Re: 内閣総理大臣桂太郎の花押が違うね
投稿者: kikousidayo 投稿日時: 2006/05/17 00:13 投稿番号: [14248 / 18519]
一つの花押を長年月使用する場合に,花押の形が多少とも変化することは古くから見られる現象であり,改名その他の理由で花押を意識的に変えた事例も鎌倉時代に少なからずあったが,戦国・織豊時代の武士の間で,意識的な花押の変更が広く行われ,また一部の大名に,複数の花押を用途によって使い分ける印章類似の使用法が行われたのは,主として花押の模倣,盗用を予防するためであった。この時代の著しい花押変更の例に,足利義昭の6種,織田信長の8種,吉川広家の17種などがある。
(鶺鴒の花押で有名な伊達政宗は20数種を用いたと言われている。)
1873年維新政府は,人民相互の諸証書には爪印,花押等を用いず実印を用いるべきこと,実印なき証書は裁判上の証拠とならぬ旨の太政官布告を発して,ここに花押使用の長い歴史はほぼ終わった。のち,上記の太政官布告は廃止されて,花押を署記した証書も裁判上の証拠力をある程度認められることになったが,実生活の上で花押を用いる風は復活しなかった。ただ維新政府の大臣参議,各省の卿大輔等はなお時として公文書に花押を署記し,内閣制度発足後は大臣副署や閣議書類のサイン用に大臣が花押を用いるようになり,閣議書類については今日もその慣例が守られている。
平凡社『世界大百科事典』より
>「1905年1月12日内務次官から内閣書記官長への秘密公文」の解読には若干の遺漏がある。
上なるご指摘は、同意見である。
これは メッセージ 14244 (Am_I_AHO_1st さん)への返信です.
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