アメーバ=chousenunzaridayo2
投稿者: kusotaka 投稿日時: 2001/05/25 06:45 投稿番号: [4924 / 35788]
肉質虫綱アメーバ目Amoebidaに属する原生動物の総称。淡水,海水,湿土中,コケ類
の上,または動物の消化管に寄生するなど地球上に広く分布する。
体は 1 個の細胞からなり,外側はプラスマレンマplasma lemmaという薄い膜で包ま
れる。体の原形質は等質で透明な外質と,顆粒 (かりゆう) が多く流動性のある内質
とに区別される。内質には核,収縮胞,食胞,ミトコンドリアなどを含む。 仮足(か
そく) をだして運動するが,その際は体の後方の外質のゲルがゾル化して内質流とな
り,体の前方に向かって流動し,先端部のプラスマレンマが前方に膨らむ。ここで左
右に分かれた内質流が膜のすぐ下でゲル化して外質になる。前方へ流出した内質は後
端部のゲルがゾルに変化して補われる。このような原形質の流動によって細胞全体が
前方に移動できるし,仮足によって細菌,原生動物や藻類などを体内に取り入れ消化
することができる。共生細菌や藻を体内にもっている種類もある。生殖はふつう二分
裂や多分裂で増えるが,有性生殖をする種類もある。
オオアメーバAmoeba proteus( イラスト )は大型で,体長 0.4 〜 0.6mmにな
り,前方に数個の太くて長い仮足をだしてシカの角のような形になり,体の表面に隆
起した縦の筋をもつ。 ナメクジアメーバAmoeba limaxは小型 (0.03 〜 0.04mm)
で棒状にのび,後端には小さな突起がある。病原性の赤痢アメーバEntamoeba
histolyticaは人間の大腸壁組織内に寄生して潰瘍を形成する。ふつう 0.02 〜
0.03mmと小さい。このアメーバは細菌のほかに赤血球を捕食する。なお,広義には有
殻アメーバ目 Arcellinida に属する原生動物や動植物の細胞でアメーバ状の時期の
ものも含む。 有殻アメーバはキチン質やケイ質の殻をつくり,基部に開いている穴か
ら仮足をだして運動したり品⊿をとる。有殻アメーバ類のナベカムリArcella
vulgaris( イラスト )は,おわんをふせたような殻 (直径 0.1 〜 0.15mm) をも
ち,下面中央に開く穴から数本の仮足をだして移動する。殻の表面には多くの卵形の
浅いくぼみがある。
アメーバ類は細胞学や生理学の実験材料によく利用される。わらや枯草を水の中に
入れておき,少し色づいてきた水を顕微鏡で見ると観察できる。
これは メッセージ 4921 (zapan_dameda さん)への返信です.
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