大統領選挙と米韓FTAの行方
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/12/09 07:18 投稿番号: [5771 / 10735]
記事入力 : 2007/12/08 16:59:56
【コラム】大統領選挙と韓米FTAの行方
先日、米国政府のある高位関係者に会った際、韓国については大統領選挙よりもその後のことのほうが心配だとの話を聞かされた。この官僚は特に韓米自由貿易協定(FTA)について、両国の緊密な協力がないまま座礁してしまうのではないかと懸念していた。
この官僚は、最大の問題は米国政府のほうにあると語った。現在韓米FTAは、ヒラリー・クリントン上院議員やバラック・オバマ上院議員ら民主党の大統領候補らが反対の立場を示していることから、進展がない状態に陥っている。またこの官僚は、米国の牛肉関連企業が不注意にも骨片が混入した牛肉を韓国に輸出した件も、韓米FTAの先行きを暗くしたと指摘した。
だがこの官僚は大統領選挙を前に、韓国政府がただ手をこまねいていてはならないと主張する。すべてはタイミングが重要だというのだ。彼は「ブッシュ政権が任期中に韓米FTAを成立させようとしていることは公然の秘密だ。一方で民主党が政権を握れば、韓米FTAは再交渉の舞台に後戻りする。そのため韓国政府は来年初めには必ず動き出さなければならない」と語った。実際に、北米自由貿易協定(NAFTA)の場合、ジョージ・ブッシュ元大統領が成立させたものの、その後クリントン政権に変わったため、環境・労働などの分野で追加交渉が行われた末に、やっと米議会で採択されたという経緯がある。
また同関係者は、韓国政府の切り札として牛肉の輸入自由化を挙げた。牛肉市場の開放を提示することで、米国の政界に大きな影響力を持つ農産物業界に対し、議会へのロビー活動を行わせることができるからだ。農産物業界が動けば、米議会を動かすことは訳もない。ワシントンのあるロビイストは「農産物業界は牛肉問題さえ解決すれば、韓米FTAの批准を認めさせるために巨額の資金を投じる準備ができている」と語った。米議会関係者らの話によると、農産物業界がロビー活動を行うことにより、議会内で韓米FTAに強硬に反対しているサンダー・ラビン貿易委員長の影響力を排除することができるという。
先の官僚によると、ブッシュ政権は情勢を見極めながら、大統領候補らの事情を考慮し、米国大統領選挙の予備選挙が終わる7−8月ごろに韓米FTAへの批准同意案を議会に提出する計画を進めているという。もちろんこれには韓国政府が牛肉市場を開放することが前提となっている。このタイミングを逃せば、できることもできなくなってしまうというのだ。
これには韓国政府も頭を悩ませている。政府も牛肉市場の開放が、米議会から韓米FTA批准への同意を取りつけるための前提条件となることは十分承知だ。しかし韓国政府は、牛肉市場の開放は狂牛病に関連して危険物質の指定を行っている国際獣疫事務局(OIE)の指針に従って行うべきものであるにもかかわらず、米国が一方的に解放を要求しているため、進展がない状況に陥っていると認識しているようだ。
最近米国を訪れた韓国の国会議員らは、与野党ともに年末の大統領選挙や来年の総選挙を考えると簡単には市場開放に応じられないと説明している。また、任期満了を目前に控えてレームダック状態にある盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に、牛肉市場の開放を推し進めるだけの余力が残っているかどうかも疑問だ。
しかし一つだけ確実に言えることがある。それは牛肉市場の開放問題にしても、韓米FTAに対する米議会の批准問題にしても、韓国政府の対応次第で実現可能だということだ。牛肉市場の開放ができないなら、そのように堂々と米国政府を説得すべきであり、牛肉市場の開放が避けられないのなら、そのように堂々と韓国の国民を説得すればいい。
韓国政府が大統領選挙や総選挙に気を取られ、政界の顔色をうかがってタイミングを逃し、国益を損ねるようなことがあってはならない。せっかくのチャンスを棒に振り、取り返しのつかない状況になれば、結局は国民がそのしわ寄せを受けることになるからだ。
ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員 朝鮮日報/朝鮮日報JNS
