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国連で「恐ろしさ伝える義務がある」

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/05/10 07:11 投稿番号: [1650 / 2559]
被爆3世の11歳、国連で「恐ろしさ伝える義務がある」
2009年5月7日17時0分

  【ニューヨーク=加戸靖史】広島市立中山小6年で被爆3世の富永幸葵(ゆうき)さん(11)が5日(日本時間5日深夜)、核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会に合わせ国連本部で開かれた国際NGO・平和市長会議主催の会議でスピーチした。1カ月前に祖母が初めて詳しく話してくれた被爆体験を胸に、「広島の子どもは原爆の恐ろしさを世界に伝える義務がある。広島の平和記念資料館を見に来てください」と訴えた。
  祖母の岡田恵美子さん(72)は爆心地から2.8キロの自宅で被爆、12歳だった姉が行方不明になった。20年以上、被爆証言を続けてきたが、家族に語ることにはためらいがあった。しかし、当時の姉の年齢に幸葵さんが近づいたこの春、語り継ぐことを決めた。幸葵さんを平和記念資料館(原爆資料館)に連れて行き、原爆に関する展示を前に話すと、幸葵さんはじっと耳を傾けた。
  岡田さんがNPT再検討準備委に合わせて渡米することになると、幸葵さんは同行を望んだ。アルファベット入りの名刺を用意。出発前の4月末には、オバマ米大統領とその娘2人に手紙も出し、広島訪問を呼びかけた。
  幸葵さんはこの日、会議に集まった各国の市長ら約100人を前に「あの日広島は焼け野原になり、『助けてください』『水をください』と何度も言って、たくさんの人たちが亡くなったそうです」と大きな声で語った。
  岡田さんの娘で被爆2世になる母親は、血小板が減る難病をかつて患った。幸葵さんも原因不明の腹痛で入院したことがあり、原爆の放射能との因果関係を考えると不安になる。だからこう強調した。「たった一つの爆弾で人々を苦しませ、死んでいく。そんなこと喜ぶ人なんていません」
  子どもたちが笑顔で明るく過ごせる地球の平和を考えるサミットの開催を求め、スピーチを締めくくると、大きな拍手がわいた。米オハイオ州アクロン市のプラスケリック市長は幸葵さんに歩み寄り、「とても感銘した。あなたの話は若い世代に平和を考えさせる第一歩になる」と語りかけた。
  大役を終えた幸葵さんは「自分の思いを伝えることができました」。スピーチを後ろで見守った岡田さんは「被爆者はいずれいなくなる。彼女たちがいつか被爆体験を自然に継承してくれればうれしい」と話した。


「ヨウコの物語」も伝えていかなければならない話です。
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