Re: 先ずは蔑みの文化について
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2009/07/01 01:35 投稿番号: [3085 / 3440]
>研究を率いたスウェーデン国立遺産局国家文化遺産委員会のキャロライン・アルツィニ氏は次のように語る。「今回の研究結果から、うつ伏せの死体に共通した傾向があることがわかった。こうした死者への否定的な扱いは、地域社会による制裁として行われており、死者が生前、社会的に受け入れられない常軌を逸した行動を取ったことを示している場合が多い。死者を卑しめる行為は、人間の精神の深いレベルに根ざした行動である可能性が高い」。
あれ?この手のいわば尋常ならざる葬礼は、尋常ならざる生を送ったか尋常ならざる死を遂げた故に怖れられ忌避される死者に対して行われることが多いってのは、東西を問わず民俗学上広く知られたもんだと思ってましたよ。東欧に広く見られる「吸血鬼」伝承も、本来は尋常ならざる生まれであるか死を遂げた人が対象ですしねぇ。日本でも夭折した(つまり天寿を全うしていない)者には釘を打って「二度と生まれてくるな」と言って墓地以外の場所に葬る慣習のある土地もありましたねぇ。
つか、解釈を単純にくくり過ぎジャマイカと。以下のような例もあると自ら認めているんだし。
>「うつ伏せでの埋葬は社会的地位に関連している場合もある。例えば、紀元前1150〜850年のものと見られるメキシコの墓地では、埋葬されていた80体のうち男性6体だけが座った状態、残りの74体はうつ伏せに葬られていた。おそらくは座った姿勢の死体が指導者的立場にいた人々で、ほかは社会的地位の低い人々だったのだろう」。
ま、面白い視点ではあるし、決して無益な研究にはならないと考えますが、これまで積み重ねられてきたはずの膨大な考古学的な考究や民俗学的な調査とも照合しつつ、妥当な線を模索しつつゆっくりと進んでほしいものです。
これは メッセージ 3081 (ricky_eto さん)への返信です.
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