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社説で珍説の朝日新聞

投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2006/07/31 07:01 投稿番号: [2244 / 10735]
千鳥ケ淵墓苑   追悼施設の位置づけを

  皇居の内堀のひとつ千鳥(ちどり)ケ淵(ふち)は、東京でも屈指の桜の名所である。緑濃いその堀端の一角に、国立の千鳥ケ淵戦没者墓苑(ぼえん)がある。

  靖国神社にも近く、少し歩けば日本武道館に行き当たる。終戦記念日に政府主催の全国戦没者追悼式が開かれるところだ。この一角全体が、戦没者を悼み、平和を誓うためのゾーンであるかのような趣も漂う。

  この墓苑は政府が「無名戦没者の墓」として1959年に建てた。先の大戦で海外で亡くなった人のうち、引き取り手のない約35万人の遺骨が眠る。

  これを2倍に広げようという構想が持ち上がっている。自民党が中川秀直政調会長の提唱で検討チームをつくった。墓苑周辺にある公務員宿舎などをつぶして敷地にあてようというものだ。

  実現すれば、手狭な墓苑が使いやすくなるのは間違いない。もう一つ、この構想には首相の靖国神社参拝問題を打開しようとの狙いが込められている。

  墓苑は特定の宗教にとらわれず、四季を通じて多様な団体がそれぞれの形式で慰霊行事を行っている。小泉首相も毎年訪れて献花している。

  ここを政府の追悼施設と位置づけて、首相らが靖国参拝に代えて訪れるようにすれば、いわゆる靖国問題は解消する。その意味では自民、公明、民主3党の有志議員が提言した「新たな追悼施設」の考え方に近いと言える。

  だが、中川氏は「各国の首脳が訪問しやすくするのが目的で、新たな追悼施設を造るのとは違う」と強調する。遺族らの間に根強くある、靖国神社への思いとこだわりに配慮してのことだろう。

  墓苑が広くなれば、靖国神社との距離はさらに近くなる。一帯を追悼ゾーンととらえ、位置づけをあいまいにしたまま墓苑をその中心に据えられないかという発想のようにも見える。

  昭和天皇がA級戦犯の靖国神社への合祀(ごうし)に不快感を抱いていたことが明らかになった。それが参拝を中止した理由だった。合祀が持つ問題の深刻さが改めて浮き彫りになっている。

  A級戦犯の分祀という打開策と並んで、この墓苑拡充案が注目されることになりそうだ。

  戦没者をどう追悼するか、自民党内の意見は割れている。合祀にせよ分祀にせよ、あくまで靖国神社を「唯一の追悼施設」と考えていくのか。あるいは、別の施設を求めるか。墓苑の位置づけを玉虫色にしたまま拡大するのは、妥協策ではあるかもしれない。

  だが、今後の首相が、墓苑を事実上の追悼施設として受け止め、靖国神社とは距離を置く姿勢を明確にしない限り、解決にはならないだろう。

  位置づけをはっきりさせてこそ、外交的なメッセージにもなる。

  千鳥ケ淵墓苑に外国の首脳が訪問しないのは、単に狭く、不便なためだけではない。そのことを忘れてはならない。


>千鳥ケ淵墓苑に外国の首脳が訪問しないのは、単に狭く、不便なためだけではない。そのことを忘れてはならない。

靖国には外国の首脳が「訪問」しています。
その点を朝日はどう説明するのでしょうか?
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