日韓歴史論争

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朝鮮の役

投稿者: qitiandashen03 投稿日時: 2003/05/26 10:15 投稿番号: [361 / 6952]
「常山紀談」湯浅常山から

清正の士卒土穴に住みし事

慶長二年二月、清正再び朝鮮に渡られしに、船の着きける処は北地(a)にして寒風烈し。土民ども土穴を穿ちて其の中に住み居りしに、日本の軍兵押し渡ると聞き逃げ走りしかば、清正の兵ども土穴に入りて臥す。清正みだりに民を殺さず、非道を厳に戒めしかば、後には商人も物を馬に附けて来り売りしに、寒気以つての外に甚だしくて、馬の毛に氷柱の下がりてからめき(b)て鳴る声、土穴の中に聞こえるとかや。王元美(c)が詩に、
風劈面疑裂(かぜおもてをきってさくるかとうたがい)*
凍粘髭有声(こおりひげにねんしてこえあり)
といへるをおもひ合わされぬ。軍兵昼は終日(ひねもす)風砂の中に立ち、夜は土穴に臥しける故、皆雀目(とりめ)になりしを、土民教へて鳶を食して癒えけるとぞ。

a)   慶長の再役の上陸地も釜山付近で、清正はまず機張、梁山を抜き、西山浦に陣した。
b)   からからと鳴りひびく。
c)   明の詩文章家、1525ー1589。
*は小生による読み下し。

これをみれば占領地における宣撫工作がうまくいっていたようで清正の人柄が忍ばれます。庶民にとって両班のようにふんだくる一方でなくきちんと代金を支払う清正の軍の方が有り難かったのではないでしょうか。
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