毎日「東アジア関係を再構築せよ」
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/01/14 07:58 投稿番号: [4035 / 10735]
社説:東アジア外交
首脳交流をテコに再構築を
欧州訪問を終えた安倍晋三首相の東アジア首脳外交が14日から始まる。東アジア首脳会議をはじめとする東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の会議に出席するほか、中国の温家宝首相とも会談し日中首脳の相互訪問再開を確定させる手はずだ。小泉前政権下で停滞した東アジア外交を再構築する第一歩にしてほしい。
安倍首相が出席するのは、昨年12月に予定されながら台風接近を理由に延期されたフィリピン・セブ島でのASEAN関連の会議だ。14日に日中韓首脳会議、日本・ASEAN首脳会議、ASEAN・日中韓首脳会議、15日には東アジア首脳会議が開かれる。
一連の会議に先立って行われる日中首脳会談に注目したい。昨年9月下旬の政権発足以来4カ月足らずの間に安倍首相が中国首脳と会談するのは3回目だ。
今回の首脳会談では、温首相の4月訪日が決まる可能性が高い。日中首脳の相互訪問は2000年10月に朱鎔基首相が訪日し、その翌年に小泉純一郎首相が訪中して以来途絶えていた。温首相の訪日が実現すれば中国首脳としては6年半ぶりの訪日だ。昨年10月の安倍首相訪中を受けての首脳相互訪問の復活となる。
昨年の安倍首相と胡錦濤国家主席の会談では「戦略的互恵関係」の構築で合意した。その際の共同プレス発表は「政治と経済という二つの車輪を力強く作動させ日中関係をさらに高度な次元に高めていく」とうたった。中国が歴史問題や台湾問題に触れなかったのは対日関係改善への意欲のあらわれだろう。
この会談を受け、両国間ではすでに各分野での具体的な協力作業が動き出している。中国を主な発生源とする黄砂による健康被害や環境への影響を軽減するための協力、防衛担当閣僚会合や艦船相互訪問の再開、日中間の航空便枠の拡大などへ向けた準備だ。
両国の外務次官による総合政策対話も近く行われる。温首相訪日に向けた調整が行われるようだ。安倍・温会談で関係修復への軌道を確かなものにしてほしい。
今年は日中国交正常化35周年であると同時に、日中戦争の発端となった盧溝橋事件から70年でもある。関係改善へ動き出しているとはいえ、両国間では歴史認識をめぐる溝がなくなったわけではない。首脳相互訪問の復活は双方の国民感情の好転にも効果をもたらすはずだ。
日中首脳に韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領を加えた日中韓首脳会議も2年ぶりに再開される。昨年末、成果を上げられないまま休会した北朝鮮問題をめぐる6カ国協議への対応でも実効ある連携を確認してもらいたい。
東アジアは各国の経済成長とグローバリゼーションの進展により相互依存関係が深まり、地域協力の重要性がますます高まっている。2回目となる東アジア首脳会議を将来にわたって有効に機能させていくには日中韓、とりわけ日中の協力体制が欠かせない。
毎日新聞 2007年1月14日 東京朝刊
・・・まだこんなことを。
欧州訪問を終えた安倍晋三首相の東アジア首脳外交が14日から始まる。東アジア首脳会議をはじめとする東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の会議に出席するほか、中国の温家宝首相とも会談し日中首脳の相互訪問再開を確定させる手はずだ。小泉前政権下で停滞した東アジア外交を再構築する第一歩にしてほしい。
安倍首相が出席するのは、昨年12月に予定されながら台風接近を理由に延期されたフィリピン・セブ島でのASEAN関連の会議だ。14日に日中韓首脳会議、日本・ASEAN首脳会議、ASEAN・日中韓首脳会議、15日には東アジア首脳会議が開かれる。
一連の会議に先立って行われる日中首脳会談に注目したい。昨年9月下旬の政権発足以来4カ月足らずの間に安倍首相が中国首脳と会談するのは3回目だ。
今回の首脳会談では、温首相の4月訪日が決まる可能性が高い。日中首脳の相互訪問は2000年10月に朱鎔基首相が訪日し、その翌年に小泉純一郎首相が訪中して以来途絶えていた。温首相の訪日が実現すれば中国首脳としては6年半ぶりの訪日だ。昨年10月の安倍首相訪中を受けての首脳相互訪問の復活となる。
昨年の安倍首相と胡錦濤国家主席の会談では「戦略的互恵関係」の構築で合意した。その際の共同プレス発表は「政治と経済という二つの車輪を力強く作動させ日中関係をさらに高度な次元に高めていく」とうたった。中国が歴史問題や台湾問題に触れなかったのは対日関係改善への意欲のあらわれだろう。
この会談を受け、両国間ではすでに各分野での具体的な協力作業が動き出している。中国を主な発生源とする黄砂による健康被害や環境への影響を軽減するための協力、防衛担当閣僚会合や艦船相互訪問の再開、日中間の航空便枠の拡大などへ向けた準備だ。
両国の外務次官による総合政策対話も近く行われる。温首相訪日に向けた調整が行われるようだ。安倍・温会談で関係修復への軌道を確かなものにしてほしい。
今年は日中国交正常化35周年であると同時に、日中戦争の発端となった盧溝橋事件から70年でもある。関係改善へ動き出しているとはいえ、両国間では歴史認識をめぐる溝がなくなったわけではない。首脳相互訪問の復活は双方の国民感情の好転にも効果をもたらすはずだ。
日中首脳に韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領を加えた日中韓首脳会議も2年ぶりに再開される。昨年末、成果を上げられないまま休会した北朝鮮問題をめぐる6カ国協議への対応でも実効ある連携を確認してもらいたい。
東アジアは各国の経済成長とグローバリゼーションの進展により相互依存関係が深まり、地域協力の重要性がますます高まっている。2回目となる東アジア首脳会議を将来にわたって有効に機能させていくには日中韓、とりわけ日中の協力体制が欠かせない。
毎日新聞 2007年1月14日 東京朝刊
・・・まだこんなことを。
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