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97で今日は終わり

投稿者: konominookasi 投稿日時: 2004/06/13 21:17 投稿番号: [1273 / 7270]
送りがなが、ずいぶん違うんですね。
でも、これを読んでると、世界は昔も今もやってることはあんまし変わってないね。ここ97も「支那」を「イラク」とかにすると意味通じそう。

せんとするには、まずこの野心を放擲せねばならぬ。支那人自身では満州の開発は出来ないとか、又は日本がこれを統治した方が実際支那人の幸福になるなどというような議論は、少くとも支那民族の心理を無視した議論であって、又我国の平和的発展を禍する議論である。政治的独立とか、国家的体面とかいう問題は、民族の感情に深き根底を有するもので、物質的生活の利害の打算には拘らざるものである。
殊に最近の支那の民心の傾向はこれらの方面については最も神経を過敏ならしめて居る。これ一つには我日本の勃興に刺激され、殊に満州の地は一方に朝鮮を通じて、一方は関東州満鉄附属地によって、絶えず強力なる日本の圧迫を感じて居るが如き外観を呈するからであろう。會つて第一革命(一九一〇年の辛亥革命)の当時、南方の革命派は、袁世凱の言いふらした日露協約して満蒙分割の野心ありとの浮説に動いて、敢て北方の妥協に応じて革命の目的を半途にして捨てたことがある。今度の革命でも満州に於ける日本の野心という流説は、いかに南方革命派の鋭鋒を鈍らしたか分らない。今日南方の革命派は、頻りに日本の好意に便らんとして居りながら、一方に於て彼等の間に、最近殊に『韓国痛史』とか『安重根先生伝』なんど云う本が盛んに読まれて居るのは、支那の時局を観察するものの見遁してはならぬ面白い現象である。革命運動に熱中するも、朝鮮の運命に同情して同胞を警戒せんとするも、皆これ愛国の至情より生れ来るものである。安重根(一九〇九年、ハルピンで伊藤博文を暗殺)の伝をもてはやすは必ずしも日本を難ずるの意ではなかろうが、ただ忘びゆく故国の為に一矢報いたるその壮烈の義に同情して、同胞の愛国心を喚び起さんとするのであろう。狂熱的ではあるが、ともかく愛国心の勃興は現代の支那を論ずる者の見遁し能わざるところである。したがって現代の支那の民心は、一面から言えば領土の保全、主権の独立を主張し、他の一面から言えば、外権の進入に対する強烈なる反抗を喚
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