朝鮮を笑う

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桃花郎

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2005/11/02 17:05 投稿番号: [114 / 2847]
朝鮮村の高句麗じいさまと百済ばあさまには子どもがいません。
ある日、じいさまは金剛山へ人参掘りへ、ばあさまは鴨緑江へキムチの材料を洗いに行きました(しっかり洗わないと変なものまで漬け込んでしまいますからね)。

ばあさまが白菜を洗っていると、川上から大きな桃がどんぶらこどんぶらこ、と流れてきました。ばあさまはそれを拾って家へ持って帰りました。

じいさまがバールのようなものを振って桃を割ると、元気な男の子が出てきました。喜んだ二人は、その子を「桃花郎」と名づけて大切に育てました。

成長した桃花郎は、ある日、じいさまとばあさまに言いました。
「朝鮮村のみんなを苦しめている鬼を退治にいくニダ」
たいそう喜んだ二人はせっせとキム団子をこしらえて送り出しました。

途中で出会った犬・雉・猿に、キム団子を強引に食らわせて「賠償汁!それがイヤなら服属するニダ」と脅して家来にしました。

行く先は鬼が島ですか?いえいえ、この世の中心といわれる鬼が原です。そこに鬼の皇帝がいるのです。

「覚悟しろ!鬼皇帝め!」
あ゛、返り討ちだ。あっけなくやられました。
「なかなかおもしろい奴アル。今日からオマエは朕の子分なるヨロシ」
「は、ははぁー」
「しかし、『桃花郎』という名前はおもしろくない(桃は不老長寿の仙果ですし)」
「は、ははぁー、桃じゃなく『すもも』、『李花郎』といたしまする」

すっかり鬼皇帝の子分になってしまった「桃花郎」あらため「李花郎」。もう鬼退治の必要もないなー、鬼が原の偉大な文化を享受してればいいなー、とばかり、子分にしていた雉と犬は食っちゃったのです。(猿は鬼皇帝との決戦時に白村孔という秘孔を衝かれて戦死しています)

ある日、急に鬼皇帝が言い出しました。
「東の海にある鬼が島には金銀財宝が溢れているらしい。オマエを先鋒として攻めとるアル。用意をしろ。急急如律令!」
「よろこんで!」
先ほどまでの勢いはどこへやら、鬼皇帝の足元に跪き、その発言のたびに三跪九叩頭を律儀にやっております。おや?いつの間にか服装も虎の皮パンツに替えていますね。

さて、東海へ乗り出したご一行。鬼が島に上陸しようとしますが抵抗を受けます。
そう、ここの島には、おそろしい「鬼石曼子」が住んでいたのです。頑強な抵抗にあって上陸できないまま、停泊するうちに船が浸水してきました。
「これはなにアルカ?」
「しっかり造ったのになぁ?あれ?板が10枚も余ってるニダ!」
「アイヤー」「アイゴー」
船は沈没、二人はどうにか泳いで帰り着くことができました。

さて、鬼が島の鬼石曼子は、逆に鬼が原に攻め込もうとして、朝鮮村で鬼皇帝と大喧嘩、結局島へ帰るのですが、李花郎は鬼皇帝とともに戦ったのに、子ども扱いされて無視されっぱなしなので拗ねてしまいました。

「鬼石曼子についたほうが大事にしてくれそうニダ。鬼石曼子ニム、子分にしてー」
鬼石曼子は、
「昔は付き合いのあった村の奴だし、あいつの子分だった猿は、うちの島出身だし、縁はあるわいな。子分じゃなく弟分ならいいだろう」
と承諾しました。

喜んだ「李花郎」は、
「鬼皇帝に押し付けられたこんな名前は嫌ニダ。兄貴みたいなカコイイ名前にしたいニダ。兄貴ぃー、いいでしょう?」
「ま、いいよ」
「やったー。今日からウリは『桃太郎』ニダ」

そして月日は流れ、鬼石曼子&桃太郎は赤鬼たちとの喧嘩に負け、手打ちの条件により兄弟の契りを解消したのです。
桃太郎は「桃太郎なんて鬼石曼子が押し付けた名前ニダ!」と言って、名前をさっさと「桃花郎」に戻してしまいした。そのくせ、今でも鬼石曼子にお駄賃をねだったり、構ってもらいたがっておりますが・・・
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