ノ−ベル賞シンドロ−ム
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2006/05/26 15:41 投稿番号: [362 / 10735]
【コラム】金前大統領のノーベル平和賞シンドローム
金大中(キム・デジュン)前大統領は2000年6月に南北(韓国・北朝鮮)首脳会談を行った。同年12月にはノーベル平和賞を受けた。翌年の3月には米ワシントンでブッシュ米大統領との韓米首脳会談に臨んだ。
その過程で同氏を近くから見たある消息筋は、金前大統領がノーベル平和賞を受賞してから、自身が世界的な指導者と肩を並べたと思い、世界平和のため大きな役割を果たすべきという深い使命感にかられるようになったようだ、と回顧した。よくあるノーベル平和賞のシンドローム(症候群)だ。
それで同氏は時期尚早という外交担当者らの意見を黙殺し、大統領に就任してから3カ月も経たない時点にブッシュ大統領に会った。自身の話術とノーベル平和賞の後光ならば、ブッシュ大統領にクリントン政府の北朝鮮関連政策を受け継ぐよう説得できる、と確信していた。両首脳の会談は失敗に終わった。
ブッシュ大統領にはノーベル平和賞のプレミアムが通じなかった。金前大統領の「ノーベル平和賞シンドローム」が再び再発したもようだ。北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)委員長に会いに平壌(ピョンヤン)へ向かうのも、その妥当性が疑わしく思える状況なのに、そこで統一問題を協議したい、としている。
私でなければ統一のような民族史的な大事は誰も協議できない、というよく言えば使命感であり、悪く言えば誇大妄想だ。列車を使用したいとの要求は、その底辺に「列車で休戦ラインを渡る最初の韓国人になりたい」という欲がうかがえるものの、同氏の高齢と健康を考えれば納得できる。だが、金・金会談の主題を「統一協議」にすることには問題がある。連邦制統一の案は依然として金前大統領個人の構想だ。
同氏はそれを2000年6月15日の南北共同宣言に盛り込ませた。同氏の連合制と北朝鮮側の「低い段階の連邦制」に共通性がある、との判断からだった。政府の統一方案である94年の「民族共同体統一」の案は生きている。金前大統領の構想と政府の案が異なる点は、最終段階の「1民族・2国家」を実現する時点だ。そこで金前大統領の案が政府の案を抜け出している。
しかし、両案の違いを問題視するわけではない。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が中断され、米国が人権・偽造紙幣問題で北朝鮮に圧力を加えているいま、金前大統領が平壌入りし、のんびりと統一などを協議すべき時点ではない、とのことだ。金・金会談で統一が主題になってはならない理由は、大きく4つだ。
第一、政府の特使でもない民間人の同氏が、北朝鮮の最高指導者と統一について話しあうことはできない。閑談のための感傷的な旅行ならば、国のお金がもったいない。第二は、国民の合意を前提に、連合制の案と民族共同体の案の関係を整理しなければならない。第三は、北朝鮮の連邦制に対する批判的な検討が先行されなければならない。
第四は、金前大統領がすべきことは、金委員長に▽6カ国協議の復帰▽拉北者(北朝鮮へら致された人)と韓国軍捕虜の送還に関連した決断−−を求めることだ。平壌へ向かう金前大統領も、政治的計算から同氏を送る政府も、北朝鮮が列車試運転の合意を破った背景と意味に気付かなければならない。
軍部が反対するため、という説明は幼稚だ。双方のメンツのためのものである。最初から軍部が「休戦ラインの突破」についてどんな立場なのかも知らずに合意したというのか。金委員長が軍部に拒否権を許すというのか。軍部のためというのは、北朝鮮が韓国を欺き、韓国政府が韓国民を欺くための言い訳だ。
専門家まで「希望する事項」と現実を区分しようとしないもようだ。北朝鮮は韓国との合意を破る度、いつも軍部の後ろに隠れた。北朝鮮はきっと受けるべきものを十分に受けていないとの計算から、列車試運転の合意を破ったはずだ。北朝鮮軍部が金委員長の決定を拒めるとすれば、韓国は「与えること」以外に北朝鮮とは何の合意もできないだろう。金・金会談で、連合制と連邦制を結ぶ統一協議は、スムーズに行われるだろう。
抽象的な協議で失うものがない金委員長が気前を見せるはずだから。だが、得るものがない。金前大統領に期待するのは、金委員長に「北朝鮮が6カ国協議に復帰し、核の放棄と朝・米国交正常化と平和協定を交換する取引に臨むのが北朝鮮の最善の選択」とのことを説得することだけだ。同氏はこの国の最高の元老だ。私でなければならないという自我(Ego)を抑え、統一のような大きな荷物は後進に譲る知恵が惜しい。
金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題 2006.05.26 14:38:31
中央日報より
ノ−ベル賞アレルギ−になるから、
当分の間受賞は見送ろう!
