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フジモリ元・ペルー大統領

投稿者: coreano_raza_infima 投稿日時: 2004/04/13 23:55 投稿番号: [6697 / 43168]
>南米に渡った日系人で一番の成功者はペルーのアルベルト・フジモリさんになりますかねえ

1990年当時の日本のA紙のペルー大統領選挙期間中の報道をいくつか。

(4月9日付の記事より抜粋)

ペルーの大統領選挙の投票が8日朝から始まった。選挙戦では最有力とされる人気作家の
マリオ・バルガス・リョサ氏の対抗馬として、日系2世の前国立農科大学長、
アルベルト・フジモリ氏が終盤になって急浮上、9日未明にも判明する開票結果が注目されている。
同大統領選は事前予想では小説「世界終末戦争」などで知られる作家で中道右派の政党連合
「民主戦線」のバルガス・リョサ氏の独走状態だったが、投票直前の各種世論調査で。それまで
事実上無名だった新しい政治集団「カンビオ(変化)90」のフジモリ氏の猛迫が明らかになった。
・・・・フジモリ氏は、熊本県出身の日本人移民の子として生まれ、現在51歳。国立農科大を
卒業し、1984−89年には同大学の学長を、87−89年にはペルー国立大学協会の会長を
務めた。国営テレビで政治番組のキャスターを経験したことはあるが、選挙戦では既成の政治家でない
点を売り物に、「正直・勤勉・誠実」のイメージを訴えた。日系ということで、日本からの経済的
援助増大への期待も人気を支えているとされるが、フジモリ氏自身は「私はペルー人。小さな
日系社会の指導者にはならない」としている。

(4月16日付の記事より一部抜粋)

南米ペルーの大統領選で急浮上し、人気作家のマリオ・バルガスリョサ氏との決戦投票に
臨むことになった日系2世の前国立農科大学長アルベルト・フジモリ氏は15日、リマ市の自宅で
朝日新聞に会見に応じ「圧倒的多数の国民は私を支持してくれるだろう」と当選に強い自信を
示した。・・・会見で同氏はまず、政治家としては無名に近い存在から、一躍、大統領選の
「台風の目」になった背景について、「バルガスリョサ氏は少数の有産階級に支えられ、国民から
遊離している。私も同じく改革を打ち出したが、一般の大衆は私を真の代表とみなしていると思う。
私を支持している政治集団「カンビオ(変化)90」はペルー史上、初めての国民全体を代表する
政党だ」と語った。・・・決選投票で同氏が勝てば、史上初の日系人大統領となるが、同氏は
この点について「立候補した時点では日系であることは意識しなかったが、私が日系であることが、
日本への期待に重なり、投票にプラスになったと思う。先祖が日本人なので、私は日本に
親密な感情を抱いているが、その友好的な感情はペルーの国民にもある。日本との間に
さらに実りある関係を築いていきたい」と語った。

(5月1日付の記事より一部抜粋)

・・・いまペルー国民はフジモリ氏がどんな政権構想、政策綱領を打ち出すか注目している。・・・
選挙の一ヶ月前には泡沫候補に等しい存在だった。それがいまや本命視されるにいたった。
「ツナミ(津波)」「フジモリ現象」という新語まではんらんし、新聞や週刊誌は「なぜ?」を
追っかけた。・・・・フジモリ氏が農民、都市の中小店主らこれまで切り捨てられてきた社会の
中流以下の層にキャンペーンを集中したのに対し、バルガスリョサ氏の方は支配的な階層である
白人系や富裕実業家の支援を受け「金持ちの利益を代表する人」とみられた。日系2世のフジモリ氏が
「正直、労働、技術」を標語にかかげて、経済大国日本のイメージを巧みにダブらせたことで、
当選すれば日本が多額の政府援助・投資をするとの期待感が高まったーーとの見方だ。
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