映画『あなたを忘れない』、韓国で公開
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/10/28 23:23 投稿番号: [40793 / 43168]
「わが子秀賢、忘れられたかと思っていたが…」(上)
「韓国よりも日本で先に公開されると聞いて、憂鬱な気持ちもありました。あれから7年がたち、わが子はもう完全に忘れられたかと思っていました。でも、試写会の会場に来た若者たちの顔を見ていると、そんな気持ちも変わりました。夢を果たすことのできなかった息子に代わって、この若者たちが自らの夢を果たしてくれることを望んでいます」
2001年、東京・新大久保駅で線路に転落した酔客を救助しようとして、電車にはねられ亡くなった韓国人留学生・李秀賢(イ・スヒョン)さんの母親は、こみ上げる涙を必死でこらえ、こう語った。李さんの実話を基にした映画『あなたを忘れない』の韓国での公開を前に、父親の李盛大(イ・ソンデ)さん(69)、母親の辛潤賛(シン・ユンチャン)さん(59)と、映画で李さんの役を演じたイ・テソン(23)が27日、一堂に会した。『あなたを忘れない』は2007年1月に日本で公開され、天皇・皇后両陛下が観覧するほど関心を集め、チケットの売れ行きも好調だった。
http://www.chosunonline.com/article/20081028000061
「わが子秀賢、忘れられたかと思っていたが…」(下)
映画『スーパースター・カム・サヨン』でデビューしたイ・テソンは、スポーツや音楽が好きだった李秀賢さんとよく似ている。濃いまゆ毛や話し方までもそっくりだ。イ・テソンを見つめていた李盛大さんが声をかけた。「このごろ、秀賢があまり夢の中に出てこなくなりました。夢に出てこなくなれば、いい場所に行ったというけれども…。映画の撮影が行われている間、テソンさんが息子のように見えました。撮影中にけがをしたらどうしようとハラハラしましたよ…」と。
『あなたを忘れない』は、李秀賢さんが大学に入ってから、異国で26歳の短い生涯を終えるまでの生き様を淡々と描いている。高麗大に在学中だった2000年、李さんは文化交流に関心を持ち日本へ渡り、元歌手の在日韓国人女性と出会った。登山が好きだった李さんの様子も映画の中でそのまま再現されている。「高校2‐3年生のころ、思春期だったせいなのか、わたしと秀賢はそれほど仲が良くありませんでした。ところがある日、わたしが神仏山(慶尚南道梁山市・蔚山市蔚州郡)に一人で行こうとしたとき、秀賢が突然“お父さん、一緒に行こう”と声をかけてくれたんです。映画の中にも出てくるが、あのときのことははっきり覚えています」と李盛大さんが語ったのに対し、イ・テソンはこう答えた。「あのシーンは、日本の観客たちも感動したようです。日本では父親と息子が一緒に入浴することもほとんどないそうです」と。
これこそ、映画が伝えんとする「家族愛」だ。親元を離れて約4年がたつというイ・テソンは、「(映画の中で)1年に数万枚もの写真を撮りましたが、自分はいつ両親と一緒に写真を撮ったのか、いつ一緒に食事をしたのかも思い出せません。映画の撮影に臨む中で、こうした小さな日常がどれほど貴重なものなのか、両親がそばにいるということがどれだけありがたいことかを思い知らされました」と話した。「わたしたちの息子です」「今や李さんご夫妻の息子になりました」。李さん夫妻とイ・テソンは、「息子」という単語を同時に口にしていた。誰に言わされるわけでもなく、ごく自然に。
崔宝允(チェ・ボユン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20081028000062
「韓国よりも日本で先に公開されると聞いて、憂鬱な気持ちもありました。あれから7年がたち、わが子はもう完全に忘れられたかと思っていました。でも、試写会の会場に来た若者たちの顔を見ていると、そんな気持ちも変わりました。夢を果たすことのできなかった息子に代わって、この若者たちが自らの夢を果たしてくれることを望んでいます」
2001年、東京・新大久保駅で線路に転落した酔客を救助しようとして、電車にはねられ亡くなった韓国人留学生・李秀賢(イ・スヒョン)さんの母親は、こみ上げる涙を必死でこらえ、こう語った。李さんの実話を基にした映画『あなたを忘れない』の韓国での公開を前に、父親の李盛大(イ・ソンデ)さん(69)、母親の辛潤賛(シン・ユンチャン)さん(59)と、映画で李さんの役を演じたイ・テソン(23)が27日、一堂に会した。『あなたを忘れない』は2007年1月に日本で公開され、天皇・皇后両陛下が観覧するほど関心を集め、チケットの売れ行きも好調だった。
http://www.chosunonline.com/article/20081028000061
「わが子秀賢、忘れられたかと思っていたが…」(下)
映画『スーパースター・カム・サヨン』でデビューしたイ・テソンは、スポーツや音楽が好きだった李秀賢さんとよく似ている。濃いまゆ毛や話し方までもそっくりだ。イ・テソンを見つめていた李盛大さんが声をかけた。「このごろ、秀賢があまり夢の中に出てこなくなりました。夢に出てこなくなれば、いい場所に行ったというけれども…。映画の撮影が行われている間、テソンさんが息子のように見えました。撮影中にけがをしたらどうしようとハラハラしましたよ…」と。
『あなたを忘れない』は、李秀賢さんが大学に入ってから、異国で26歳の短い生涯を終えるまでの生き様を淡々と描いている。高麗大に在学中だった2000年、李さんは文化交流に関心を持ち日本へ渡り、元歌手の在日韓国人女性と出会った。登山が好きだった李さんの様子も映画の中でそのまま再現されている。「高校2‐3年生のころ、思春期だったせいなのか、わたしと秀賢はそれほど仲が良くありませんでした。ところがある日、わたしが神仏山(慶尚南道梁山市・蔚山市蔚州郡)に一人で行こうとしたとき、秀賢が突然“お父さん、一緒に行こう”と声をかけてくれたんです。映画の中にも出てくるが、あのときのことははっきり覚えています」と李盛大さんが語ったのに対し、イ・テソンはこう答えた。「あのシーンは、日本の観客たちも感動したようです。日本では父親と息子が一緒に入浴することもほとんどないそうです」と。
これこそ、映画が伝えんとする「家族愛」だ。親元を離れて約4年がたつというイ・テソンは、「(映画の中で)1年に数万枚もの写真を撮りましたが、自分はいつ両親と一緒に写真を撮ったのか、いつ一緒に食事をしたのかも思い出せません。映画の撮影に臨む中で、こうした小さな日常がどれほど貴重なものなのか、両親がそばにいるということがどれだけありがたいことかを思い知らされました」と話した。「わたしたちの息子です」「今や李さんご夫妻の息子になりました」。李さん夫妻とイ・テソンは、「息子」という単語を同時に口にしていた。誰に言わされるわけでもなく、ごく自然に。
崔宝允(チェ・ボユン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20081028000062
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