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イチロー、シアトルの夜を変える

投稿者: mc236_rm 投稿日時: 2001/05/19 04:00 投稿番号: [5548 / 203793]
  《マリナーズ・イチロー外野手がシアトル市民の夜の過ごし方を変えた!?》

  地元紙「シアトル・ポスト・インテリジェンサー紙」のコラムニスト、アート・シールさんがこんな一文を寄せている。

  チームメートのダン・ウィルソン捕手は「イチローというのは打っても守っても、走っても、とにかく見て楽しい。エキサイティングだ」と話しているが、これはシアトルの茶の間のファンも同じのようだ。

  《例えば、主婦は食事を作る手を休めて、テレビにくぎ付けになる。夫は、チャンネル・サーフィン(局から局へ移る)をやめる。球場では、ビールを抱えたファンが大急ぎで席に戻る。すべてはイチローの“内野ゴロ”を見るため。これはマリナーズが結成されてから25年間で初めてのことだ》

  やや、飛躍した書き方だが、普通の打者なら絶対にアウトになる内野ゴロをセーフにしてしまうイチローの足に、だれもが驚異の目を向けているのだ。

  一昨年のマグワイアvsソーサの壮絶な本塁打競争に象徴されるように、メジャーのファンは豪快な本塁打に酔ってきた。だが、イチローのスリル満点のゴロと相手チームの内野手の必死の守備、間一髪のタイミングとなる一塁ベース上での“格闘”は大きな見ものの1つになってきた。

  イチローがファンを引き付けるのは、これだけではない。

  《ブルージェイズ戦でのことだ。相手投手の内角低めのスライダーに見事に空振りして、ボールカウント2−0と追い込まれた。おそらくイチローがアメリカに来て、最もみっともないスイングだったろう。

  ところが、この次の球、全く同じ内角低めのスライダーを今度は見事にヒット、何と三塁打にしてしまった。

  技術の高さに加えてパワーもある。まるでタイガー・ウッズの2番アイアンを見るようだった》とシール記者。

  《難しい球を1球見ただけで攻略法を見つけてしまうイチローとは、まるで精密なコンピューターそっくり。メジャー屈指のインテリジェントな打者だ》と絶賛。

  《マリナーズで戦い、スーパースターの名を欲しいままにした左腕、ランディー・ジョンソン、ケン・グリフィーJr.、アレックス・ロドリゲスの域に、わずか2カ月で達してしまった》と結んだ。

  日本でテレビにくぎ付けになっているファンの気持ちも同じだ。


[夕刊フジ2001年05月18日]
http://news.yahoo.co.jp/headlines/fuj/010518/spo/12140000_fujispo030.html
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