていたら、最初は豊かな日本をうらやましがっていた現地記者が、通勤ラッシュや狭い日本の家などが出てくるにつれ『人間の生活じゃない』と言い出し、評判がガタ落ちしたという話でした。当時のメキシコは決して経済水準は高くなかった。そのメキシコから見ても、日本の暮らしぶりは人間のものではないと言われる。これではいけないと強く感じました」
「今の政治は『国際競争力』って言われると、財界にものが言えないんです。蟹工船の時代は、ひどい労働はすべて『大日本帝国のため』と正当化された。今はその代わりが国際競争力です。国際競争力が落ちると言われれば、どんなことも我慢しなければならない。財政が大変だから増税しようとなると、一番負担能力を持っている大企業は初めから頭の外に置いて、取りやすい消費税増税だとなる。ワンパターンの議論なんです。国民も国際競争力という言葉で納得してはいけない」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081003dde012040022000c.html
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