日本は何故、反省しないのか?

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万引き天国、サル島

投稿者: ilkuji_99 投稿日時: 2003/01/16 17:11 投稿番号: [29087 / 60270]
<東京駅店長殺人に懲役15年の判決>

  JR東京駅構内のファストフード店で万引きし、追いかけてきた店長の桶田順彦さん(当時33歳)をナイフで刺し殺したとして、強盗殺人の罪に問われた無職大森秀一被告(34)の判決公判が16日、東京地裁であった。山崎学裁判長は「逮捕を逃れるためには、他人の尊い命を顧みない自己保身の極みというべき犯行」と述べ、懲役15年(求刑・無期懲役)を言い渡した。

  大森被告は公判で、「頭の中が真っ白で、なぜナイフを出して刺したのかわからない」と殺意を否定したが、判決は「刑務所行きを極度に恐れ、桶田さんに対し確定的殺意を抱いていた」と認定。「独立心と向上心を持った前途有望な青年の人生を、身勝手な犯行で奪った」と厳しく批判した。さらに、「他人事には見て見ぬ振りをする現在の悪(あ)しき風潮にもかかわらず、持ち前の正義感から勇敢な行動に及び、かえって命を奪われた被害者の無念を思うと語るべき言葉もない」とも述べた。

  ただ、事件発生から3日目に自首した点などを考慮し、求刑の無期懲役から懲役15年に刑を減軽した。

  判決によると、大森被告は昨年7月21日、東京駅構内のファストフード店からおにぎりやパンなど4点計550円分を万引きし、追いかけてきた桶田さんに取り押さえられた。大森被告は車を盗んだ罪で一昨年12月に執行猶予付きの有罪判決を受けていたことから、逮捕されて服役することを恐れ、所持していたナイフで桶田さんの腹を刺して逃げた。

  大森被告は昨年6月に設備工事会社を辞めてから、八王子市内のパチンコ店に入り浸り、所持金が5万円まで減った7月上旬以降は、食料をすべて万引きし、見つかった時に備えナイフを持ち歩いていた。

  判決に対し、東京地検の笠間治雄次席検事は「強盗殺人の事実を検察官の主張の通り認定しながら、無期懲役の求刑に対して、『自首減軽』の上、懲役15年に処した判決は極めて遺憾。判決内容を検討し、控訴するか判断したい」とのコメントを発表した。

  ◆心の整理つかぬ遺族◆

  「薄皮を1枚1枚はがすようにこの苦しみから抜け出さなければならない」。桶田さんの父で警視庁元幹部の清順さん(59)は判決言い渡し前日の15日、読売新聞の取材に応じ、長男を失ってからの半年間を振り返った。

  茨城県牛久市の桶田家では、順彦さんが暮らしていた千葉県松戸市のアパートから事件後に引き取った荷物が、今も段ボールに入ったままの状態になっている。清順さんは何度も手を付けようと思ったが、自分の気持ちに整理が付かず、結局、そのままになっているという。

  仕事から帰ると、1階の居間にある遺影の前にコップを置き、ビールを注いでは、順彦さんと晩酌するのが日課だ。

  昨年10月の公判では証人として、「被告には命をもって償ってほしい」と訴えた。

  大森被告は公判の中で、被害者の家族に対する謝罪の言葉を述べたが、清順さんには反省の気持ちが伝わってこなかった。1人の人間の命を奪ったことの責任や、罪の意識と正面から向き合っていないと感じる。

  清順さんは判決後にも、「判決があっても死んだ息子は帰ってこない。本人の供養をしながら、静かに生きていくしかない。地面に足を着けて、自由に振る舞う被告がいると思うと、悔しい」と涙を流しながら語った。

(1月16日16:49)

http://www.yomiuri.co.jp/04/20030116i205.htm
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