今年の芥川賞受賞の2作を読んで
投稿者: jalopy2005 投稿日時: 2011/03/01 23:15 投稿番号: [202147 / 203793]
「苦役列車」が面白そうで、久しぶりに文芸春秋を買ったんだが、
あんま面白くなかったな。
中卒らしく素朴で荒々しい文体を期待したんだが、思いっきり文学作品っぽい文体、
文芸作品でしか使われない語彙や表現。ずいぶん本を読んでるな、このおっさん。がんばってるな。
も一回いうけど、中卒の日雇い人夫らしく、平易な言葉と素朴な表現による飾り気のない文章を書いてほしかったな。残念!
内容もあんま面白くなかったけど、中卒日雇い人足の男と、専門学校生&その彼女である女子大生という
互いに生きる土壌がまるっきり違う者どうしの組み合わせが新鮮で、この作における核だね。
日本は身分社会であり階級社会である。そやさかい中卒日雇い土方と女子大生(しかもKO大)との接点は先ずない。
いや、ちょいと待ちなはれ。デリヘルでその二人が遭えるかも。その可能性、大アリだな。
主人公の中卒が女子大生に「あんたの友達紹介しいや」と頼んだり、「彼と週一回しか会うてへんのんか。ほんなら、会うてない日はオナニしてるやろ」とか毒づいたりの件はインパクトがあったな。
下層人間の上流社会に対する憧れ、羨望、ひん曲がった感情・・・
上流と下層の棲み分けが巧くできている。よって、互いに交流する接点はない。ていうか互いに関係が断絶されてる。
でも、デリヘルでは両者が文字通り合体することもある。人生はなんて素晴らしいんだ。ここで一曲を聴こう。
http://www.youtube.com/watch?v=dhdLJ1fv7L8もう一作、慶応大学院の女が書いたヤツ。
これは、もう、超常現象あり、夢と現実の境の曖昧さあり、年上女と年下の女の子との思い出を描いた叙情的な世界あり。
とにかく纏まりのない、気の向くまま、気ままになんでも書いてるって感じ。
難しい言葉というか、日常では絶対使わない言葉を使いすぎやし、文体もほんま読みづらい。
何かか惹きつけるようなトコロがまるでナイ。ナイナイ、鶴光のオ〜ルナイニッポン。わんばんこ、鶴光でおま。
最悪というか、チョーつまんない
、どうでもいいこと、もののオンパレ〜ド。ゼニかえせ、この野郎。
芥川龍之介の飾り気のない流れるような淡々とした、それでいて格調の高い文章を読んでみろちゅうねん。
芥川は日本語の良さを最大限に活用し、その日本語を輝かしいものに仕上げた人である。
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