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朝日新聞の大研究 ベトナム報道

投稿者: honto_gou 投稿日時: 2005/01/08 16:57 投稿番号: [1995 / 7270]
朝日新聞の大研究 第1部 朝日新聞の戦後責任 1 親共主義と反米体質 ベトナム報道

◎目的があるから共産側のテロは是認できるのか──稲垣

  ベトナム報道ですが、これは古森さんがベトナム戦争当時、ベトナムにいらっしゃったのでよくご存じと思います。

  一つの典型は、本多勝一氏の連載「戦争と民衆」です。これは一九六七(昭和四十二)年五月から十二月までの長い連載です。単行本『戦場の村』として出版されましたが、米軍や南ベトナム政府軍の残虐行為や虐殺を克明に描写し、非難する。しかし北ベトナム軍や解放戦線のそれについては、ほとんど触れていません。しかも共産側のテロは「目的が明白なテロであって、無差別とは意味が違う」というのです。目的があればテロもいいのか、ということになります。「ビンラディン氏」は世界貿易センタービルへの自爆攻撃という「無差別」テロをやらせたが、あれも「自由で開放的な社会システムの破壊」という「明白な目的」があるからいい、となります。

  本多氏をはじめとする朝日の報道姿勢は、南ベトナム解放戦線が北ベトナムの指令で組織され、その北ベトナムから持ち込まれた武器で蜂起したという事実には目をつぶっているのです。

  ベトナム戦争が事実上終結した一九七五(昭和五十)年五月一日付の朝日新聞は、一面に〈敗退した大国主義〉と題する朝日外報部長・中島博氏の解説を載せ、二、三面の座談会では〈本質は民族運動/新植民地主義の破綻〉、六面では〈民族主義に敗れた大国〉とアメリカを評しています。

  こうして、あたかも民族主義者の闘争であるように粉飾しています。これは当時の進歩的文化人、『世界』などに拠っていた進歩的文化人の共通認識だったわけです。

  ベトナム戦争というのは、『「悪魔祓い」の戦後史』(文藝春秋社〉でも書きましたが、大体、三期にわたって変質しています。

  『戦場の村』に戻りますが、解放戦線とそれを指導する北ベトナムの暗黒面には頬かむりしています。

  本多氏は、その次に北ベトナムに行って、『北爆の下』を書きました。しかし、たとえばゲアン省の有名な蜂起で何万人か虐殺されましたが、そういうことについては一言も触れていない。要するにここでも完全な二重基準を行使していたということです。

  一期はまず最初にベトミンのフランスからの独立闘争、これはホー・チ・ミンが主導して共産主義的要素もあったけれども、民族解放戦争の要素も強かった。第二期は、南北に分離してから後のいわゆる民族解放戦線の闘争で、かなり北側の指示・指令が強くなります。

  三期目はパリ協定以後、米軍が撤兵してから、北がいままで南ベトナムの「解放勢力」に偽装していたのがあからさまに正面に出てきたという、その三つの変質があるんですよ。そういうことについて、朝日もいわゆる進歩的文化人連中も認識していないのです。これは非常に問題です。

http://devs.data-room.info/cgi-perl/bunken/serv.cgi?CHOICE=ALL&ID=4000000100020050

・・・

  お馴染み、「朝日新聞の大研究」です。テキスト化を途中で止めていましたが、再開しましたのでご利用ください。

「朝日新聞の大研究」を読めば、朝日新聞を読むのが100倍楽しくなる・・・かもしれない(笑
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