なぜ韓国人は、嫌われるのか?

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日韓関係にひそむ危険な「純愛幻想」

投稿者: tenkuu8 投稿日時: 2005/04/06 23:09 投稿番号: [177704 / 203793]
連載コラム

日韓関係にひそむ危険な「純愛幻想」

ひとときの恋心より現実に根ざした戦略的外交を

ピーター・タスカ(ファイナンシャルアナリスト)http://otd7.jbbs.livedoor.jp/784348/bbs_plain?base=7545&range=1


  国家間の戦略的関係と男女関係には、共通点がある。長期的に安定した関係を築くには、ひとときの恋心より現実を重視したほうがいいということだ。
  『冬のソナタ』に夢中になった日本の独身女性のなかには、高額な仲介料を払って韓国人男性と「お見合い」する人までいるという。もっとも、ソウルで待っているのは典型的な韓国文化の産物――ハンサムで知的ではあるが、男性優位の儒教の教えを信奉している男性だ。癒やし系のヨン様とのギャップは「雑炊とユッケジャン」の違いくらい大きく、夢破れた女性たちは日本に戻っていく。
  今後数年間で、日韓関係にも似たようなことが起きるだろう。貿易量は増え、ポップカルチャーの分野では一時的なブームも生まれるだろうが、いずれも戦略的権益をめぐる根本的な違いを乗り越えるには不十分だ。そして、満たされない欲望が嫉妬へと姿を変えるように、両国間の軋轢はますます深くなる。

誠実な謝罪も役に立たない

  まず問題になるのは安全保障だ。韓国はもはや北朝鮮を脅威とみなしていないし、日本の拉致問題に対する興味はゼロ。北に圧力をかけるどころか、核保有すら容認する覚悟をしている。これでは、たとえ6カ国協議が再開されたところで、進展は見込めない。大局的にみれば、韓国の現政権は同盟関係の重点をアメリカから中国へ転換しつつある。
  二つ目の衝突の火ダネは産業だ。韓国は世界で唯一、日本経済をモデルにした国。その結果、両国間には造船や鉄鋼、家電など輸出セクターの要となる分野で熾烈な競争が生まれた。対照的に、中国やアメリカと日本の産業構造はかなり違うため、共通の利益を追求できる。日本企業がマイクロソフトやボーイング、スターバックスといったアメリカの巨大企業や、中国の主要輸出品である低付加価値の組み立て製品と競合することはない。
  韓国の競争力を象徴するサムスン電子の純利益は1兆円。株式時価総額は東芝や日立、富士通を合わせてもかなわない。液晶ディスプレイなどかつて日本企業の「お家芸」だった分野でも、すっかり優位を奪ってしまった。
  サムソンの隆盛とソニーの凋落が同時に起きたのは、偶然ではない。事実、世界一のエレクトロニクス企業にのし上がったサムスンの勢いは、独りよがりで近視眼的だった欧米企業を追い落とした40年前のソニーによく似ている。
  では、日本が誠意をもって過去の過ちをわびれば、韓国、さらには中国との関係が改善するのか。そうした考え方は、因果関係を見誤っている。歴史が戦略的緊張を生み出すのではなく、現在の戦略的緊張が歴史問題を生み出すのだ。
  イタリアがファシスト政権下の侵略行為について、エチオピアから謝罪を迫られたことはない。ヨーロッパ史上有数の残虐な侵略者だったナポレオンを称賛するフランスの教科書を、スペインが非難することもない。戦略的な緊張関係がないから、歴史問題も存在しないのだ。

理想的な「同盟国」はどこ?

  しかし、日韓の緊張関係は今後も消えることはないだろう。だから日本がどんな対応をしようと、両国間の過去は脈々と存在し続ける。
  いずれ朝鮮半島が再統一されれば、その推定総人口は7000万人。日本の出生率が上がらないかぎり、今世紀末には日本の人口と大差なくなる。そのころ、韓国の産業はどうなっているだろう。誰が核兵器をコントロールし、どこに照準を合わせているだろう。
  日本が周辺国のどこかと関係改善を望むのなら、戦略上重要な同盟国になりそうな相手を選んだほうがいい。経済的利害をめぐって直接ぶつかり合うことがなく、中国の言いなりにならない国となれば、候補は一つしかない。
  日本のテレビ局は『冬のソナタ』に代わる感動ドラマを自前で制作すべきだ。ドラマの舞台はもちろん――モスクワだ。
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