>この官僚は、最大の問題は米国政府のほうにあると語った。
いつものことなので、笑っちゃいますね。
【コラム】大統領選挙と韓米FTAの行方
先日、米国政府のある高位関係者に会った際、韓国については大統領選挙よりもその後のことのほうが心配だとの話を聞かされた。この官僚は特に韓米自由貿易協定(FTA)について、両国の緊密な協力がないまま座礁してしまうのではないかと懸念していた。
この官僚は、最大の問題は米国政府のほうにあると語った。現在韓米FTAは、ヒラリー・クリントン上院議員やバラック・オバマ上院議員ら民主党の大統領候補らが反対の立場を示していることから、進展がない状態に陥っている。またこの官僚は、米国の牛肉関連企業が不注意にも骨片が混入した牛肉を韓国に輸出した件も、韓米FTAの先行きを暗くしたと指摘した。
だがこの官僚は大統領選挙を前に、韓国政府がただ手をこまねいていてはならないと主張する。すべてはタイミングが重要だというのだ。彼は「ブッシュ政権が任期中に韓米FTAを成立させようとしていることは公然の秘密だ。一方で民主党が政権を握れば、韓米FTAは再交渉の舞台に後戻りする。そのため韓国政府は来年初めには必ず動き出さなければならない」と語った。実際に、北米自由貿易協定(NAFTA)の場合、ジョージ・ブッシュ元大統領が成立させたものの、その後クリントン政権に変わったため、環境・労働などの分野で追加交渉が行われた末に、やっと米議会で採択されたという経緯がある。
また同関係者は、韓国政府の切り札として牛肉の輸入自由化を挙げた。牛肉市場の開放を提示することで、米国の政界に大きな影響力を持つ農産物業界に対し、議会へのロビー活動を行わせることができるからだ。農産物業界が動けば、米議会を動かすことは訳もない。ワシントンのあるロビイストは「農産物業界は牛肉問題さえ解決すれば、韓米FTAの批准を認めさせるために巨額の資金を投じる準備ができている」と語った。米議会関係者らの話によると、農産物業界がロビー活動を行うことにより、議会内で韓米FTAに強硬に反対しているサンダー・ラビン貿易委員長の影響力を排除することができるという。
先の官僚によると、ブッシュ政権は情勢を見極めながら、大統領候補らの事情を考慮し、米国大統領選挙の予備選挙が終わる7−8月ごろに韓米FTAへの批准同意案を議会に提出する計画を進めているという。もちろんこれには韓国政府が牛肉市場を開放することが前提となっている。このタイミングを逃せば、できることもできなくなってしまうというのだ。
これには韓国政府も頭を悩ませている。政府も牛肉市場の開放が、米議会から韓米FTA批准への同意を取りつけるための前提条件となることは十分承知だ。しかし韓国政府は、牛肉市場の開放は狂牛病に関連して危険物質の指定を行っている国際獣疫事務局(OIE)の指針に従って行うべきものであるにもかかわらず、米国が一方的に解放を要求しているため、進展がない状況に陥っていると認識しているようだ。
最近米国を訪れた韓国の国会議員らは、与野党ともに年末の大統領選挙や来年の総選挙を考えると簡単には市場開放に応じられないと説明している。また、任期満了を目前に控えてレームダック状態にある盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に、牛肉市場の開放を推し進めるだけの余力が残っているかどうかも疑問だ。
しかし一つだけ確実に言えることがある。それは牛肉市場の開放問題にしても、韓米FTAに対する米議会の批准問題にしても、韓国政府の対応次第で実現可能だということだ。牛肉市場の開放ができないなら、そのように堂々と米国政府を説得すべきであり、牛肉市場の開放が避けられないのなら、そのように堂々と韓国の国民を説得すればいい。
韓国政府が大統領選挙や総選挙に気を取られ、政界の顔色をうかがってタイミングを逃し、国益を損ねるようなことがあってはならない。せっかくのチャンスを棒に振り、取り返しのつかない状況になれば、結局は国民がそのしわ寄せを受けることになるからだ。
ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員 朝鮮日報/朝鮮日報JNS
>この官僚は、最大の問題は米国政府のほうにあると語った。
いつものことなので、笑っちゃいますね。
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