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>心理作戦

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2005/10/13 09:25 投稿番号: [3001 / 7270]
>双子六兵衛の様にに徹底的な「夜襲・奇襲作戦」やったとか・・

山本周五郎ですね。隙を見て「ひとごろしー」ならぬ「アイゴー」の大合唱。

実は「三国演義」にそれと似た作戦があります。
劉備対曹操、漢中の争奪戦で、有利な地形を占める曹操軍の戦術的撤退を促すため、孔明が、曹操軍陣地のそばの山中に兵を派遣し、毎晩、銅鑼や鐘、太鼓を打ち鳴らさせる。
曹操軍は「夜襲か!」と飛び起きるが、敵影がどこにもない。これを3日だったか4日だったか繰り返すと、疲労した曹操軍は撤退した、と。

>仏、米も戦略上の優先順位が高くない戦いならば、撤退を促す「心理作戦」で「撃退」した???とか(我ながら、苦しい理屈だ。ゼイゼイ)

防戦しながら、小刻みに短距離の撤退を繰り返し、兵站切れと士気の低下(見たこともない東洋の『僻地』ですから)を狙う手もあります。ただ、それには朝鮮軍が決して潰走しないことが条件ですが。(これは難しいかも)

>ここで、朝鮮側が欧米の近代兵器を(朝鮮政府が)脅威と感じるだけの被害を受けていれば、近代国家としての「独立が果たせたかも」しれませんね。

残念ながらそうはいかないでしょう。
「小中華」を誇り、武を軽視する彼らにとって、軍事上の敗北は深刻な「敗北」ではないのです。
たとえて言うなら、成績オール5の優等生が、体育がからっきしできなくても「頭脳優秀な俺にとっては、脳みそ筋肉連中と張り合うことに意味はない」というようなものでしょうか。

彼らが「敗北」を噛みしめるには「文化」で衝撃を受けない限り無理なのでした。

やや話がずれますが、清(後金)に敗北した時の対応が興味深いです。
最初の丁卯の胡乱で負けていながら、性懲りもなく、なおも明朝への義理立てを主張しました。そのくせ、その復讐にとって現実に必要な軍備の整備は何もしない。口先だけの「義理」「名分」論を叫んでホルホルしていたのです。

そのせいで、2回目の丙子の胡乱では、当然清軍に一蹴され(朝鮮軍の総司令官が「敵は冬の間には来ない」と信じ込んで、冬の間徴兵・閲兵をほったらかしたり、避難所である江華島の司令官が真っ先に逃げ出したり、と情けない話も多いです)、清を皇帝、朝鮮を臣とする屈辱的な和議を結ぶことになりました。

ここに至ってようやく「敗北」を深刻に受け止めたのです。軍事ではなく、文化上の屈辱を味わったことで。
国王は「北伐」を標榜して、火縄銃を装備した「鳥銃隊」を整備するなど、本気で軍備拡張に乗り出します。
ですが、現実は滑稽です。清の要求でその部隊はロシアとの紛争に借り出されたのでした。
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