台湾の終焉
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/06/18 05:11 投稿番号: [1347 / 2559]
【台北16日小山田昌生】尖閣諸島(中国名・釣魚島)近海での遊漁船沈没事故を機に、台湾の国民党・馬英九政権の対日強硬路線が鮮明になってきた。外交部(外務省)は駐日代表召還とともに、部内の日本担当部署である「日本事務会」の廃止を決定。馬総統は就任前、日米安保支持や日本との自由貿易協定(FTA)に意欲を示すなど、対日重視方針を打ち出していたが、事態は逆方向に動きつつある。
日本事務会は2005年、当時の民主進歩党(民進党)・陳水扁政権が対日関係強化のために設置した専門部署。野党となった民進党は「日本事務会廃止は必要ない。馬政権の危機管理能力のなさを責任逃れするものだ」(林成蔚国際部主任)と批判している。
台湾当局の対日姿勢が急速に硬化した背景について、陳世宗・立命館アジア太平洋大客員教授は「外省人(戦後中国からの移住者)が政権中枢に復帰したことが影響している」と説明する。
本省人(台湾出身者)の李登輝、陳水扁両政権下、台湾住民の間では日本統治時代の実績を評価する見方が浸透した。だが、人口の約2割を占める外省人の領土・歴史に関する対日認識は厳しい。外省人の馬総統就任直後に今回の事故が起きたこともあり、国民党立法委員(国会議員)や同党の影響下にあるメディアが対日強硬論を強く打ち出し、政権運営にも反映した、というわけだ。
こうした馬政権の対日姿勢について、台湾内でも疑問視する声は少なくない。16日付の有力紙・自由時報は評論記事で「中国との交渉では主権問題を棚上げし、日本に対しては主権堅持を訴える。『媚中仇日』(中国にへつらい、日本を敵視する態度)だ」と指摘した。
一方、一般の台湾住民の対日感情について、陳教授は「急速に反日世論が高まるとは思えないが、被害者である漁民に対する同情心はある」とみている。
=2008/06/17付 西日本新聞朝刊=
国連加盟はあきらめたのか?
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/dfaf30ajbbvl3amd9na98ujdebfkv5ad_1/1347.html