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敢えてここに貼っておきます

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/10/08 04:48 投稿番号: [7984 / 10735]
ノーベル賞   知の伝統を引き継ぎたい(10月8日付・読売社説)
  日本の科学界に、最大級の朗報が届いた。

  今年のノーベル物理学賞が、米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎さん、高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授の小林誠さん、京都産業大教授の益川敏英さんに贈られるという。
  2003年から途絶えていた日本人のノーベル賞受賞者は、これで一気に15人となった。
  3人とも、研究対象は、物質を細かくした先の素粒子だ。
  南部さんは、素粒子がどうして生まれてくるのかを考えた。何もないところでも、ぽんと生まれるというのが答えだった。その理由は、自然界では「自発的に対称性が破れる」ためだ。
  小林さんと益川さんは、粒子とその対になる「反粒子」に着目した。例えば、電子の反粒子は陽電子だ。両者がぶつかると光になって、消える。
  宇宙が誕生したころ、粒子と反粒子は同数あったと考えられている。だが今は、反粒子が珍しい存在になった。粒子と反粒子は完全に対称ではないため、宇宙が成長するうち、反粒子が偏って消えることが多かったためらしい。
  このことから、素粒子の数や種類を最もうまく説明する理論を築き、素粒子の法則である「標準理論」の基礎になっている。
  素粒子研究では、日本から過去に、湯川秀樹、朝永振一郎、小柴昌俊の3氏がノーベル賞を受賞している。知の伝統が生きた。
  折しも今夏、フランスとスイス国境では、欧州合同原子核研究機関の大型円形加速器が動き始めた。質量の起源や宇宙の成り立ちを探究する。日本も建設に100億円以上を拠出しており、KEKや東京大から研究者約100人が参加している。
  ただ、心配なのは、近年、若者が物理学をはじめとする理工学系を敬遠していることだ。東京大でも、物理学科は、年によって定員割れになることがある。
  地味なうえ、実験で長時間拘束される。一人前になるには、通常、修士課程までで6年、博士課程までで9年かかる。
  その割に就職は厳しい。安定した職につけない博士号取得者「ポスドク」の数は年々増え、すでに1万6000人を超える。
  これでは、理工系に進学しても将来の道を描けない。政府と大学は、科学者、技術者の育成システムの改革に取り組むべきだ。若者たちの科学への夢と期待が、今回の受賞決定を機に、少しでも膨らむことも期待したい。
(2008年10月8日01時52分 読売新聞)


政府は金の使い方をもう一度考え直してもらいたい。
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