吉野作造先生が言うには・・・
投稿者: honto_gou 投稿日時: 2005/06/21 18:53 投稿番号: [2471 / 7270]
〈言うまでもなく、我が日本は東洋に於ては一番傑出したる民族である。この事は、いかに日本に反感を有する人といえども、認めなけれぽならない明白なる事実である。而してこの事たるや、実に我が国民の五十年間の努力奮闘の結果に出ずるものにして、その結果、どれだけ従来行われて居った民族的迷信を打破したか知れない。
従来白皙人種は、いわゆる文明は彼等の専有する所であり、有色人種は根本的に同一の文明を味い得ざるものと誤信して居った。而してこの五十年間に於ける日本の業績は、始めて彼等をしてこの迷信から目醒めしめた。同じような迷信は亦実に東洋民族自身もこれを有して居った。彼等は裹面何の言葉を以て白哲人種に対抗して居ったにしろ、心中竊かに、我はとうてい彼等に及ぶ能わずとの卑屈の考を有するもの多かったことは争われない。しかるにたまたま日本が、この間に卓然として異常の発達を遂げ、東洋民族の為に一大気焔を吐いたので、彼等は始めて有色人種の潜在的能力に我ながら驚嘆するに至った〉。
かくして日本の勃興は、どれだけ他の東洋諸民族を激励し自重せしめたか分らない。故に最近に於ける日本国運の隆盛は、西洋人に対してはその多年の迷信に対する警鐘であると同時に、長く惰眠を貪って居った東洋諸民族に対しては、確かに一個の福音であった。かくして東洋諸民族は、自ら日本を宗とするに至る。これに対して日本はまた実に彼等を啓発指導するの任を執らなければならないことになる。これ豈東洋の雄国としての我が日本の一大使命に非ずして何ぞ。
〈我が国はこの際ただ勢に任せて傲岸の態度を執り、殊にその貯えたる力を以て、他民族を圧倒するの態度に出でてはならない。我が国はむしろ我が国の今日まで造り得たる独特の文化の力を以て、彼等を率いんとすべきではないか。これ実に東方の経営に対する帝国最終の理想たるべくして、而してこれに成功することに依って、我等は始めて東洋問題の解決に根本的の成功を見たものということが出来るのである。これ予が文化問題を以て、我が東方経営上の重大問題の一つに算うる所以である〉。
▼吉野作造 中国・朝鮮論 108 〜 109頁
http://www.admin-man.net/modules/quote/index.php?ID=T80074013101&CHOICE=DIVP_SHOW&START_PAGE=108&LAST_PAGE=109
少しですが、吉野作造の文献化を進めています。それにしても、作造先生いいこと言ってます。これを書いたのは、大正七年(1918)です。翌年には、三・一運動、五・四運動が起きます。
白皙人種の有色人種に対する抜き難い侮蔑の念に対する憤りも伝わってきますが、日本が倣岸になってはならないとも説いてます。すこし背伸びをしているかもしれませんが、一等先進国としての自負と責任を当然の如く持っていたことが伺えます。
勿論、行き過ぎはいただけませんが、この気概が今の日本に一番足りないのかなと思えてなりません。
従来白皙人種は、いわゆる文明は彼等の専有する所であり、有色人種は根本的に同一の文明を味い得ざるものと誤信して居った。而してこの五十年間に於ける日本の業績は、始めて彼等をしてこの迷信から目醒めしめた。同じような迷信は亦実に東洋民族自身もこれを有して居った。彼等は裹面何の言葉を以て白哲人種に対抗して居ったにしろ、心中竊かに、我はとうてい彼等に及ぶ能わずとの卑屈の考を有するもの多かったことは争われない。しかるにたまたま日本が、この間に卓然として異常の発達を遂げ、東洋民族の為に一大気焔を吐いたので、彼等は始めて有色人種の潜在的能力に我ながら驚嘆するに至った〉。
かくして日本の勃興は、どれだけ他の東洋諸民族を激励し自重せしめたか分らない。故に最近に於ける日本国運の隆盛は、西洋人に対してはその多年の迷信に対する警鐘であると同時に、長く惰眠を貪って居った東洋諸民族に対しては、確かに一個の福音であった。かくして東洋諸民族は、自ら日本を宗とするに至る。これに対して日本はまた実に彼等を啓発指導するの任を執らなければならないことになる。これ豈東洋の雄国としての我が日本の一大使命に非ずして何ぞ。
〈我が国はこの際ただ勢に任せて傲岸の態度を執り、殊にその貯えたる力を以て、他民族を圧倒するの態度に出でてはならない。我が国はむしろ我が国の今日まで造り得たる独特の文化の力を以て、彼等を率いんとすべきではないか。これ実に東方の経営に対する帝国最終の理想たるべくして、而してこれに成功することに依って、我等は始めて東洋問題の解決に根本的の成功を見たものということが出来るのである。これ予が文化問題を以て、我が東方経営上の重大問題の一つに算うる所以である〉。
▼吉野作造 中国・朝鮮論 108 〜 109頁
http://www.admin-man.net/modules/quote/index.php?ID=T80074013101&CHOICE=DIVP_SHOW&START_PAGE=108&LAST_PAGE=109
少しですが、吉野作造の文献化を進めています。それにしても、作造先生いいこと言ってます。これを書いたのは、大正七年(1918)です。翌年には、三・一運動、五・四運動が起きます。
白皙人種の有色人種に対する抜き難い侮蔑の念に対する憤りも伝わってきますが、日本が倣岸になってはならないとも説いてます。すこし背伸びをしているかもしれませんが、一等先進国としての自負と責任を当然の如く持っていたことが伺えます。
勿論、行き過ぎはいただけませんが、この気概が今の日本に一番足りないのかなと思えてなりません。
これは メッセージ 1 (yusura_sdhk さん)への返信です.
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