金大中(キム・デジュン)前大統領は2000年6月に南北(韓国・北朝鮮)首脳会談を行った。同年12月にはノーベル平和賞を受けた。翌年の3月には米ワシントンでブッシュ米大統領との韓米首脳会談に臨んだ。
その過程で同氏を近くから見たある消息筋は、金前大統領がノーベル平和賞を受賞してから、自身が世界的な指導者と肩を並べたと思い、世界平和のため大きな役割を果たすべきという深い使命感にかられるようになったようだ、と回顧した。よくあるノーベル平和賞のシンドローム(症候群)だ。
それで同氏は時期尚早という外交担当者らの意見を黙殺し、大統領に就任してから3カ月も経たない時点にブッシュ大統領に会った。自身の話術とノーベル平和賞の後光ならば、ブッシュ大統領にクリントン政府の北朝鮮関連政策を受け継ぐよう説得できる、と確信していた。両首脳の会談は失敗に終わった。
ブッシュ大統領にはノーベル平和賞のプレミアムが通じなかった。金前大統領の「ノーベル平和賞シンドローム」が再び再発したもようだ。北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)委員長に会いに平壌(ピョンヤン)へ向かうのも、その妥当性が疑わしく思える状況なのに、そこで統一問題を協議したい、としている。
私でなければ統一のような民族史的な大事は誰も協議できない、というよく言えば使命感であり、悪く言えば誇大妄想だ。列車を使用したいとの要求は、その底辺に「列車で休戦ラインを渡る最初の韓国人になりたい」という欲がうかがえるものの、同氏の高齢と健康を考えれば納得できる。だが、金・金会談の主題を「統一協議」にすることには問題がある。連邦制統一の案は依然として金前大統領個人の構想だ。
同氏はそれを2000年6月15日の南北共同宣言に盛り込ませた。同氏の連合制と北朝鮮側の「低い段階の連邦制」に共通性がある、との判断からだった。政府の統一方案である94年の「民族共同体統一」の案は生きている。金前大統領の構想と政府の案が異なる点は、最終段階の「1民族・2国家」を実現する時点だ。そこで金前大統領の案が政府の案を抜け出している。
しかし、両案の違いを問題視するわけではない。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が中断され、米国が人権・偽造紙幣問題で北朝鮮に圧力を加えているいま、金前大統領が平壌入りし、のんびりと統一などを協議すべき時点ではない、とのことだ。金・金会談で統一が主題になってはならない理由は、大きく4つだ。
第一、政府の特使でもない民間人の同氏が、北朝鮮の最高指導者と統一について話しあうことはできない。閑談のための感傷的な旅行ならば、国のお金がもったいない。第二は、国民の合意を前提に、連合制の案と民族共同体の案の関係を整理しなければならない。第三は、北朝鮮の連邦制に対する批判的な検討が先行されなければならない。
第四は、金前大統領がすべきことは、金委員長に▽6カ国協議の復帰▽拉北者(北朝鮮へら致された人)と韓国軍捕虜の送還に関連した決断−−を求めることだ。平壌へ向かう金前大統領も、政治的計算から同氏を送る政府も、北朝鮮が列車試運転の合意を破った背景と意味に気付かなければならない。
軍部が反対するため、という説明は幼稚だ。双方のメンツのためのものである。最初から軍部が「休戦ラインの突破」についてどんな立場なのかも知らずに合意したというのか。金委員長が軍部に拒否権を許すというのか。軍部のためというのは、北朝鮮が韓国を欺き、韓国政府が韓国民を欺くための言い訳だ。
専門家まで「希望する事項」と現実を区分しようとしないもようだ。北朝鮮は韓国との合意を破る度、いつも軍部の後ろに隠れた。北朝鮮はきっと受けるべきものを十分に受けていないとの計算から、列車試運転の合意を破ったはずだ。北朝鮮軍部が金委員長の決定を拒めるとすれば、韓国は「与えること」以外に北朝鮮とは何の合意もできないだろう。金・金会談で、連合制と連邦制を結ぶ統一協議は、スムーズに行われるだろう。
抽象的な協議で失うものがない金委員長が気前を見せるはずだから。だが、得るものがない。金前大統領に期待するのは、金委員長に「北朝鮮が6カ国協議に復帰し、核の放棄と朝・米国交正常化と平和協定を交換する取引に臨むのが北朝鮮の最善の選択」とのことを説得することだけだ。同氏はこの国の最高の元老だ。私でなければならないという自我(Ego)を抑え、統一のような大きな荷物は後進に譲る知恵が惜しい。
金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題 2006.05.26 14:38:31
中央日報より
ノ−ベル賞アレルギ−になるから、
当分の間受賞は見送ろう!
これは メッセージ 1 (jgeilsbandfreek さん)への返信です.
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