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金子信雄で思い出した…

投稿者: honkytonk_2002_x 投稿日時: 2005/05/30 16:54 投稿番号: [26157 / 43168]
前にNHKアーカイヴスで、何十年も前の白黒ドラマ『平和屋さん』(当時、生放送したのを録画してあったもの)で、金子信雄が出ていました。
戦地から復員してきて、少し落ち着いた妻子持ちのサラリーマンという役で。(原作は遠藤周作の書き下ろし。)

戦地から帰ってきて何年か経ち、生活も落ち着いてきたのはいいものの、時折戦地に置き去りにしてきた戦友の霊に苛まれるという話。

ある日、彼の会社にある女性が就職面接に来ます。
なかなか好い人物なのですが、履歴書を見て引っかかった。
彼女の苗字を見て、「え? まさか、○○大将のお嬢さんですかな?」「ええ」

○○大将は「戦犯」として処刑された人でした。
会社は、世間体を恐れて、彼女を不採用にしました。

主人公(金子信雄)、会社側の人間としてなんとなく罪悪感を感じた。
そこで、その娘さんが住むアパートなどを紹介しようと、奔走します。

話の中に、選挙のシーンが出てきます。
「元大東亜相」という候補を押す町内会長(戦時中は竹槍訓練を指導した鬼警防団長)に相談します。
「え? ○○大将のお嬢さん? ダメダメ!! ○○大将は戦犯でしょう? そりゃムリですよ…」

また、自宅の部屋を誰かに賃貸ししてもいいというお婆さんに相談します。
「え? ○○大将のお嬢さん? お断りします! うちの息子はサイパンで戦死したんですよ! ○○大将に殺されたようなものです!」


さて、主人公(金子信雄)、ヘンに正義感を振りかざすというのではなく、始終「うーん、うーん…」と首を傾げます。
要するに、「分からないなあ…」ということ。


ちょっと分かり辛くてすみません。

結局ドラマでも結論は出さず、戦争のトラウマに苦しむ中年サラリーマンが感じる「矛盾」とでも言ったらいいのかな。

とにかく、そういうのがありました。

http://www.nhk.or.jp/archives/program/back0212.htm
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