中国の「朝鮮族」
投稿者: kamakurashimin111 投稿日時: 2008/09/06 08:27 投稿番号: [7914 / 10735]
最初、食べ物トピに貼ろうとしたんですが、もろ民族ネタなもんで。
中国の「朝鮮族」を知っていますか? 2008年8月25日 筆者 鄭銀淑
延辺冷麺は北朝鮮や韓国のものと比べスープが甘いのが特徴
北京五輪の開幕式に少数民族の子供たちが五星紅旗を持って登場していましたが、日本のみなさんはその一人がチマチョゴリ姿だったことに気付かれましたか? チマチョゴリが朝鮮半島の民族衣装だということを知っている外国人の目には不思議に映ったかもしれませんね。
彼らは中国国籍をもつ朝鮮民族で「朝鮮族」と呼ばれ、北朝鮮の北部と接する吉林省の延辺(ヨンビョン)朝鮮族自治州を中心に居住しています。日本では「旧・満州」と言ったほうが通りがいいかもしれません。この地域は朝鮮王朝時代末期から朝鮮人が移住して開拓したところで、今、中国には約200万人の「朝鮮族」がいます。
55の少数民族のひとつとして開幕式に参加した「朝鮮族」。同じ言葉を使う同胞なのに中国の「少数民族」として扱われていることをあらためて確認して、複雑な気持になった韓国人も少なくなかったでしょう。
中国文化と北朝鮮文化の共存、そして92年の中韓国交樹立以来、韓国文化も大量に流入した朝鮮族社会。私は五輪の開幕式を見ながら、今年2月に訪れた延辺の朝鮮族の人たちの顔を思い出していました。
冬の冷たい風が吹く中、市内のあちこちを案内してくれながら「社会主義の中国では、大学教授といっても給料が安いので、妻の給料がないと生活が楽じゃないんです」と本音で話してくれたK先生。
星の光が雪に反射する田舎町で出会った60代の朝鮮族夫婦。庭に掘られた天然冷蔵庫から出してくれたキムチは、中国の香辛料が入っていて韓国のキムチとは違った風味でしたが、さっぱりしていておいしかったです。暖かいオンドルに眠くなってしまったあの部屋のテレビでは、オリンピック中継が流れたでしょうか。
日本での板前修業を夢見て、孤児院の給食係としてがんばっている朝鮮族3世の20代、Sさん。「今、家に北朝鮮の親戚が遊びに来ているんです」と当たり前のように言って「延辺の図門江の向こうがどこの国なのか」を実感させてくれました。
詩人・尹東柱(ユン・トンジュ)の故郷、龍井市の市場にあった庶民的な食堂街。麺の粉をこねる姿が韓国のオモニとそっくりだった50代の朝鮮族のおばさんは、「遠いところからよく来たね」と言いながら、延辺冷麺のおかわりまで出してくれました。食の「人心」(見返りを求めないもてなし)は朝鮮半島を北上しても健在のようで、うれしくなりました。冷麺は本来、冬の食べ物ですが、やっぱり暑い今の季節に食べてみたくなりますね。
延辺の夏も暑いそうですが、朝鮮族のみなさん、お元気でしょうか。中国文化、北朝鮮文化、韓国文化が混在するなかで、北京五輪開催中は、どの国に声援を送ったか。心がゆれたかもしれませんね。
満開です。
中国の「朝鮮族」を知っていますか? 2008年8月25日 筆者 鄭銀淑
延辺冷麺は北朝鮮や韓国のものと比べスープが甘いのが特徴
北京五輪の開幕式に少数民族の子供たちが五星紅旗を持って登場していましたが、日本のみなさんはその一人がチマチョゴリ姿だったことに気付かれましたか? チマチョゴリが朝鮮半島の民族衣装だということを知っている外国人の目には不思議に映ったかもしれませんね。
彼らは中国国籍をもつ朝鮮民族で「朝鮮族」と呼ばれ、北朝鮮の北部と接する吉林省の延辺(ヨンビョン)朝鮮族自治州を中心に居住しています。日本では「旧・満州」と言ったほうが通りがいいかもしれません。この地域は朝鮮王朝時代末期から朝鮮人が移住して開拓したところで、今、中国には約200万人の「朝鮮族」がいます。
55の少数民族のひとつとして開幕式に参加した「朝鮮族」。同じ言葉を使う同胞なのに中国の「少数民族」として扱われていることをあらためて確認して、複雑な気持になった韓国人も少なくなかったでしょう。
中国文化と北朝鮮文化の共存、そして92年の中韓国交樹立以来、韓国文化も大量に流入した朝鮮族社会。私は五輪の開幕式を見ながら、今年2月に訪れた延辺の朝鮮族の人たちの顔を思い出していました。
冬の冷たい風が吹く中、市内のあちこちを案内してくれながら「社会主義の中国では、大学教授といっても給料が安いので、妻の給料がないと生活が楽じゃないんです」と本音で話してくれたK先生。
星の光が雪に反射する田舎町で出会った60代の朝鮮族夫婦。庭に掘られた天然冷蔵庫から出してくれたキムチは、中国の香辛料が入っていて韓国のキムチとは違った風味でしたが、さっぱりしていておいしかったです。暖かいオンドルに眠くなってしまったあの部屋のテレビでは、オリンピック中継が流れたでしょうか。
日本での板前修業を夢見て、孤児院の給食係としてがんばっている朝鮮族3世の20代、Sさん。「今、家に北朝鮮の親戚が遊びに来ているんです」と当たり前のように言って「延辺の図門江の向こうがどこの国なのか」を実感させてくれました。
詩人・尹東柱(ユン・トンジュ)の故郷、龍井市の市場にあった庶民的な食堂街。麺の粉をこねる姿が韓国のオモニとそっくりだった50代の朝鮮族のおばさんは、「遠いところからよく来たね」と言いながら、延辺冷麺のおかわりまで出してくれました。食の「人心」(見返りを求めないもてなし)は朝鮮半島を北上しても健在のようで、うれしくなりました。冷麺は本来、冬の食べ物ですが、やっぱり暑い今の季節に食べてみたくなりますね。
延辺の夏も暑いそうですが、朝鮮族のみなさん、お元気でしょうか。中国文化、北朝鮮文化、韓国文化が混在するなかで、北京五輪開催中は、どの国に声援を送ったか。心がゆれたかもしれませんね。
満開です。
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