「歴史忘れず未来志向の展示」
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2007/06/15 13:20 投稿番号: [58923 / 60270]
朱成山・南京大虐殺記念館長
南京事件から70周年を迎える今年12月13日の再開を目指し、「南京大虐殺記念館」の拡張工事が進められている。新しい展示の内容や拡張の狙いについて、朱成山館長は産経新聞のインタビューに応じ、「中日両国が(南京大虐殺の)歴史的事実の共通認識を持つことが前提」と述べた。拡張工事で平和博物館を併設して未来志向の日中関係を目指す展示も含まれることを明らかにした。(南京 前田徹)
◇
−−日中間のトゲである虐殺記念館の拡張でどのような展示が行われるのか
「拡張工事は70周年だからということではなく、これまでの展示場が800平方メートルと手狭だったことが理由だ。(虐殺事件の)生き証人は4000人近くにのぼるが、うち400人の生の声をピックアップしてビデオなどで展示したい。展示品はこれまでの1000点から一気に3000点を超える。実際に集めたのはそれより多い5000点だ」
−−展示テーマは決まっているのか
「展示テーマについて、北京大学、南京大学や社会科学院などの歴史専門家約100人にこれまで8回会合を開いてもらっている。当時の写真などの展示品に対し疑問が投げかけられているので、検証のため日本人学者も参加している。会合はぎりぎりまで開かれ、そこで結論が出るまで明確な展示テーマは決まらない。しかし(テーマの)発想はある。歴史を忘れないということだ。未来志向の中日関係も、それが前提になる。歴史事実を客観的に展示し、反戦の教訓となるようにしたい」
−−客観的展示といっても日中の歴史認識の共有は難しいと思うが
「私は広島と長崎の原爆に関する展示施設を訪ねた。日本軍の南京占領の写真展示はあったが、虐殺事件の表示はなかった。(日本人は)被害者意識ばかりが強く、自らが加害者だったことを忘れている。(虐殺事件の)史実を日本が認め、反省することだ。そうすれば南京を含め全中国の人は大きな心で日本の過去を許せる。日本の学者は重箱の隅をつつくように展示資料の不備を指摘するが、(虐殺事件を)歴史として認めるべきだ。そうすれば中国は許すことができる」
−−虐殺記念館には戦後日本の平和活動などについての言及はないのか
「拡張工事によって敷地に歴史博物館と平和博物館が併設される。巨大な平和の船も建設中だ。主目的は歴史を残すことだが、平和を意識できる展示を心掛ける。歴史記念館にもそうした平和の観点を盛り込む予定だ。日本の首相はまだ虐殺記念館を訪れたことがない。友好は言葉ではなく行動で示さなくてはならない。もし首相が記念館を訪ねるのなら全中国の人は過去を許すことができる」
■朱成山 1954年7月生まれ。南京出身。南京師範大学国際関係学科大学院修了。93年から南京大虐殺記念館長に就任。中国抗日戦争史学会副会長、中国日本史学会理事、南京日本歴史教科書問題研究会会長などの肩書がある。
■南京大虐殺記念館 中国名は「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館」。終戦40周年を記念して1985年8月に開館。95年に拡張され、2002年にも新しい展示ホールが開設された。今回の拡張工事で敷地面積は2.2ヘクタールから7.4ヘクタールに拡大、展示面積も6000平方メートルに拡張する。工事費は5億4000万元(八十数億円)。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070614/chn070614000.htm
南京事件から70周年を迎える今年12月13日の再開を目指し、「南京大虐殺記念館」の拡張工事が進められている。新しい展示の内容や拡張の狙いについて、朱成山館長は産経新聞のインタビューに応じ、「中日両国が(南京大虐殺の)歴史的事実の共通認識を持つことが前提」と述べた。拡張工事で平和博物館を併設して未来志向の日中関係を目指す展示も含まれることを明らかにした。(南京 前田徹)
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−−日中間のトゲである虐殺記念館の拡張でどのような展示が行われるのか
「拡張工事は70周年だからということではなく、これまでの展示場が800平方メートルと手狭だったことが理由だ。(虐殺事件の)生き証人は4000人近くにのぼるが、うち400人の生の声をピックアップしてビデオなどで展示したい。展示品はこれまでの1000点から一気に3000点を超える。実際に集めたのはそれより多い5000点だ」
−−展示テーマは決まっているのか
「展示テーマについて、北京大学、南京大学や社会科学院などの歴史専門家約100人にこれまで8回会合を開いてもらっている。当時の写真などの展示品に対し疑問が投げかけられているので、検証のため日本人学者も参加している。会合はぎりぎりまで開かれ、そこで結論が出るまで明確な展示テーマは決まらない。しかし(テーマの)発想はある。歴史を忘れないということだ。未来志向の中日関係も、それが前提になる。歴史事実を客観的に展示し、反戦の教訓となるようにしたい」
−−客観的展示といっても日中の歴史認識の共有は難しいと思うが
「私は広島と長崎の原爆に関する展示施設を訪ねた。日本軍の南京占領の写真展示はあったが、虐殺事件の表示はなかった。(日本人は)被害者意識ばかりが強く、自らが加害者だったことを忘れている。(虐殺事件の)史実を日本が認め、反省することだ。そうすれば南京を含め全中国の人は大きな心で日本の過去を許せる。日本の学者は重箱の隅をつつくように展示資料の不備を指摘するが、(虐殺事件を)歴史として認めるべきだ。そうすれば中国は許すことができる」
−−虐殺記念館には戦後日本の平和活動などについての言及はないのか
「拡張工事によって敷地に歴史博物館と平和博物館が併設される。巨大な平和の船も建設中だ。主目的は歴史を残すことだが、平和を意識できる展示を心掛ける。歴史記念館にもそうした平和の観点を盛り込む予定だ。日本の首相はまだ虐殺記念館を訪れたことがない。友好は言葉ではなく行動で示さなくてはならない。もし首相が記念館を訪ねるのなら全中国の人は過去を許すことができる」
■朱成山 1954年7月生まれ。南京出身。南京師範大学国際関係学科大学院修了。93年から南京大虐殺記念館長に就任。中国抗日戦争史学会副会長、中国日本史学会理事、南京日本歴史教科書問題研究会会長などの肩書がある。
■南京大虐殺記念館 中国名は「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館」。終戦40周年を記念して1985年8月に開館。95年に拡張され、2002年にも新しい展示ホールが開設された。今回の拡張工事で敷地面積は2.2ヘクタールから7.4ヘクタールに拡大、展示面積も6000平方メートルに拡張する。工事費は5億4000万元(八十数億円)。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070614/chn070614000.htm